しばらく前から予告していました
16冊目の本(アスペクトより2月刊行予定)について
昨日、タイトルが正式に決定しました。
ご存じのとおり、この本には
『2020年日本消滅』
という仮題がついていましたが、
それを上回るインパクトがあります。
すなわち・・・
右の売国、左の亡国
〜2020年、日本は世界の中心で消滅する
V(^-^)V\(^O^)/強烈だろう、おい\(^O^)/(^-^)V
「右の売国、左の亡国」はもともと、
担当編集者・Kさんとの打ち合わせの席で
出てきたフレーズ。
現在の日本で
いわゆる戦後保守と
いわゆる左翼・リベラルがそれぞれやっていることを
端的に要約したらこうなるのではないか、
というわけです。
で、サブタイトル候補として残っていたのですが
こちらをメインにした方がいい!
という判断により、
メインとサブが入れ替わることに。
2015年、やはりアスペクトから刊行した
『愛国のパラドックス』には
「右か左か」の時代は終わった
というサブタイトルがついていましたが
期せずして、それを発展させる形になりました。
要するにわが国は
2015年から2017年までの間に
「右か左か」の時代は終わった
という段階から
右であろうと左であろうと、このままでは国が消える
段階に達した、ということですね。
とはいえ、
なぜそれが「世界の中心」で起こるのか?
そもそも「世界の中心」とは
具体的にどこなのか?
そして日本は
どうして「世界の中心」で消滅するのか?
これらの疑問については
すべて本の中でお答えします。
ちなみにこの本は三部構成。
第一部はずばり
「日本は世界の中心で消滅する」
と題して、
右に転んでも左に転んでもダメという現状の内実と、
それが成立するにいたった経緯、
さらにはそこから脱却する可能性を
じっくり論じます。
つづく第二部は
「『消えゆく国』の風景」
と題して、
日本社会のさまざまな分野に見られる
「消滅の予兆」を取り上げます。
政治、
移民、
セックスレス、
そして演劇と、
幅広くやりますよ。
そして第三部、
というか巻末付録が
みなさまお待ちかねの
政治経済用語辞典。
巻末付録といっても
二段組みで約40ページに及んでいますので
けっこうなボリュームがございますよ。
どのエントリーも、
あまりに赤裸々な真実に
笑っていただけること間違いなし。
祖国の現状にハードな警鐘を鳴らしつつ、
しっかり笑える政治論!!
こんな本、今まであったか?!?
右の売国、左の亡国
〜2020年、日本は世界の中心で消滅する
ぜひ、ご期待下さい!
ではでは♬(^_^)♬
8 comments
kazu says:
1月 26, 2017
素晴らしいタイトル!
まるで小田原城の北条氏政になった気分です。
右を見ても左をみても逃げ道無し!
頼るは東北の伊達ばかり、え?伊達も豊臣に白旗?!マジでー!という感じがタイトルに凝縮されてます。
我々には搦め手の脱出口は残されているのでしょうか??
はたまた、氏政の首と引き換えに、無血開城の上、脱出することができるのでしょうか?
政治経済辞典にも期待しています。
「日本を、取り戻す。」も収録してほしいな・・・
せい says:
1月 27, 2017
三島由紀夫ではありませんが、日本人の感覚からすると、鼻を摘みたくなるような戦後空間とでもいうべき時代が、2000年代以降より酷さが加速した感があります。ナウシカで例えるなら、三島由紀夫が旧人類で環境汚染に耐えられずに滅び、新人類の私は腐海の瘴気には耐えられないといった所でしょうか。右も左も保守の防波堤にならないなら、不快、もとい腐海で埋め尽くされるのでしょう。もう保守するものがないのかも。中野さんに倣って、古典に逃げ込もうかしら。オタクの領域もかなり侵略されたし、、、
反孫・フォード says:
1月 27, 2017
メインとサブが逆になった・・・ほんとバラドック巣的ですね。
政治経済用語辞典・・・
私は現代語裏辞典と言うのをトイレットに常備してましてたまに独り(ニヤあるいわ爆)笑いしているのですが、
これもチキチキマシン猛レースのケンケンみたいな笑いが出来ればいいなぁと本屋で購入してみます。
メルケル says:
1月 27, 2017
どんな危機的状況にもユーモアを忘れない。まさに先生の(あるいは保守の?)真骨頂を垣間見る気がします。
中野剛志先生とはまた違ったセンスの笑いを楽しみにしております。
反孫・フォード says:
2月 2, 2017
>中野剛志先生とはまた違ったセンスの笑いを楽しみにしております。
先日、とある本屋(と言うか卸し問屋さんのでしょうけど)のnet注文で検索したら佐藤氏のアスペクトの新刊は タイトル”女性政治家と風俗嬢――ホンネで語る天下国家” と表示されていました。
「なんじゃぁーっ!コーリァっ!」(超人・中野・大陸の懐かしいギャグですね)
違ったセンス ではあるのでしょうけど・・・・笑えるとも思えるものの内心ひきつり笑いで、不安が消えませんがポチッと予約してしまいました。
考えてみるとこのタイトルはトランプに決まる以前のタイトルだったのかもしれない。
まぁどうでもいい無駄口な独り言です。失礼しました。
SATOKENJI says:
2月 3, 2017
一年以上前、初期段階で持ち上がったタイトル案のひとつですね。
とっくに変更となったのですが、生き残っていたとは(苦笑)
タイトルはあくまで
「右の売国、左の亡国 2020年、日本は世界の中心で消滅する」
です。
玉田泰 says:
2月 3, 2017
「右の売国、左の亡国」とはまた実に現在の日本の状況を射抜いたタイトルなのではないでしょうか?
先生の著作の発売を待つのは初めての経験なので、大いに期待が盛り上がっています。予約が開始されたら早速申し込もうかと…。
「右であろうと左であろうと、このままでは国が消える」とは、保守の真価が問われている内容なのでしょうか?
いつ頃、予約は開始されるのですか?
SATOKENJI says:
2月 3, 2017
そろそろはじまると思います。
その際には告知いたします。