ハリウッド版「ゴジラ」に

サンドラ・ブロディ役で出演した

ジュリエット・ビノシュ

フランス出身の女優。

 

レオス・カラックス監督の映画「汚れた血」(傑作!)でスターになり、

「存在の耐えられない軽さ」(ふたたび傑作!)でハリウッド進出。

 

他の出演作品には

「ポンヌフの恋人」

「トリコロール 青の愛」

「ダメージ」

「壊れゆく世界の中で」

「コズモポリス」

などがあります。

 

「汚れた血」では

自分の前髪を自分の吐息で吹き上げる

という演技を披露。

 

これが素晴らしくチャーミングでした。

 

というわけで、

ビノシュが「ゴジラ」に出ると知ったときは

どんな活躍を見せてくれるか?

と期待したのですが・・・

 

フタを開けてみると

名前が大きく出ているわりには

冒頭、原発事故の場面で出番終了。

 

正確に計ったわけではないものの、

上映時間123分のうち

ビノシュが映っていたのは5分以下、

おそらく3分ぐらいではないでしょうか。

 

これじゃゲスト出演と大差ないだろうが、おい(笑)。

 

海外の批評でも

もっと演じがいのある企画のオファーが来るまでの暇つぶしか?

とか

とりあえずギャラ稼ぎか?

などと書かれましたね。

 

しかし、この名女優と一緒に死ぬとは

私のハリウッド・デビューも悪くない(笑)。

 

ついでに。

「ゴジラ」の中でビノシュが

一対一で話しかけた相手は

ダンナ、息子(これが後で主役になります)を別とすれば

ケンジ君しかいないのですぞ。

 

なんせ出演時間が少ないんですから。

 

さらに私の記憶が正しければ、

「ゴジラ」に出てきた日本人で

名前がつけられていたのも、

芹沢猪四郎、ケンジ君のほかは

あと1人(やはりジャンジーラ原発のスタッフ)ぐらいしかいなかったはず。

 

セリザワ、イシロー、そしてケンジですか。

いや、悪くありませんね。

 

もし将来、

ジュリエット・ビノシュに会う機会があったら

I died with you in a nuclear meltdown!!

(原発のメルトダウンで、一緒に死んだことがありまして)

と言うつもりです。

 

それがつまり、

ジュリエット・ビノシュと死ぬということ。

 

ではでは♬(^_^)♬