「おはよう寺ちゃん 活動中」、
いかがでしたか。
ちょうど29日は
北朝鮮がICBMとおぼしきミサイルを未明に発射したため、
話題もそちらにウェイトがかかりましたが、
それによってトークは面白くなったと思います。
もっともこの問題、
事と次第によっては
ラジオで話したりしている場合じゃない!
と、なりかねないのがヤバいところですが。
とはいえ久しぶりにスタジオにお邪魔して
あらためて感服したのが
寺ちゃんこと寺島尚正さんによる
番組の進め方。
じつに手際が良いのです。
その秘訣、いずこにありや?
・・・答えは単純。
寺島さんはご自分がしゃべっていないときも、
まったく気を抜かずに
番組進行のリズムを取り続けているのですよ。
しかもそれが、
妙に力んだりすることなく、
リラックスした自然なノリで達成される。
緊張せずに気を抜かない。
それだけと言えばそれだけなのですが、
「単純」を「容易」と混同してはいけません。
努力と経験を重ねないと、
この境地には到達しませんからね。
なお「おはよう寺ちゃん」には、
近くまた出演する予定です。
お楽しみに!
(↓)寺島さんのような人こそ、真のプロフェッショナルなのです。
それはそうと。
一昨日の記事「セックスアピールと大量破壊」でも述べたとおり、
男性はしばしば
女性のエロティシズムに自分を脅かす破壊的なものを感じ、
ゆえに大量破壊とセックスをイメージのうえで結びつけたがる。
しかるに戦争とは要するに
「自分を脅かす破壊的な敵を倒す」行為ですから、
これは戦争に「相手をやっつけるセックス」、
つまりレイプのイメージがつきまとうことを意味します。
戦時中の軍隊というのは
殺気だった男によって(主に)構成される集団ですから
兵士の性欲処理の問題を避けて通るわけにはゆきませんしね。
けれどもそうなると、
戦時中に行われたレイプ(とされるもの)を非難することこそ
当該の戦争を行った国がいかに悪い(=破壊的な)存在か、
効果的に印象づける方法だという話になります。
何の話か、分かりますね?
そう、慰安婦問題です。
11月に行われたトランプ大統領の訪韓をきっかけに
韓国ではふたたび、慰安婦問題が盛り上がっている模様。
24日には国会で
「日帝下の日本軍慰安婦被害者生活安全支援と記念事業などに関する法改正案」
が可決されました。
これによって来年から、
8月14日は「慰安婦をたたえる日」として記念日になるとのこと。
最終的かつ不可逆的な決定のようです。
とはいえ北朝鮮による核開発、
およびミサイル開発が
米朝の軍事衝突にいたりかねない危機をもたらしているとき、
どうしてこういうことをするのか?
日米韓の足並みがそろわなければ
ただでさえ深刻な北朝鮮危機は
いっそう深刻化するのに。
・・・と、普通なら誰しも考えるところ。
だが、「戦争=レイプ」の図式をあてはめると
話がちょっと変わってくる。
つまりですな。
目下、起きている事態の本質は
北朝鮮がアメリカにたいして
「お前なんかいつでも犯してやる!」と突っ張り、
アメリカも北朝鮮にたいして
「やるならやってみろ、お前を逆に犯しまくるぞ!!」とタンカを切っているようなもの。
そんなさなかに韓国が
過去の戦争で日本によって行われた性犯罪(とされるもの)にこだわる。
はたしてこれは偶然か?
というわけで、産経新聞の総合オピニオンサイト「iRONNA」に寄稿しました。
元のタイトルは
「韓国の『対日嫌がらせ』は無力感の産物だ」
だったのですが、
編集部の意向によって、こうなりました。
韓国が「慰安婦の日」をわざわざつくった裏事情。
ローリング・ストーンズの名曲
「ギミー・シェルター」には
レイプと殺人が間近に迫っている、迫っている
というフレーズがありましたが
これは戦争が迫っているという意味に取ることだってできるのです。
にもかかわらず、わが国では北朝鮮のICBM発射より
暴力沙汰を起こした横綱の引退会見のほうに
人々の注目が集まった模様。
もはやコメントする気もしないので、
まあ、この3冊を読んでやって下さい。
ではでは♬(^_^)♬
6 comments
GUY FAWKES says:
12月 1, 2017
先週は最高で最強の夜を本当にありがとうございますorz
佐藤先生というワイズマン(賢者)とsayaさんというミューズ(歌の女神)に彩られたイベントでした。
>もはやコメントする気もしないので、まあ、この3冊を読んでやって下さい。
佐藤先生に西部御大の生霊が乗り移ったようです、これが本当の『師走』!
やはり戦後日本は○ンポなんですねぇ…(モザイクかけて逆に卑猥になった画像みたいな伏せ字)
どうやら炎上の範囲は東京都だけに留まらないようですね、よかったねジャップ様!(白目)
SATOKENJI says:
12月 1, 2017
>西部御大の生霊が乗り移ったようです
やはり、あの能のせいだろうか。
しろくま says:
12月 2, 2017
佐藤さんの仰るとおり、おはよう寺ちゃんの寺島アナウンサーは
まさにプロのアナウンサーのしゃべりですよね。聞き心地がよいし
力み過ぎてもないしかといって軽々しくもない、微妙なバランスを紡いでリズム良く進行してるなと喋ってるなと感じで、正にプロフェッショナルなアナウンサーの方だなと思いますし
次回のおはよう寺ちゃんの佐藤さんの出演も楽しみにしてます。
レギーム作 says:
12月 6, 2017
私は昔、ひょんなことから地元のラジオ番組に出演した経験がありまして。
ブースに入るや否や、CM中か何か、ほんの数十秒の簡単な打ち合わせで本番に入り、
大丈夫なのかよ?って不安になりました。
しかし、そんな心配はどこへやら。番組はつつがなく進行しました。
その時、シロートながらにプロの捌きっぷりってスゴイんだなぁと感じた次第で。
その辺のピンキリを知り尽くした佐藤先生が、
真のプロフェッショナルだと称賛してやまない寺島さんは、
本当にスゴイのですね(私はその秤を持っていないのです)。
次のラジオ出演も楽しみにしています。
あと、個人的には、あのモーニングコールがあるといいなぁ♪なんて。
玉田泰 says:
12月 7, 2017
結局、韓国人には自国の安全より反日こそが優先の「慰安婦・ファースト」なのですね。
もし炎上が、無力感を目先だけ誤魔化す憂さ晴らしで、脳内の快楽物質を得るためのシバキに過ぎないのなら・・・日本人と韓国人が傍観者を決め込む限り、北朝鮮が力を増すごとに、もっともっとと現実から目を逸らす無様な脳内ジャンキーに落魄れるのは理の当然ですね。
それにしても、一度は朝鮮半島を実効支配した日本の凋落ぶりは目に余ります。お人よしも度を超すと、ただの馬鹿と言うことでしょうか?
メイ says:
12月 14, 2017
「レイプ」で思い出すのは、山口敬之による詩織さんレイプ事件。山口の卑劣さに反吐が出ます。
許せない。最低ですね。
彼女の心と人生を踏みにじった上、彼女を冒涜する発言をする。この非人道性に煮えたぎるような怒りが湧いてくる。
彼を復帰させようとしているhanadaのネット番組も月刊誌も酷いと思う。もう絶対に読まない。
そしてこの事件は、今、日本がどのような状況に置かれているのかを感じさせる。また権力の危うさも。