何というか、圧倒的な盛り上がりを見せている
大作アニメ『国の名は』。
ラストに流れる予定の歌については
すでに二つの歌詞候補が出てきました!
順番にご紹介しましょう。
まずは GUY FAWKESバージョン。
『まともになろうか(genuine nationalism edit.)』とのことです。
どうぞ。
日米の間 暴れ回った風は
トランプと虚しさ 運んできたの
散々すったもんだのあったあとは
TPPが二国間FTAになっていたりしたんだ
いつも厳しかった西部邁のお言葉が
今は何より正しかったと感じました
主体性も希望もアイデンティティーも
面倒で全部 米国に丸投げしたよ
ほんの少しだけで
たった少しだけでいい
ほんの少しだけでいいから
ほんの少しだけで
たった少しだけでいい
ほんの少しだけ まともになろうか
お前らレントシーカー
敗戦を否認するルーザー
名誉の誤魔化し合いっ子
名より実はもういいんだ
嬉しそうに売国するのは 悲しそうに亡国なのは
自称愛国者が 本質を足蹴にしたんだよ
GUYさん、二番にも取りかかったようですが
「新設大本営直轄・特殊上級警察」に踏み込まれたため
まだ未完成とのこと。
もっとも軍隊と警察は、いつの時代も犬猿の仲ですから
特上警察が「新設大本営」直轄というのは GUY さんの誤解です。
正しくは大本営とともに新設された
「ポスト真実省」の直轄。
メンバーは全員が幼稚園児、
または幼稚園児に準じる知性と体力の持ち主によって構成されています。
驚くべきエリート部隊と言わねばなりません。
右は左である。
従属は自立である。
売国は愛国である。
この3原則のもと、反日的な大人、
つまり「富国」や「強兵」を主張する者を見つけては
相手が根負けするまで
「大人のみなさんは
ニッポンがアメリカの51番目の州になるよう・・・」と
えんえん繰り返すのです。
だ・か・ら
『右の売国、左の亡国』と言うのですよ。
とはいえご安心を。
たもつまもるさんが2番まで含めた歌詞を用意してくれました!
こちらのタイトルは『とんでもないや』。
どうぞ。
二国の間通り過ぎた風は 構造改革を運んできたの
交渉したそのあとの文書は 黒く塗り潰されていたりしたんだ
革新語ってた岸の言葉が 今日はアカく感じました
経済も政治も国の創り方も知らなくて全部アメを真似たよ
※
ずっとそれでいい 武器持たなくていい ずっとそれでいいから
ずっとそれでいい 武器持たなくていい
ずっとアメリカに ついていこうよ
僕はPrime Minister 国を売り飛ばすTraitor
国の伝統や コミュニティーはもう邪魔なんだ
(新自由主義者が)嬉しくて (保守が)泣くのは
(国民が)悲しくて (グローバリストが)笑うのは
安倍の政治が国を滅ぼしたんだよ
繊維まで捨てて手にいれた縄も
シナの秘蔵っ子が今紡いでいる
思いやり予算も今年100億越えたよ
国家主権といつか交換こしよう
いつもは威張れないあの国に ミサイル発射後「遺憾の意」と憤った
慣れないことも弾(たま)にならいいね 特にあなたが基地にいたら
※繰り返し
僕はTrump Supporter 君を信じてたのに
君がTPPに入ることをずっと前に
アメのいない日本にも服従先はきっとあって
でもアメのいない世界など 終戦日のない8月のよう
アメのいない世界など 破壊兵器のないイラクのよう
アメのいない世界など
僕はリフレBeliever 株で儲けたいTrader
国の実体や実物(経済)は興味ないんだ
とんでもないや やっぱりとんでもないや
今から売るよ
僕はTax Increaser 実は財務省の奴隷だ
国の借金や デフォルトなんてないよ
安倍は改革論者 その規制緩和したいな
だけど保守は拒んだ 支持するままの民を見てわかった
(新自由主義者が)嬉しくて (保守が)泣くのは
(国民が)悲しくて (グローバリストが)笑うのは
安倍の政治が国を滅ぼしたんだよ
・・・いや、
一作ごとに冴えてきますね。
赤文字にした箇所など、
文学的感動があると言っても過言ではありません。
ちなみに『国の名は』製作委員会も
これらの詞を非常に高く評価しています。
ただし現時点では
結末をハッピーエンドにするのか
あるいは悲劇にするのかについて
スタッフ間でも意見がまとまっていないため
どういう形で取り入れるかは
今後の展開を踏まえて判断するとのこと。
ところで劇中には
「天照(アマテラス)の四葉クローバー」の秘密を握る人物として
ハートランド・ピボット・タケシという日系人が登場するとの話。
謎の多国籍企業「グローバル・コンサーン」社の創立者らしいのですが
敵か味方かは公開まで秘密、ということです。
ではでは♬(^_^)♬
8 comments
Daniel says:
3月 1, 2017
各歌詞が、、凄いです。。素晴しい!
ところでこの大作アニメ、監督の名は?
