昨日の記事

「勝手にふるえてろ、または絶滅危惧種(←日本人)の暴走する自意識」

では、

大九明子監督の映画『勝手にふるえてろ』を取り上げました。

映画の公式サイトはこちら。

 

そして劇中、面白おかしく描かれた

ヒロイン・ヨシカの自信なき唯我独尊状態こそ

わが国の保守と左翼に共通して見られる特徴であること、

そのような心理は

環境に適応できず、衰退の道をたどらざるをえない

絶滅危惧種状態の人間や組織に

しばしば見られるものだと指摘しました。

 

映画に登場するヨシカの歌の一節にならえば

右も左も

W(^_^)W\(^O^)/♬ゼーツメーツすべきで〜しょうか〜♬\(^O^)/W(^_^)W

というやつであります。

 

要するに「勝手にふるえる」とは、

自我、ないし主体性が脆弱であるがゆえに

みずからの妄想崛起的な自意識を通じてしか現実を認識できない状態

のこと。

 

分かりやすく言えば

自意識爆走イカレポンチ。

 

しかるに。

この自意識爆走イカレポンチ、

もとへ勝手にふるえてろ状態が、

どうも最近、かの沖縄で展開されている模様。

 

昨年の12月1日午前4時50分ごろ、

沖縄市は沖縄自動車道で、

かなり複雑な交通事故が発生。

 

報道された県警交通機動隊の話をもとに整理しますと、

1)まず軽自動車と乗用車の追突事故が発生、これによって軽自動車が横転。

2)別の軽自動車(以下、軽自2)が事故に気づいて停車。

3)この軽自2に、米海兵隊のヘクター・トルヒーヨ曹長が運転する車が接触。

4)トルヒーヨ曹長は路肩に停車、車を降りて道路上にいた。

5)するとキャンプ・ハンセン所属の男性二等軍曹の運転する乗用車が、トルヒーヨ曹長をはねた。

6)これにより、沖縄自動車道の北向け車線の一部が6時間以上通行止めとなり、最大12キロの渋滞が生じた。

という経緯になります。

 

トルヒーヨ曹長は意識不明の重体となりましたが、

その後、意識を回復。

現在ではリハビリに励んでいるとのことです。

さすが、タフなことで知られる海兵隊。

 

けれども。

ここから勝手なふるえが始まります。

 

12月9日、

産経新聞那覇支局長の高木桂一さんが

こんな記事を書いたのですよ。

 

 危険顧みず日本人救出し意識不明の米海兵隊員 元米軍属判決の陰で勇敢な行動スルー

 

書き出しはこんな具合。

 

12月1日早朝、

沖縄県沖縄市内で車6台による多重事故が発生した。

死者は出なかったが、

クラッシュした車から日本人を救助した在沖縄の米海兵隊曹長が

不運にも後続車にはねられ、意識不明の重体となった。

「誰も置き去りにしない」。

そんな米海兵隊の規範を、危険を顧みずに貫いた隊員の勇敢な行動。

県内外の心ある人々から称賛や早期回復を願う声がわき上がっている。

ところが「米軍=悪」なる思想に凝り固まる沖縄メディアは冷淡を決め込み、

その真実に触れようとはしないようだ。

記事全文はこちら。

 

先に紹介した事故の記述

(高木さんの記事をもとに作成したものですを見るかぎり、

この事故に関わった車は

6台ではなく5台としか思えません。

 

1)追突事故にからんだ乗用車。

2)この事故で横転した軽自動車(軽自1)。

3)そのせいで止まった軽自動車(軽自2)。

4)軽自2に接触したトルヒーヨ曹長の車。

5)曹長をはねた二等軍曹の乗用車。

で、6台目はどこにいるの??

 

自分で紹介している事故の経緯と、

噛み合わない内容の書き出しになっているのが

のっけから、いささか不安なところ。

冷静に書いていますか?

