令和も最初から盛り上がるぞ!

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まずはみなさんお楽しみの認知的不協和大賞から。

今回はやはりこれだ!

 

佐藤さんは大阪での現象、全くわかっていないですね。

大阪維新の選挙が強引とは勉強し直せば如何ですか?

民度の高い大阪府民からバカにされますよ。

コメントが寄せられたのはこちら。

 

このコメントの何がすごいか。

ずばり、主体性がみごとに皆無というところ。

面白いから列挙していきましょう。

 

1)ならば大阪での現象は具体的に何なのか。

「全くわかっていない」と言ったからには、コメント主は分かっているか、

少なくとも分かっているつもりでいるはずだが、

それについては何も書いていない。

 

2)私は大阪での選挙結果について

「改革継続という現状維持の選択」と評した。

それを「わかっていない」と言ったからには

このコメント主、

知事と市長の双方で、事実上の現職が勝っても現状維持ではなく、

大阪都構想が勢いづいても改革継続ではないと思っているらしい。

いかなる発想に従えば、そのような珍妙な理屈が成立するのか

じつに興味のわくところだが

それは何も書いていない。

 

3)現職の市長と府知事がともに任期途中で辞職、

それぞれ相手のポストに立候補するという出馬の経緯は

普通に考えるかぎり明らかに強引である。

それがなぜ強引でないと思えるのか、

これまた、じつに興味のわくところだが

例によって何も書いていない。

 

ハッキリ言ってしまいましょう。

この人物、

私の見解が正しいと分かっているに違いない。

しかし、どういうひねくれた理由があるのかは知らないが、

どうしてもそれを認めたくない(何より自分自身にたいして!)。

そこで、何やら高飛車ふうな言葉遣いで負け惜しみをせいいっぱい並べた。

要はそういう恥さらしな話でしょう。

 

嘲笑を抑えきれない sayaさん。(※)個人の笑いです。

 

むろん、この手の人物は

お前があげつらっていることは

あまりに当たり前だから書かなかったんだ

とか言い張るかも知れない。

ところが3行目でみごとに墓穴を掘っているんだな、これが。

 

民度の高い大阪府民からバカにされますよ。

 

おっと!

この人物、「何もわかっていない」とか

「勉強し直せば」とか言うくせに

自分ではバカにする勇気がない!!

 

「民度の高い大阪府民」なるものを思い浮かべ、

その行動を想像して溜飲を下げるありさま。

見よ、この認知的不協和。

 

♬認知する〜な〜ら、チョイと不協和音頭、ヨイヨイ

 

なぜ勇気がないか、分かりますね。

負け惜しみを並べているだけだからです。

内心ではオドオドしているから、

どうしても腰が退けてしまう。

 

臆病者が賢いことはありえない

というのは世の普遍的な法則ですが

この法則をかくも体現した人物も珍しいかも知れません。

というわけで、認知的不協和大賞をぜひ差し上げましょう!!

 

「まあ、すっごく爽快な人だこと」(※)お姉さまのお言葉です。

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それはともかく。

ニューズウィークにこんな記事がありました。

 

北朝鮮の反体制派「自由朝鮮」が独裁打倒を本格化、ビザ発給を開始

(8日配信)

 

北朝鮮の体制打倒を標榜するグループ「自由朝鮮」が、

解放後の北朝鮮を訪問できる

匿名のブロックチェーンビザ「Gビザ」を、

仮想通貨イーサリアムを使って売り出すと発表したのです。

 

要は身元を明かす必要がなく

ネットで買える電子ビザということですね。

 

しかるに発売してみると、

申請が殺到してサーバーがダウンする騒ぎに。

元の記事はこちら。

 

仮想通貨記事サイト「コインポスト」いわく。

Gビザの販売価格は、最初の1000件は1ETH(約1万5千円)である。

 同反体制組織は、価格が変更されなければ、

今回発行予定の20万件のGビザの売却で

27億ドル(約30億円)分のイーサリアムでの収入が見込まれているという。

 

また、組織のウェブサイトによれば、

ビザは一人何枚でも購入可能で、

自由に交換そして二次販売することが許可されている。

更に、自由朝鮮でビジネスを立ち上げなどの商業活動を行いたいものには、

専用のビザも申請があれば発行する。

 

更に同組織は、ビザの発行と同時に、

世界中の自由至上主義者にイーサリアムとビットコインでの支援を求めている。

元の記事こちら。

 

ただし・・・

自由朝鮮はインターネット上の公式サイトと

YouTubeの公式アカウントがあるだけで、実態はほとんど分かっていない

(ニューズウィーク)

 

以前は「千里馬市民防衛」と名乗っており、

マレーシアで暗殺された金正男(金正恩の異母兄)の長男・

金漢率(キム・ハンソル)らしき人物を保護したと発表したことで

存在を公にしました。

 

今年の3月1日には、臨時政府の樹立も宣言。

3月21日には

北朝鮮人とされる人物が

金日成と金正日の肖像画を「祖国の土」に叩きつけるという

動画を公開したものの、

ある脱北軍人によれば、これが本当に北朝鮮で撮影されたかどうかは疑わしいとか。

 

どうも怪しげな組織ですが、

ニューズウィークの記事にはこんな一節も。

 

今年2月、スペインの首都マドリードの北朝鮮大使館に男らが白昼に押し入り、

大使館員を縛って携帯電話とコンピューターを奪って逃走する事件が起きた。

米ワシントン・ポスト紙は襲撃に関与したとされる匿名の人物の話に基づき、

一味は自由朝鮮とつながりがあると伝えた。

スペインのメディアによると、

襲撃に加わった容疑者10人のうち、

少なくとも2人は米情報機関と直接的なつながりがあるという。

 

「匿名の人物の話」というのが何ですが

かりにこれが正しいとすれば

自由朝鮮、アメリカの支援を受けている可能性が高くなります。

 

この前の米朝会談で

金正恩に愛想を尽かしたトランプが

いよいよ北朝鮮つぶしを始めた!

