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『平和主義は貧困への道』の重要なポイントの一つに

爽快な末路の概念があります。

あらためて要約すると・・・

 

1)自分の抱えている矛盾がどんどん深刻化、収拾がつかなくなる。

2)しかしそれは、「これ以上の矛盾は生じようがない」ということでもある。

3)よって人は、しばしば(2)の状態を「矛盾がなくなった」状態と錯覚する。

4)長年の矛盾から解放されたように感じるので、当然ながら爽快になる。

5)「やはり自分は正しかった!」という思い込みのもと、進んで自分の首を絞める。

6)しかしその痛みこそ、成果を挙げている証拠と錯覚され・・・(以下、滅びるまで繰り返し)

 

「ね、イッちゃうでしょう?」(※)お姉さまのお言葉です。

 

「いいの、愛するって身を尽くすことだから」(※)お姉さまのお言葉です。

 

しかも性格診断プログラム「ディグラム診断」を考案した

木原誠太郎さんによれば

2019年の日本人は

思考停止にすら安住できなくなって

感情がいつ暴走してもおかしくない状態とのこと。

 

となれば、きっかけ一つで

爽快な末路への疾走が始まるのは

明らかと言わねばなりません。

 

むろんこの疾走、

当事者の主観では

正しい方向への力強い歩み

ということになるのですがね。

 

他人を騙すのが下手なヤツはいる。が、自分を騙すことにかけては誰でも天才だ。

 

このような爽快な末路の例としては

たとえば、こんなものもあります。

 

消費増税2ヶ月前、担当者は言い切った「駆け込みない」

(朝日新聞デジタル、2日配信)

 

10月の消費増税まであと2カ月となったが、

増税前の駆け込み購入の動きが鈍い。

1日に発表された7月の国内新車販売は前年同月比4%増。

2014年4月の前回の増税前に2~3割伸びたのと比べると、

販売現場はいたって静かだ。

住宅でも状況は似通う。

元の記事こちら。

 

全国軽自動車協会連合会の担当者など

「駆け込みはない」と言い切ったとか。

 

ふつうに考えれば

これは経済的に余裕のない人々が増えた結果

駆け込みで大きな買い物をする勢いまで失われた

ことを意味するはず。

 

ところがお立ち会い。

記事にはこうあるのです。

 

専門家の間では、

増税前後の消費の浮き沈みは前回より小さく、

景気への影響も限られるとの見方が強い

 

(※)記事の内容と直接の関係はありません。

 

分かりますか?

駆け込み需要がないからには増税後の反動減も(大して)ないだろう、

そう言っているんですよ!

本気かどうかは別として!!

 

(※)だから、記事の内容とは関係ないと言っているだろうに。

 

いやあ、爽快。

10月の10%引き上げは

わが国の経済にたいし

予想をはるかに超えた大惨事を引き起こすでありましょう。

 

だとしても、目下展開されている爽快な末路への疾走で

最も華麗なものは、やはりこれです。

韓国のホワイト国除外。

 

アメリカのポンペオ国務長官が

土壇場で仲介しようとしたにもかかわらず、

政府は2日、除外を閣議決定しました。

 

もっともアメリカが提案したのは

日韓双方にたいして

新たな強硬措置を控える「休止協定」に署名することだけで

懸案事項の解決を直接めざしてはいなかったとのことですから

どの程度、真剣に仲介したかは疑問の余地もあります。

とりあえず、間を取り持つポーズだけ取ってみた、

ということかも知れません。

関連記事こちら。

 

ちなみに産経新聞は、これについてもみごとに爽快な報道をしています。

いわく。

 

トランプ政権が問題視するのは、韓国の文在寅政権の態度だ。

ロイター通信によるとトランプ政権高官は1日、

一部記者団に対し、

文政権が日韓の信頼関係を破壊し、

韓国国内での反日感情をあおる「政治的計算」を働かせているとして「懸念」を表明した。

元の記事こちら。

 

ところが、その直後にはこう書いてある。

 

一方で、日本政府による韓国の「ホワイト国」除外については

「日韓の貿易関係の悪化は、両国や他の国々の経済に悪影響が出る恐れがある」と指摘した。

 

じゃあ、日本の態度だって問題視しているんだろうが!!

