8月22日の記事

「出馬断念は時代の流れ?」では

岩手県知事選につづき

自民党総裁選でも

出馬断念の動きが見られることを取り上げました。

 

知事選出馬を断念した

平野達男さんも

もとは民主党系ですが

今回は自民党の支援を受けるはずでしたので。

 

とはいえ選挙が無投票になってしまうのは

本来、あまり望ましくないと思っているのですが、

ここにきて、そんな通念をくつがえす議論が。

 

谷垣幹事長:総裁選無投票「意味あること」

 

自民党の谷垣禎一幹事長は22日、

横浜市であった谷垣グループの研修会で講演し、

来月の党総裁選について

「無理に争いをつくる必要は必ずしもない。

(安倍晋三首相)再選の流れが強くなってきたのなら、

非常に意味のあることだ」と述べ、

無投票での首相再選が望ましいとの考えを示した。

 

そのうえで「安倍さんの下で、これから国民統合をどう図るのか。

安定した政治を築いていくことが大事だ」と強調した。

 

記事全文はこちら。

 

県知事選挙と

政党の総裁選挙を

完全に同列に置くべきかどうかという議論はありますが

それはとりあえず、脇に置きます。

 

注目されるのは

現職再選の流れが強い場合は、

わざわざ立候補して争ったりせず

出馬を遠慮して無投票にするのが

非常に意味のあることだという発想。

 

和をもって尊しとなす!

 

かの十七条憲法の精神にも沿った

じつに日本らしい考え方ではありませんか。

 

してみると

平野さんが岩手知事選出馬を断念したのも

(県政ではなく)安保法制が選挙の争点になるのを好まなかった

というより

達増知事再選の流れが強かったので

無投票にするのが非常に意味のあることだと判断したから

ということになりそうです。

 

・・・最初からそう言明すればいいのに。

 

自民党岩手県連には

今年の党大会で

「与党系の知事でないと復興や農業に影響が出る」

という旨を表明した人もいましたが、

どうしてどうして、

党中央は達増県政を非常に高く評価していたということではないでしょうか。

 

高村副総裁のユーモア感覚もそうですが

谷垣幹事長の懐の深さを見ると

自民党もさすがと思いますね。

 

ならばぜひ、

達増知事との全面協力のもと、

国際リニアコライダー建設の推進を!

これは掛け値なしで

非常に意味のあることです。

 

ではでは♬