極東亡国の保守派界隈では、

そう喜びそうな人もいそうです。

 

金正男の暗殺は2017年2月13日。

千里馬市民防衛が金漢率らしき人物の保護を公表したのが同年3月7日。

トランプ政権の発足直後ですから

時期的なツジツマは合う。

 

し・か・し。

 

3月5日の記事

「第二回米朝会談の顛末を考える、またはトランプが金正恩をハメたとは信じがたい話」

で書いた通り、

米朝会談の決裂後、

トランプはオットー・ワームビア事件

(北朝鮮で拘束された同名のアメリカ人学生が、重度の脳障害を負った状態で解放、

ほどなくして死亡した事件)について

知らなかったという金正恩の発言を信じと発言。

 

ついでに毎年春に実施していた米韓合同軍事演習

「フォールイーグル」と「キー・リゾルブ」の廃止も決定、

北への軍事的圧力を大幅に弱めています。

 

さらに3月25日の記事

「朝鮮半島情勢を打開できるのは、もはやユリ・ゲラーだけかも知れない」

で述べたとおり、

アメリカ財務省が北朝鮮への制裁強化を発表したときには

撤回を命じたという旨をツイート!

 

まったく正体不明の反体制グループと

米情報機関が接触している形跡があるから

トランプは北朝鮮をつぶそうとしている、

そう判断するのは正しいか?

 

そして4月11日の米韓首脳会談に際しても

トランプは記者団にこう語っている。

 

I had, in many respects, a very good meeting.

第二回米朝会談は、多くの点でとても良い会談だった。

 

My relationship is very good with, as you know, Chairman Kim.

And I think that it will go on that way.

私と金正恩の関係は、知ってのとおり、とても良い。

今後もそうでありつづけるだろう。

 

I enjoy the summits. I enjoy being with the Chairman.

I think it’s been very productive.

(北朝鮮と)首脳会談をやるのは好きだ。

金正恩と一緒にいるのが楽しいんだ。

非常に良い結果を出せていると思う。

 

We think that North Korea has tremendous potential and,

really, potential under the leadership of Kim Jong Un.

われわれはどちらも、北朝鮮にすごいポテンシャルがあると思っている。

本当さ。金正恩のリーダーシップのもとでの話だ。

 

No, we want sanctions to remain in place.

And frankly, I had the option of significantly increasing them.

I didn’t want to do that because of my relationship with Kim Jong Un.

I did not want to do that. I didn’t think it was necessary.

制裁は続けるべきだと思う。

ぶっちゃけ、その気になれば制裁を相当に強化することだってできた。

が、金正恩との関係を考えて、それはしたくなかった。

したくなかったんだ。

必要だとも思えなかったしね。

元のやりとりはこちら。

 

ついでにトランプ、

朝鮮半島の非核化への取り組みについてはこう述べています。

 

I want to thank China, who’s really helped us a lot at the border.

I also want to thank Russia because they have helped us,

and they’ve helped us quite a bit more than people think, at the border.

So both China and Russia have really been quite good.

北朝鮮との国境地帯でわれわれを助けてくれた中国に感謝したい。

それからロシアにも感謝だ、

われわれを助けてくれた。

ロシアも北朝鮮との国境地帯で、

人々が思っているよりずっと力になってくれた。

というわけで、中ロ両国はホントに良くしてくれたんだよ。

 

日本が感謝されないのは当然として、

第二次米朝会談いらい

中・ロ・朝の結束が強まっているというときにこれですぞ。

 

わが国のメディアでは

北朝鮮への融和策を引き出そうとする文在寅を

トランプが蹴飛ばしまくって大恥をかかせた

などと報じる向きもあります。

たとえば、こちら。

 

けれどもホワイトハウスが発表したやりとりを見れば明らかなように

じつはトランプ、

あいかわらず北朝鮮、とくに金正恩に甘い!!

 

目の前にいる文在寅より

金正恩のほうをはるかに褒めているのです。

 

その意味で、トランプが文在寅に恥をかかせたというのは正しい。

しかしそれは

文在寅など無視して、金正恩にラブコールを送りまくる

という恥のかかせ方なのです。

 

「あ゛〜っ!」(※)個人の感想です。

 

このようなトランプの態度と

自由朝鮮へのアメリカの支援(とりあえず本当だとして)は

「したたかな外交戦術」などという形で

アウフヘーベン、ないしインテグレイトできるものか?

 

もしや、たんなる認知的不協和ではないのか??

 

きたる日米首脳会談でも

トランプが安倍総理の前で金正恩を褒めまくる

ということになるかも知れませんよ・・・

 

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ではでは♬(^_^)♬