 

しかし、高木さんはひるまない。

「今、あたし無敵! 誰にも負ける気がしない!!」(Ⓒ江藤ヨシカ)

・・・と思ったかどうかは知りませんが、

こうおっしゃるのです。

 

トルヒーヨさんはなぜ、路上で後続車にはねられるという二次事故に見舞われたのか。

地元2紙(注:琉球新報と沖縄タイムズ)の記事のどこにも書かれていない。

 

実はトルヒーヨさんは、自身の車から飛び出し

「横転車両の50代男性運転手」を車から脱出させた後、

後方から走ってきた「米軍キャンプ・ハンセン所属の男性二等軍曹」の車にはねられたのだ。

50代男性運転手は日本人である。

 

トルヒーヨさんは、自身を犠牲にしてまで日本人の命を救った。

男性運転手が幸いにも軽傷で済んだのも、トルヒーヨさんの勇気ある行動があったからだ。

 

で、トルヒーヨさんの妻の言葉や、

「別の運転手が助けを必要としているときに救った

トルヒーヨ曹長の行動はわれわれ海兵隊の価値を体現したものだ」

という「アメリカ第三海兵隊遠征軍担当官」のコメントを紹介したうえで

沖縄の地元メディアを叩き始める。

 

折しもトルヒーヨさんが事故に見舞われた12月1日には、

沖縄県うるま市で昨年4月、女性会社員=当時(20)=を暴行、殺害したとして

殺人罪などに問われた、元米海兵隊員で軍属だったケネス・シンザト被告(33)の

裁判員裁判判決公判が那覇地裁であり、

柴田寿宏裁判長は無期懲役の判決(求刑無期懲役)を言い渡した。

琉球新報、沖縄タイムスともにこれを1面トップで報じ、社会面でも見開きで大きく展開した。

 

にもかかわらず、トルヒーヨ曹長の行動を報じないとは何だ!

というわけで、記事はこう続きます。

 

常日頃から米軍がらみの事件・事故が発生すると、

「けしからん!」「米軍は出て行け!」と言わんばかりにことさら騒ぎ立て、

米軍の善行には知らぬ存ぜぬを決め込むのが、

琉球新報、沖縄タイムスの2紙を筆頭とする沖縄メディアの習性である。

 

かくして今回のトルヒーヨさんの美談も、

シンザト被告の無期懲役判決報道にかき消され、完全に素通りされてしまった。

わけても「差別」に敏感な2紙は昨今、

「沖縄差別」なる造語を多用しているが、それこそ「米軍差別」ではないか。

 

「報道しない自由」を盾にこれからも無視を続けるようなら、

メディア、報道機関を名乗る資格はない。

日本人として恥だ。

とまれ、トルヒーヨさんの一日も早い生還を祈りたい。

 

早い話が

琉球新報、沖縄タイムスをはじめとする沖縄メディアなど

「反基地・反米」の妄想崛起フィルターでしか物事を見られない

勝手にふるえてろ的な連中にすぎない!

フィルターを捨て去るか、でなければ絶滅しやがれ!!

という次第。

 

実際、

県内外の心ある人々から称賛や早期回復を願う声がわき上がっている。

とまで書いた以上、

この件にスルーを決め込んでいる(とされる)沖縄地元紙は

冷酷非情な心ないメディアということになる。

 

W(^_^)W\(^O^)/♬ゼーツメーツすべきで〜しょうか〜♬\(^O^)/W(^_^)W

 

いや、激しいタンカを切ったものであります。

普通に考えるかぎり、相当の覚悟がなければ

名指しでここまで言えるものではない。

 

と・こ・ろ・が。

 

沖縄メディアに「反基地・反米」で勝手にふるえる傾向があるのは事実としても

今回、勝手にふるえてたのはどうも産経側だったようなのです。

長くなりましたので、続きは次回!

 

(↓)ニッポンはゼーツメーツすべきで〜しょうか〜? というわけで、この4冊をどうぞ。 

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ではでは♬(^_^)♬