英語には
優れた作家は盗み、ダメな作家は借りる
というフレーズがあります。
つまり優れた作家は
影響を受ける際にも、それを消化して自分のものにできるが
ダメな作家は
自分のものにできないまま、モロに影響丸出しとなる
ということ。
施光恒さん風に言えば
翻訳と土着化ができているのが「盗む」、
原文そのままか
よくて直訳の段階にとどまっているのが「借りる」。
その意味で「盗作」とは
本当のところ、
ちゃんと盗めていない作品にのみ
当てはまる概念なのです。
・・・さて。
2022年冬季五輪は
北京での開催が決まりましたが
その招致ソングの1つ(全部で9曲あります)が
ディズニー映画「アナと雪の女王」の主題歌
「レット・イット・ゴー」そっくりだとして論議になっています。
ちなみに問題の歌、タイトルは「氷雪舞動」。
他方、「アナ雪」の中国語タイトルは「氷雪奇縁」。
これがホントの「ひょうせつ(剽窃)疑惑」!
BBCなど「氷雪舞動」と「レット・イット・ゴー」の双方について
ユーチューブのURLを貼付、
聴きくらべて判断されたし、と書いています。
聴きくらべてみました。
まあ、そっくりと言われても仕方ないでしょうね、これは。
イントロなど、ほぼ同じという感があります。
で、BBCいわく。
北京が2022年冬季五輪の開催地に選ばれたことについては
積雪量が足りないとか、
中国は人権を尊重していないのにといった批判が寄せられている。
アナ雪の大人気に便乗すれば
それらの批判をかわせるかも知れないではないか?
2020年東京五輪のエンブレムについても
盗作疑惑が持ち上がっているのがイタいところですが・・・
ではでは♬(^_^)♬
1 comment
Guy Fawkes says:
8月 6, 2015
「1930年代における侵略戦争を主導した政治指導者及び軍人の罪は重大である。
しかし、戦後は20世紀前半とは全く違う『正しい国家』として輝かしい経済成長と繁栄を築き上げた。」
今晩のNHKニュースで戦後70年談話の主旨は上記の通りでした…
正に『愛国のパラドックス』。そして、敗戦は「5回」繰り返されるのか…?