ツイート
ビタミンCの発見などで
ノーベル賞を受賞した科学者、
アルベルト・セント・ジェルジは、
世の中には二種類の
「暴力的な人間」がいる。
と説いています。
第一は、物理的な暴力を振るう人間。
第二は、物理的な暴力を振るわれないかぎり、いかなる反対意見にも耳を貸さない人間。
なぜ第二の人間が暴力的なのかはお分かりですね?
「こういうヤツには実力行使しかない」
という発想を正当化してしまうからです。
「言葉の通用しない政治」の問題も、
つまりはこれ。
政府が反対意見に耳を貸す気がないなら、
権力の座から引き下ろすしかないじゃないですか。
この点を裏付けるのが、
何が何でも現政権を支持したがる人々に見られる
奇妙な強迫観念。
つまり彼らは、
現政権を支持しない者は、倒閣運動を始めるに決まっている
と信じ込んでいるふしがあるのです。
政権の方針に反対する者たちは、
遅かれ早かれ「もはや実力行使あるのみ」という心境にいたる。
そんな前提なしには
この発想は成立しません。
ということは、
やはり現政権に言葉は通用しないのではないでしょうか?
日本人は潜在的な自滅願望を抱えているというのが
『震災ゴジラ! 戦後は破局へと回帰する』
『僕たちは戦後史を知らない』
で展開した私の持論です。
「言葉など、どうでもいい」と構えるのも、
その表れのひとつかも知れませんね。
というわけで、この先は上記二冊をご覧下さい。
まずはこれ。
そして、これ。
ではでは♬(^_^)♬
1 comment
メイ says:
7月 31, 2014
あの討論の時の、社長の言動は、喧嘩腰で本当に良くなかったですよねえ・・。佐藤先生、とても嫌な思いをされたでしょうね?せっかく討論に参加して下さった方に、あのような態度をとるなんて、いけない事ですのにね。Aとタッグを組んでるような雰囲気も、不快な感じがしました。
あのような態度をとられたら、誰だって非常に驚いて腹が立つのが普通ですね。佐藤先生は、最後まで論理的で、冷静さを崩されませんでしたが。
以前にも、あの方が、討論で参加者にムキになって反論した時があって、観ていて、とてもハラハラした事があるのです。あの方自身の為にも、気づいて頂きたい点ですよね。
昨今のあの方の状態について、ある先生が、「騙された事を認めてしまえば、自分が愚かだったと感じてしまう。だから認められない、のではないか」との考えを述べておられました。
そうなのでしょうね。だから正しい現実を突きつけるほど、「あなたが愚かだった事を認めなさい」と言われているように感じて(進言して下さった方々にそんな気持ちはあろうはずもないのですが)頑なに閉じてしまう、のかなあ。
ツジツマが合っている事を、受け入れられない、一つの例かもしれませんが、そういう厄介な面を持っているのが人間なのかもしれません。(これは、正しい筋道を明確にして、示して下さる先生のご存在が、非常に重要で必要不可欠である事とは、全く別の事です)。
聡明な先生のように、柔軟に考える事ができない人の方が多数でしょうね。まさに私がそうです。許して頂けますか・・。
他所でも私の的外れなコメントで、誰かに嫌な思いをさせたり、寂しくさせたり、時には人を傷つけているのではないかと、不安を持ちつつ、勇気を出して書いています。
「あの方」の肩を持っている訳ではありません。ただ愛国心を持っておられる方ですから、「自分が主導してア〇ターさんを支持した事が、国を危機にさらす結果になったかも?」と思ったら、奈落に落ちそうな恐怖心があったかもしれませんし、耳と心を閉じてしまうのも判らないではない、ですね。想像ですけれど。
でも、怒る対象は佐藤先生ではなく、ア〇ターである事を、ぜひとも解って頂きたいです。