昨日の記事

「ブーメランをあげつらうというブーメラン」では

稲田防相のWW答弁問題をめぐる

某新聞の配信記事を取り上げました。

 

で、当該記事が

現政権のあり方を弁護する口実さえ見つけることができれば

スーダンの自衛隊部隊がどうなろうと知ったことではない

というトンデモ発想の産物であること、

および

民進党の政権担当能力のなさをあげつらうことに固執するあまり

現内閣にも政権担当能力がないことを、ついついバラしてしまう

という

強弁と自滅のサンバ状態Ⓒ

に陥っていることを指摘したわけですが・・・

 

思考停止に陥った者に限って、

「劣っている敵」を自己正当化の道具に使わずにいられず、

ゆえに当の敵に心理的に依存、自滅の道をたどる

という「思考停止と自滅をめぐる平松禎史テーゼ」

左翼・リベラルにも当てはまるようです。

 

というのもですな。

 

2月16日の記事

「売国と亡国のサンバ または左翼・リベラルの移民反対論」

をご記憶でしょうか。

ここで私は、ある生命倫理・ホロコースト研究者

次のようなツイートを取り上げました。

 

南スーダンPKO日報に「戦闘」と記してあるが、

稲田氏は「憲法9条があるので戦闘行為ではなく衝突だった」と呆れる答弁。

今朝の朝日はそれを擁護する記事が。

「苦しい答弁の背景には憲法9条下で自衛隊の海外活動を広げることのむつかしさがある」と。

いつから朝日は安倍政権弁護新聞になったのだ。

 

この生命倫理・ホロコースト研究者さん、

朝日が安倍政権を弁護していると怒っていますが

私はむしろ逆ではないか? と思ったわけです。

 

稲田防相は改憲論者のはずですが、

もし本当に現行憲法、とくに9条などどうでもいいと思っていたら

9条との兼ね合いで問題になるから、「戦闘」と言わずに「衝突」と言った

なんてWW答弁をやらかすわけがない。

 

つまりこれは、

防相が9条擁護の論理にしっかり取り込まれた

ことの表れなのです。

いいかえれば、安倍政権のほうが朝日の立場を弁護しているのですよ。

 

そんなわけで

護憲派の左翼・リベラルは、改憲派保守の発想に入り込み、

その言動を支配する偉業をなしとげた

という趣旨のツイートをしたのですが・・・

 

なんと左翼・リベラルとおぼしい方から

これにたいする反発が寄せられたのです。

 

\(^O^)/\(^O^)/何で?\(^O^)/\(^O^)/

 

私は護憲派の左翼・リベラルが偉業をなしとげたと言ったのですぞ。

だいたい、もしそうでないとしたら

逆に安倍政権のほうが、朝日新聞を飼い慣らすという偉業をなしとげたことになる。

 

W(^_^)朝日の右傾化より、安倍政権の左傾化のほうが気に入らないとは

いったい、どういう左翼・リベラルだ?(^_^)W

 

・・・賢明なるブログ読者のみなさまには

なぜこういうことになるのか、そのメカニズムは自明でしょう。

 

私のツイートに反発した人は

平松さんの表現にならえば

安倍政権だから劣ってる

安倍政権は間違っているに違いない

安倍政権だったら、どんな攻撃をしても許される

安倍政権が褒めるものは間違っている

という固定観念に陥っているわけです。

 

つまりは

安倍政権に頼り自分で考えない空気

にどっぷりハマっているのですが、

その安倍政権(の閣僚)が9条擁護につながる発言をしたとなれば、どうなるか。

 

そうです。

安倍政権が褒めるものは間違っている

という法則(?)にしたがい、

憲法9条も間違っていることになるのです!

 

反発するのも無理からぬ話ですが、

これは何を意味するか。

 

そうです。

現政権は口先でナショナリズムや愛国心を唱えつつ

実際には戦後レジームを墨守するという二枚舌を展開するだけで

安倍政権否定を自己正当化の道具に使わずにはいられない左翼・リベラルを

衰退・没落へと追いやることができるのです!!

 

なるほど、左翼・リベラルが壊滅状態と言われ

絶滅が危惧されるわけだ。

だとしても。

 

\(^O^)/保守が戦後レジームを否定するのならまだしも、

ひそかに墨守するだけで壊滅状態に陥るとは

いったい、どういう左翼・リベラルだ?? \(^O^)/

 

だ・か・ら、

『右の売国、左の亡国』というのですよ。

ではでは♬(^_^)♬

 

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