記事タイトルだけで、お姉さまの出番ですね。

 

「やっぱり、令和の顔はアタシで決まり!」(※)お姉さまのお言葉です。

COVER+OBI

うなずいたアナタはこちらをクリック!

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ちなみに5日、「FRONT JAPAN 桜」をやってきました。

共演は久しぶりに sayaさん。

ご覧になりたい方はこちら。

 

なかなか完成しなかったアルバム『MIRACLE』、

ようやくリリースされましたが

本来、収録されるはずだった私の曲2つが

諸般の事情により

土壇場で入らなくなったという

重大な背信行為が発覚。

本人も詫びておりました。

 

桜署で取り調べを受ける saya容疑者【要出典】。

 

まあ、そのうち収録されるでしょう。

 

なお番組中、

元禄時代の天皇について

「記憶が正しければ清和天皇」などと申しましたが、

正しくは東山天皇です。

失礼しましたm(_ _)m。

 

とはいえ面白かったのは

菅義偉官房長官が5月に訪米、

ペンス副大統領と会談するというニュースに関連して

こんなコメントが来たこと。

 

拉致問題を軽く見るな。

 

軽く見るな?

誰が軽く見たというのかね。

 

2月の米朝会談が物別れに終わり、

今後の展望もハッキリしない以上、

官房長官がペンス副大統領と会おうが

拉致問題の進展は期待しえないだろうと言ったのですぞ、私は。

 

これのどこをどう解釈すると

私が拉致問題を軽く見ていることになるのか。

 

それともこの人物にとって

「拉致問題を重く見る」というのは

シビアな現実から目をそむけて

全員帰国への展望が開けつつあると

ひたすら信じようとすることなのかな?

 

いよっ、認知的不協和大賞!!

 

「どんな英知にも限界があるが、愚かさときた日には底なしだ」(Ⓒ小デュマ)

 

さて。

新自由主義やグローバリズムに対抗するうえでは

階級対立、

ないし階級闘争の視点が重要になってくるのではないかというのが

今年の私の関心事のひとつ。

 

理由は簡単、

新自由主義もグローバリズムも

格差拡大をうながすからです。

 

だからというわけではありませんが

表現者クライテリオンの姿勢も

最近、新左翼じみてきている

 

詳細は本年1月14日の記事

「ヨーロッパの状況は

『階級対立』を考えに入れないかぎり把握できないのではないか。」

2月2日の記事

「日本の自死、または保守派の議論が妙に新左翼じみてきたことについて」

をご覧いただきたいのですが

こんなニュースが飛び込んできました。

 

「1日の生活費677円」大学生の仕送りが過去最低に」

(FNNプライムオンライン、3日配信)

 

1990年度には、1日あたり2460円だった下宿生の1日あたりの生活費。

28年後の2018年度には、1783円も下がって

677円と過去最低となったことが、東京私大教連の調査でわかった。

 

3日午後、家計負担調査の記者発表に臨んだ私大助成部長の平林宣和さんは、

「私大生を抱える家庭の負担は、

もはや限界にきているということが明らかになっている」と述べた。

元の記事はこちら

 

それによると

まず毎月の仕送り額自体が

1994年度には12万4900円だったのにたいし

2018年度には8万3100円

なんと34%低下。

 

ところが家賃は上がっているのか

仕送り額に占める家賃の割合は

1990年度が39.6%だったのに

2018年度は75.6%

なんと91%増!!

 

24年間の変化(仕送り額)と

28年間の変化(家賃の割合)を

単純に比較はできないとしても

1日あたりの生活費が72.5%減となるのが

納得される数字ではありませんか。

 

記事で紹介されている学生の声も

1日の食費は200円ほどです。がんばります。

とか

1食にかけられるお金は、高くても500円とかそのくらい。

僕も(1日)2食とかでやってるので。

とか

冷蔵庫、スカスカなんですけど。

焼きそばは安くて、自分で焼いて、100円で3食食べられる

といったもの。

 

最後のコメントをした学生は

偏った食生活のあげく味覚障害みたいになったこともあるそうです。

 

食生活がこれだから

当然、バイトをしなければやってゆけない。

1980年代、

大学がレジャーランドなどと呼ばれたころは

バイトは遊ぶ金を稼ぐためのものでしたが

今や生活するために不可欠なものとなっているのです。

 

奨学金による破産もすっかり当たり前になりましたし

女子学生の場合、

最もコスパの良い(=勉強に集中できる)バイトは風俗である

というのも良く知られた話。

 

これで先進国と言えるんですかね?