SATOKENJI says:
3月 1, 2017
日本海匡(にほんかい・ただし)さんと聞いています。
GUY FAWKES says:
3月 1, 2017
>もっとも軍隊と警察は、いつの時代も犬猿の仲ですから特上警察が「新設大本営」直轄というのは GUY さんの誤解です。
>正しくは大本営とともに新設された「ポスト真実省」の直轄。
>右は左である。従属は自立である。売国は愛国である。
作詞中に『1984年』を思い浮かべていながら肝心の部分で設定誤認をやらかしました…orz
まだまだ東田・佐藤両先生やたもつまもるさんの様な雲の上には到底及ばず、己の至らなさを自覚する次第です。
>いつもは威張れないあの国に ミサイル発射後「遺憾の意」と憤った
>慣れないことも弾(たま)にならいいね 特にあなたが基地にいたら
ここで大いに吹き出しました。
正に『とんでもないや』、そして『弾(たま)ったもんじゃないや』!
なお前売り券を購入すると、先着八百万(やおよろず)人に緑色(グリーン)の「瑞穂の国カード」がもらえる企画をご提案いたします。
GUY FAWKES says:
3月 2, 2017
『夢徒労(ゆめとろう)』 劇場アニメーション『国の名は。』OP曲
※コーラス
あぁ 未来永劫に僕たちの希望(の同盟)が
世界の中心であるかの如く 錯覚できたらいいのにな
そしたらさぁ トランプは どんな言葉を吐きかけよう
百年の計と思い込んでいる約束(二国間FTA)を 日本は「せやな」と言おう(震え声で)
あぁ 「不都合なことは否認する」
その願望の中にもう居られなくなったのは
一体いつからだろうか なにゆえだろうか
※《わかりきってるくせに(ベトナム戦争、石油危機、プラザ合意、冷戦崩壊、9.11&3.11etc…)》
あぁ 景気後退の時に その対策(構造改革)と (自称)経世済民の出発点 (それがもたらす)破局と
この日出ずる国に (右も左も)何でもありって いつまでも思い込んでいた
いつでも行ける 全世界も未到 未開拓(市場)の
妄想をハイテンションで 時間を肥溜めに
ニ次元(米国という名の妄想)に見放されて それでも君(米国)だけをみてるよ
次の「どうすればいいでしょう」の指図を 仰ごう
国の名を 永遠に追いかけるよ
(真実省の追跡を逃れつつセーフハウスにて作成、なお新設大本営直轄・編成の森友遊撃隊も歌詞作成者を追跡開始)
福岡ワマツ says:
3月 2, 2017
物語の結末をハッピーにするかどうかは未定とのことですが、この物語における「ハッピーな結末」とは、一体どのようなものになるのでしょうか?
試しに考えてみたのですが、次のようなものはいかがでしょうか。
①米軍が白色彗星を撃破(例えば映画『アルマゲドン』のように)。
②米軍の探索作戦により目標のクローバーを発見、回収。
①②のいずれか一方により、日本列島は救われる。
それを以て、日本人(あるいは元日本人)が思うことには「やっぱり米軍は頼りになるなぁ 」「米軍万歳!アメリカ万歳!」「『希望の同盟』万歳!」「アメリカとは一心同体なので米軍がいれば安保体制は完璧」「我らがアメリカ軍は永久に不滅です」等々。
こうして、米軍の存在によって日本列島は無事に保守されましたとさ。
めでたしめでたし。
…こんな感じでしょうかね。
ただ、このの筋書きの結末に違和感や抵抗感を抱くこと無く「ハッピー」と心から思える方は、ハッピーな方ですね(頭の中が)。そんな方は、きっとこう仰ることでしょう。
福岡ワマツ says:
3月 2, 2017
追伸(投稿文末尾に欠落がございましたので追加させてくださいm(_ _)m)
…(前略)
そんな方は、きっとこう仰ることでしょう。
「政治は結果なんですよ」(とある亡国のA首相)。
玉田泰 says:
3月 10, 2017
4)さらにGUY FAWKESさんの「たった少しだけで良い、ほんの少しだけ まともになろうか」もまた、先生に師事する僕らの祈りではないでしょうか?
GUY FAWKES says:
3月 13, 2017
手前味噌の様で恐縮ですが、ここで「まともになろうか」という改善への提言も「たった少し」「ほんの少し」と
極めて地道で慎重な漸進的過程でなければならないことをご留意ください。
というのも佐藤先生も翻訳されたエドマンド・バークによる保守主義の聖典こと『フランス革命の省察』にもある通り
深刻な問題が山積している時こそ、迅る気持ちを抑えて何よりも慎重にならなければ
たとえ目的が正しくとも必ずや破局に至ります。
(近現代日本の場合はその目的や前提の正当性すら危うい以上、それ以前の問題かもしれませんが)
…とまれ、この状況下で80年近く戦い続けてきた西部先生の「こんな国はもう滅んでもらいたい!」という嘆きに対して
若輩者の私としては自己の不甲斐なさのあまり、何処を探してもお返しする言葉もないのですが(苦笑)