 

爽快だわ、なんて爽快なの! もうイッちゃいそう!」(※)お姉さまのお言葉です。

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とはいえ、ご主人様の意向を無視してでも

強気の態度に出るとは。

媚びて堪え忍ぶのが取り柄の極東現地妻

思い切ったことをしたものです。

 

だとしても、それは今回の行動が賢明なものであることを何ら保証しません。

 

文在寅大統領はホワイト国除外について

「加害者である日本が、盗人猛々しい」と非難。

関連記事こちら。

 

日本製品の不買運動に加えて

ソウルの日本大使館前では抗議デモが行われるなど

日韓関係はますます悪化しています。

関連記事こちら。

 

これについては、以下のような指摘も。

 

(日本の輸出管理強化による)経済危機を乗り越えようと、

財界や政界も協調する挙国一致体制が生まれ、文大統領の求心力は高まった。

 

結果的に、「克日」(※)の大合唱が響く中、

徴用工問題は脇に置かれている。

問題解決には、むしろ逆効果だったのではないだろうか?

(※)「反日」に代わるスローガン。読んで字のごとく、日本に勝とうというもの。

元の記事こちら。

 

それどころか・・・

 

(韓国の外務省高官は)「韓国が守勢に立たされていた徴用工問題が変質した」とみる。

今までは韓国最高裁判決は「国際法違反」と

日本からの批判攻勢にさらされていたのに、

輸出規制後は「日本こそ国際法違反」と

国際社会に向けて反論できるカードを得たからだ。

経済的には打撃だが、国際政治的には文大統領への「助け舟」になったというのだ。

 

(※)ギレン総帥の見解です。

 

ついでに「経済的打撃」云々(デンデンと読むのだよ)についても

昨晩、柴山桂太さんはこうコメント。

 

管理強化といっても、

すでに経産省は「軍事転用の恐れがなければ速やかに許可する」と言っており

実際にどれほどの影響があるかは疑問。

 

ついでに韓国経済は、どのみち最近調子が悪い。

打撃があった場合、

文在寅はそれを日本のせいにできる。

つまり自分の失政について、言い訳を与えてもらったようなものだ。

 

おいおい、総理は文在寅とひそかに恋に落ちているんじゃないのか?!

 

だとしても、こんなものはまだご愛敬。

真のポイントは今回の措置が

安全保障にどんな影響を与えるか、です。

どうぞ。

 

先送りしてきた独島防衛訓練の実施検討 今月半ばにも=韓国軍

(聯合ニュース、4日配信)

 

韓国軍が早ければ今月半ばに

独島防衛訓練を実施する方向で検討していることが4日、

複数の韓国当局筋の話で分かった。

同訓練は当初6月に実施される予定だったが、

韓国側は対日関係を考慮し先送りしてきた経緯がある。

しかし日本政府が「ホワイト国(優遇対象国)」からの

韓国除外を決定したことなどで、訓練の実施が検討されるようになった。

元の記事こちら。

 

独島とは、言うまでもなく竹島のこと。

8月半ばとくれば

向こうにとっては「光復節」

(日本の降伏で朝鮮統治の終わりが決まった記念日)ですから、

大いにありそうな話です。

 

しかるに政府は、

韓国との国際的信頼関係が崩れたという前提のもと

安全保障上の懸念を理由に

ホワイト国除外に踏み切ったはず。

 

おい、日本政府!

まさかそんな信用ならん国に

いつまでも竹島を実効支配、

つまり不法占拠させておくつもりじゃないだろうな?

 

ただちに竹島上空を

少なくとも防空識別圏、

できれば日本の領空に含め、

盗人猛々しい(Ⓒ文在寅)韓国軍の防衛訓練とやらを

断固、阻止する構えを見せたらどうだ!