次代を担う若者の生活ぶりがこれでは

令和日本は再生なんてしませんよ。

 

・・・こう書くと

若者は昔から貧しかった、貧しいからがんばったのだ

などという人がいるかも知れません。

しかし早稲田大学の橋本健二教授

現在のわが国では格差が固定化した結果、

どう頑張っても貧困から抜け出せない

アンダークラス(下層民)が生まれているとして

こう反論します。

 

たしかに、貧しい若者は昔からいた。

しかし彼ら・彼女らはほとんどが正社員だったから、

まじめに働いていればやがて貧困から抜け出せるという希望があった。

だから、貧しくても結婚し子どもを産み育てることができたのである。

ところが現代の若いアンダークラスは、

貧困から脱出する見込みもなく、

現在の低賃金の仕事すらいつ失うか分からない境遇に置かれている。

元の記事はこちら。

 

橋本教授によれば

アンダークラスの平均年収は186万円。

貧困率は38.7%(女性では50%以上)。

男性では66.4%が未婚。

女性の43.9%は配偶者と離別、または死別。

25%は健康状態が良くないと自覚しており、

20%は心の病気を経験したことがあります。

 

ならば、そんな人々はどれくらいいるのか?

約930万人、または就業人口の14.9%!!!

 

このお姉さんも、ひょっとして・・・

 

これらの人々が歳を取って

生活保護を受けるとなったら

社会保障費はどうなると思いますか?

 

逆に自己責任として切り捨てたら

日本の治安はどうなると思いますか?

 

しかも橋本教授はこう続けます。

 

格差の大きい社会は、格差が固定化しやすい社会でもある。

つまり、豊かな親のもとに生まれた人々は自分も豊かになり、

貧しい親のもとに生まれた人々は自分も貧しくなるというように、

格差が世代を超えて固定化しやすい社会である。

 

と・こ・ろ・が。

 

アンダークラスは、経済的に苦しいために子どもを産み育てることが難しい。

しかしアンダークラスが、現代資本主義社会に不可欠の存在である以上、

他のどれかの階級の親のもとに生まれた子どもたちが、

アンダークラスに転落するしかないのである。

 

要するに社会全体が

底辺に落ちないための椅子取りゲーム状態になるのです。

FNNプライムが紹介した学生たちも

このゲームで負け組にならないよう

食うものも食わずに頑張っているのですよ。

 

これで何が日本再生。

革命が起きないのが不思議なくらいじゃないですか。

 

現に4月末からの新天皇即位記念10連休をめぐっても

こんな記事があるのです。

 

時給や日給で働く非正規労働者にとっては

収入の大幅な減少につながりかねず、

「改めて正規雇用との格差を痛感する」との切実な声も。

労働組合も企業側に待遇改善を求めている。

元の記事はこちら

 

兵庫県のIT関連企業で派遣として働く

シングルマザーの女性は

10連休の間も働ける

短期のバイトを探しているとのこと。

いわく。

 

連休で収入が10万円近く減ってしまう。

世の中は浮かれているけど、今から憂鬱(ゆううつ)です…

 

子どもたちをどこにも連れて行けずにつらい思いをさせてしまうが、

食べていくためには仕方がない。

 

日本郵政の非正規社員らでつくる

「郵政産業労働者ユニオン」は3月、

待遇改善を求めてストライキを行ったとのこと。

参加者いわく。

 

(5月2日は出勤するが)給料が大幅に減る状況に変わりはない。

 

月収の3分の1近くがなくなる仲間も多い。

(10連休は特例法で決まったが)

月給で働く人を前提にしたような法律は疑問だ。

 

そして記事はこう続きます。

旅行サイト大手エクスペディア・ジャパンが昨年秋、

「20~50代の社会人経験のある男女」を対象に意識調査を実施したところ、

10連休を「うれしい」としたのは54%で、

「うれしくない」の46%と回答が分かれた。

 

「うれしくない」と答えた人には

医師・弁護士・会計士など

比較的収入の多そうな人も混じっていましたが

あとは「主婦・主夫」、

「パート・アルバイト」などが目立ったとのこと。

 

わが国でも着実に

階級対立が深刻化しているのではないでしょうか。

 

にもかかわらず政府は

逆累進性をもった消費税の税率引き上げについて

少なくとも現時点では予定通り行う方針。

 

 

日本再生など安易に語るべからず。

これが本日の結論であります。

 

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ではでは♬(^_^)♬