アメリカ映画

「テッド2」(セス・マクファーレン監督)を

最近、試写で見てきました。

 

2012年にヒットした

「テッド」の続編です。

 

Exif_JPEG_PICTURE

(↑)「テッド」のサントラCDと、「テッド2」の試写プレスシート。

 

1985年、友人のいない少年ジョンが、

クリスマスプレゼントにテディベアをもらう。

 

ジョンはこのテディベアと本当の友達になれるようにと

天に祈りを捧げるのですが・・・

 

あら不思議。

祈りが通じたのか、テディベアに生命が宿るのです!!

自分で動き回れるし、英語も話せるようになる。

 

テディベアは「テッド」を名乗るようになり、

ジョンと生涯、親友でいようと誓い合うのでした。

めでたしめでたし。

 

・・・と、言いたいところですが、

これはすべて前置き。

 

映画はそれから約30年後、

現在のジョンとテッドを描くのですよ。

 

ジョンはいつまでも大人になりきれないオッサンに。

そしてテッドは、外見こそ愛らしいのですが

中身は下品でエグいオヤジ・テディベアになっている。

 

この二人が引き起こす過激なコメディ、

それが「テッド」なのです。

 

今回の続編は、

タイトルバックがミュージカル仕立てになっているなど

前作より、いっそうショーアップ。

 

CGのテディベアが、

大勢のプロのダンサーをしたがえて

1930年代風の演出(※)のもと、

派手に踊ってしまうのですぞ。

(※)ミュージカル映画の黄金時代です。

 

というわけで、ストーリーのおバカさ加減(良い意味で!)も徹底していますが、

注目すべきは、けっこうシリアスなテーマが盛り込まれていること。

 

「テッド2」のテーマは

人間のように振る舞えるテディベアに市民権は与えられるべきか?

なのです。

 

往年の公民権運動(黒人の地位向上)はもとより、

最近の同性婚容認にいたる

アメリカ社会の流れが

背景に盛り込まれている。

 

とはいえ、そんなテーマを

おバカなコメディの文脈でやってしまうのが

「テッド2」のエンターテインメントとして優れているところ。

世の中、深刻になればいいってものじゃないんですよ。

 

「テッド2」は次の金曜、8月28日より全国公開。

スローガンは「また、モフモフしようぜ!!」

興味のわいた方は、ぜひご覧ください。

映画の公式サイトはこちら!

 

ではでは♬(^_^)♬