またまた、ネットに傑作な話題が。
中国中央テレビ(CCTV)が6月30日、
報道番組(なのでしょう)でわが国の自衛隊について取り上げたのですが、
その資料映像VTRに
ガンダムが映っていたそうなのです!!
記事いわく。
番組は、安倍首相が「安保法制は中国が相手」と述べたことに対して、
中国側が「身の程知らず」と応じたことを紹介しつつ、
自衛隊について専門家を招いて説明している。
その際、「自衛隊資料映像」として
戦闘機や潜水艦、戦艦などの映像が流れていたが、
その中に日本のお台場にある
実物大ガンダムとみられる映像が含まれていた。
映像は、日清食品のカップヌードルのCM「ガンダム」篇の一部だと思われる。
ご存じのとおりガンダムは、
アメリカのSF作家ロバート・ハインラインの小説
「宇宙の戦士」に登場した
パワードスーツというアイディアを元にしています。
他の惑星で、エイリアンと戦うために開発された甲冑型宇宙服。
「服」ですから、本来そう大きくはないはずなのですが
いわゆる巨大ロボットアニメとして制作される都合上
ガンダムは 全長18メートルという設定になりました。
パワードスーツならぬ、モビルスーツと呼ばれます。
とはいえ自衛隊がそんなものを持っていたとは・・・
隅に置けませんな。
以下、記事で紹介された中国のネットユーザーの反応より。
「吹いたわ!CCTVはどこからこの『自衛隊資料』を手に入れたんだよ」
「CCTVは遊んでるのか」
「日本はガンダムという恐ろしいものを実用化した!(笑)」
「RX-78-2起動試験の映像だ。小日本の陰謀はかなり前から進められていた!」
「どっちが『身の程知らず』なのか」
「日本軍がガンダム持ってるなら、もう負け決定だな」
「投降しよう」
そのうち向こうも、
赤い彗星(※)を開発したりして・・・
(※)「機動戦士ガンダム」に登場した、敵側のエースパイロット・シャアの愛用モビルスーツ。
赤く塗装されているのでこう呼ばれます。
ちなみに「宇宙の戦士」、
ハリウッドが「スターシップ・トゥルーパーズ」(小説の英語原題)として映画化。
ところが驚いたことに
映画にはパワードスーツが出てきませんでした!
敵側の昆虫型エイリアンをCGでつくるのに予算がかかりすぎて
パワードスーツをつくる余裕がなかったのだそうです。
やれやれ。
ではでは♬(^_^)♬
5 comments
カインズ says:
7月 4, 2015
中国製シャアザク、なんだか最高速度を出したら爆発しそうな気が……、というか、それじゃヅダになってしまう(笑)。
マゼラン星人二代目 says:
7月 5, 2015
>映画にはパワードスーツが出てきませんでした!
モビルスーツが全く登場しないガンダム、というのも見てみたいものです。
akkatomo says:
7月 5, 2015
自衛隊の次世代歩兵装備の名称が確か、「ガンダム」だったような覚えが
マゼラン星人二代目 says:
7月 6, 2015
>敵側の昆虫型エイリアンをCGでつくるのに予算がかかりすぎて
>パワードスーツをつくる余裕がなかったのだそうです。
原作も映画も知らないけれど、想像に基づいて言わせていただきます。
登場人物を宇宙服なり装甲服なりで包んでしまうことで、演出上の制約がでてくることが問題になったとは考えられないでしょうか。
(戦国時代の当世具足のような装飾を施すのでもない限り)個体識別もやれなければ、表情の演出もできない。(見えるはずのないものが見えるかのように描く、たとえば宇宙服のバイザーから人間の顔なのろくに見えるはずがないのにそれを敢えて描きこむ、というのはアニメや漫画では許されても、実写で敢行すると失笑を買いかねない)
要するにマスの戦争それ自体を描くことに支障はなくとも、そういう大状況に置かれた人間ひとりひとりに焦点を当てて個人のドラマを活写ずるということが、(すくなくとも画面的には)困難になる。
そういうことではないのかと。
SATOKENJI says:
7月 6, 2015
もちろん、その可能性もあります。
ただし「スターシップ・トゥルーパーズ」の宇宙兵は、超小型核兵器を扱ったりもするので、やはりパワードスーツがほしいところでした。