ご存じかも知れませんが
小池百合子・東京都知事が
ファースト写真集を刊行しました。
W(^_^)W\(^O^)/偽ニュースじゃないぜ\(^O^)/W(^_^)W
報道によりますと・・・
小池都知事の初写真集は
「小池百合子写真集YURiKO KOiKE 1992-2017」
のタイトルで14日に双葉社から発売される。
フォトグラファーの鴨志田孝一氏によるもので、
カラオケで歌うシーンや、入院中のすっぴん写真など、
130点の写真が使用され、
文字通り素顔の小池百合子の歴史が詰まっている。
紹介VTRでは、カラオケの声は桂銀淑に似ていて、
よくモノマネをしていたエピソードも明かされた。
なお価格は
東京五輪開催の年にちなんで本体2020円とか(ホント)。
だ・か・ら、
この世はすべて宇宙のジョークというのですが
ここであらためてご紹介したいのが
噂の大型新人歌手・三沢カヅチカのデビューシングル
「豊洲の女 c/w 逆賊ブルース」。
何やら思わせぶりなタイトルですが
ある筋からの未確認情報によると
じつはこの「豊洲の女」、
都庁にほど近い路地裏で
「とよす」という小さな飲み屋をやっている女性の歌なのだとか。
日本が繁栄のピークにあった1980年代〜1990年代は
若さと美貌を武器に世界を遊び歩いたものの
デフレ不況が長引く中で時代遅れとなり、
だんだん落ちぶれていった心境を
さる生鮮市場に重ねているのだそうです。
え?
なんでそんなものに重ねているのかって?
どうもこの女性、
盛り土の仕方が厚化粧みたいだと思ったようなんですよ。
同時に注目されるのが
カップリング曲「逆賊ブルース」。
悪い天使と呼ばれる女(「豊洲の女」と同一人物かは不明)に騙された純朴な男が
こいつをどうにかしてやりたい
と思いつつ、
どうしても実行できない心境を自嘲気味に歌った曲。
なぜその程度のことで
自分を「逆賊」と規定するのかは分かりませんが
あるいはこの男、
自分はつねに天下国家のために働かねばならない
と妄想崛起しているのかも知れません。
いや、じつに味わいのある歌です。
ここで連想されるのは
アニメ界の巨匠・押井守監督が
2006年に発表した「立喰師列伝」。
飲食店で食い逃げをすることを生業とする人々
「立喰師」の栄枯盛衰を通じて
妄想の戦後史を描き出した怪作ですが
主題歌はずばり「妄想ブギ」と言います。
ついでに「灰色の花びら」という挿入歌もあるものの
「豊洲の女/逆賊ブルース」は
まさに2010年代の
「妄想ブギ/灰色の花びら」と言えるでしょう。
この2曲、
作詞は適菜収さんで、
作曲は多城康二さんですが、
ここで気になるのが
三沢カヅチカさんのプロフィール。
所属事務所を自称する
「ウエストサイド・ミュージック」からの未確認情報によれば
カヅチカさんは青森県三沢市出身。
米軍基地のそばで育ったせいで
幼いころから反米感情が強く、
それを音楽で表現すべく歌手を志したとか。
武智鉄二監督の映画
「黒い雪」を思わせる展開ですが
さらに注目されるのは
この芸名に隠されたメッセージがあると言われていること。
ウソだろうって?
いえいえ。
ミサワカヅチカ
を、ちょっと並べ替えるとこうなるのですよ。
サカミチワヅカ。
坂道わずか?
ウエストサイド・ミュージックの社長で
作詞界のレジェンド・東田剛とも親しいと言われる
表現之介(おもて・げんのすけ)老は
これについて、以下のようにコメントしています。
つまりな、
カズチカは日本なんて
あとわずかで坂道を転げ落ちると言いたいんだよ。
だから、それを並べ替えて
自分の名前にしたわけだ。
祖国の転落を止められない自分も逆賊だと思っているのさ。
あいつのブルースは本物だぜ。
マジで苦悩していやがるからな。
だ・か・ら、
『右の売国、左の亡国』と言うのですよ!!
転落と逆賊の現状を
魂のブルースとして歌い上げる
三沢カヅチカの音楽活動に、
みなさん期待しようではありませんか!
前にも書いたとおり
22日のトークライブ
歴史に筋を通す〜勝手にしやがれ、天下国家!
には
彼もやってきそうですからね。
表現之介老の話では
三沢さんのセカンドシングルは
「絶望が足りない」と
「経路で帰(けえ)ろう」のカップリングになるかも知れない、
とのことです。
そして最後に一つ。
三沢カヅチカとはまったく関係ありませんが
藤井聡さんとの新刊『対論「炎上」日本のメカニズム』について
カバーと帯が完成しました!
ではでは♬(^_^)♬
【おまけ】三沢さんのサイン入りCDです。
2 comments
福岡ワマツ says:
6月 16, 2017
>祖国の転落を止められない自分も逆賊だと思っているのさ。
>あいつのブルースは本物だぜ。
>マジで苦悩していやがるからな。
挑戦的な作品の誕生は喜ばしいですね。
ただ、「祖国の転落を止められない自分も逆賊だと苦悩する」方、というのは、心中をお察しするものの、その一方で、それは当人の思い上がりとも言えやしませんか?
確かに、世の中が「逆賊の時代」の様相を呈していることは否定できません。
それに、今の世の中がそのような時代であると仮定すれば、時代の産物である我々個々人も逆賊であることを免れ難いとは思います。
とはいえ、世の中が気に食わないからといって、自分こそは国の行く末を憂う「憂国の士」を気取るのは思い上がりではありませんか?
「もしかして自分が何かをどうかすると、祖国を救うことができる」とでも思っているのかと。
憂国に苦悩する方にはぜひ申し上げたい。「あなたは一人じゃない」と。
なぜなら、我が国では、左右を見渡せば、左翼も右翼も共に真面目腐った顔で「憂国の士」を気取る方々は掃いて捨てる程いらっしゃるではありませんか。
むしろ、「憂国の士」気取りのエリート方が提出した「解決策」や「改革案」による数十年来の国家運営の「成果」として現在の全体状況があるとも言えます。言い換えると、今の我が国の有り様こそは戦後民主主義の精華とも言うに値するものです。
そして、この道の果ては外国の属州か、あるいは自治区か。
そもそも「祖国の転落を止めるための解決策」などあるのでしょうか?実は未だにないのではありませんか?
それなのに、一方には性急に解決策を提示したがる人々がおり、もう一方にはそれを有難く頂戴しようとする人々がいる。そこから馴れ合いと欺瞞が生じる。その繰り返しには正直コリゴリです。
ですから、もう、風刺や諧謔のネタにして笑い飛ばすしかないような気がします。その観点から適菜さんの取り組みはおもしろいですね。
苦悩する方にはそれを止めやしませんが、ネタが一つ増えるのがオチでしょう。
玉田泰 says:
7月 5, 2017
昭和ムード歌謡のような気がする「豊洲の女」より、カップリングの「逆賊ブルース」の方がしっくりきました。ちょっとジャックスを思い出しました。
ギターも三沢さんなんですか?
カッコいい。セカンドシングルに期待。