フランス革命、最大のポイントは
自由・平等・博愛
という高邁な理想と、
誰彼かまわぬ粛清の嵐!!
という血なまぐさい現実のギャップ。
フランス革命に先行して起こり、
少なからぬ影響を与えた出来事に、
アメリカ独立革命(1776年)があります。
こちらだって、
イギリスとの7年に及ぶ戦争を伴ったのですが、
過激さの点では比較になりません。
何がまずかったのでしょう?
過激化を避けることはできなかったのでしょうか?
それとも「自由・平等・博愛」の実現を追求することと、
誰彼かまわぬ粛清の嵐が吹き荒れたことの間には、
必然的なつながりがあるのでしょうか。
この問いかけにたいする答えは、
200年以上を経た現在でも、完全な形では出ていないと思います。
関連して注目されるのが、
「アベあればこそ」(7/3)
でも紹介した、宝塚歌劇団の代表作「ベルサイユのばら」。
この作品にはさまざまなバージョンがあり、
「ベルサイユのばら 〇〇編」
とサブタイトルがつけられます。
さらには「ベルサイユのばら 外伝」なんてものもあるのですが、
大まかに言えば、基本のバージョンは二つ。
フランス王室近衛隊の隊長で、
のちに衛兵隊の隊長となる男装の麗人
オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェを主役に据えた、
いわゆる「オスカル編」と、
王妃マリー・アントワネットを主役に据えた、
いわゆる「アントワネット編」です。
ところがオスカル編とアントワネット編、
同じ「ベルサイユのばら」なのに、
メッセージがまるで正反対!!
革命の理想と現実の間に
大きなギャップがあったように、
オスカルとアントワネットの間にも
大きなギャップがあるのです。
つづきは明日のブログをどうぞ!
ではでは♬(^_^)♬