7月31日の表現者シンポジウムでも出た話題ですが

畏友・藤井聡さんが

「愛国のパラドックス」について、こんなコメントをしてくれました。

 

『愛国のパラドックス』カバー帯最終

 

電子版もご用意しています。

 

いわく、

赤塚不二夫の偉大さがあらためて分かった!

 

・・・どういうことかと言うとですな、

かの「天才バカボン」に登場するバカボンのパパは

ことあるごとに

「これでいいのだ!」と断言します。

 

理屈で考えれば良いとは限らないこと、

さらには理屈にも何もなっていないことであろうと

「これでいいのだ!」と断言する。

 

つまりそこには

バカボンのパパなりのバランス感覚があるわけですが

バカボン一家は

これを信頼しているのではないか、という話。

 

なるほど、藤井さんの言うとおり。

保守主義には本来、

「思い通りにならない現実と、どこで〈手打ち〉をするかをめぐる知恵」

という側面がある。

その判断基準となるのが、歴史や伝統なのです。

 

さて。

 

昨日の記事「どうしても詫びるというのなら」では

戦後70年談話に〈お詫び〉を盛り込むのであれば

アイ・アム・ソーリぐらいが適当ではないか? と書きました。

 

すると、シンポジウムにも来られた方からこんなツイートが。

 

その後に「これでいいのだ!」を付け加えれば完ぺき。

 

そりゃそうだ(笑)。

さしずめ、「天才アベボン」です。

 

アイ・アム・ソーリ、これでいいのだ!!

 

まさに未来志向と言えるのではないでしょうか。

ちなみに別の方からは、しっかり画像まで届いています。

 

なお赤塚不二夫さんは、

満州で敗戦を迎え、日本に引き揚げてきた方。

 

以前、読んだ回想によると、

いつも遊んでいた中国人の友達との〈手打ち〉はこんな感じだったとか。

 

日本が負けたと決まったあと、

「お前の国は負けたんだから」と一発殴られた。

その後は、今までどおり普通に遊んだ。

 

これで、いいのだ!

バカボンのパパの声が聞こえてきそうですね。

 

ではでは♬(^_^)♬