それが毅然たる態度ってものだろうに!

 

のみならず。

 

韓国側では今回の措置と関連して

2016年から日本と結んでいる

軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄が取り沙汰されているが

そんなもの、日本から先に破棄してみせろ!

 

輸出規制対象となっている品目の管理ひとつ信頼できない国が

軍事情報の管理については信頼できるなどと

認知的不協和丸出しの寝言を抜かしたりはするまいな?!

 

・・・ところが、現実はこうなのです。

 

菅義偉官房長官は(7月)29日午前の会見で、

韓国内で日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)破棄を求める声が

上がっていることに関連し、

日韓は連携すべき課題では連携するとの認識を示した。

 

菅官房長官は、GSOMIAは2016年に締結されて以来、

地域の安定に寄与してきたとの認識を示し

「日韓関係は厳しい状況にあるが、連携すべき課題では連携する」と述べた。

元の記事こちら。

 

半導体材料の管理について信頼できなくとも

軍事情報の管理については連携(つまり信頼)できるらしい。

ならば竹島の件についても

「日本にとって不都合な点は見て見ぬふりをする」

じゃなかった、

「連携すべき課題では連携する」

の原則にしたがい、

形ばかりの「遺憾の意」の表明ぐらいですませるんでしょうな。

 

ハッキリ言おうじゃないですか。

こんな支離滅裂、かつ御都合主義的な振る舞いなど、

浅知恵まじりのヒステリーとしか形容しようがない。

しょせん、現地妻は現地妻です。

 

GSOMIAを破棄しない理由にしたって

要は単純明快。

そんなことをしたらご主人様の逆鱗に触れかねないからです。

アメリカ国務省、および国防総省は

そろってGSOMIAは北東アジアの安全に不可欠という立場ですからね。

関連記事こちら。

 

言っちゃ何ですが、

相当にぶざまな振る舞いをしているのですよ、わが国は!!

 

だから、こういうことになる。

 

ロシア首相、択捉島訪問=「われわれの領土」と主張ー日本の抗議を一蹴

(時事通信、2日配信)

 

ロシアのメドベージェフ首相は2日、北方領土の択捉島を訪問した。

メドベージェフ氏は北方領土について「われわれの領土」と主張し、

領土問題で譲歩しない姿勢を鮮明にした。

 

北方領土を訪問するたびに日本政府が抗議していることに関し、

同氏は択捉島で記者団に対し、

「ここはわれわれの領土であり、ロシアに属する。何を心配する理由があろうか」と一蹴。

「(日本側から)こうした憤慨があればあるほど、

恐らくロシア政府関係者がここに来る理由となる」と挑発した。

元の記事こちら。

 

立派なタンカを切ってみせたものではありませんか。

ウジウジと陰湿な意地悪をやっているとしか思えない

極東亡国の政府などより

見ていて、よほど気持ちが良い。

敵ながらあっぱれであります。

 

韓国のホワイト国除外が閣議決定された2日に

わざわざ択捉島を訪問したことの意味は

もはや説明するまでもないでしょう。

 

物事を理解しないまま行動することは

意図とは正反対の結果をもたらすのだ。

──『ブレードランナー』本編未使用の台詞

 

北朝鮮も7月31日につづき、

やはり8月2日に短距離ミサイルを発射。

何というか、

現地妻がヒステリーに陥ったのをいいことに

みんなで好き放題やっている感じです。

 

しかるにここで、

頼みの綱のご主人様がこんなことをおっしゃるんですな。

 

トランプ米大統領は、ホワイトハウスで記者団に、

今回(注:8月2日)の飛翔体発射に関し

「(北朝鮮と)短距離ミサイル(停止)については合意はない。問題はない」と強調。

「非常に標準的なものだ」との考えを示した。

元の記事こちら。

 

いいか、ご主人様はあんたよりジョンウンちゃんに夢中なんだよ。

 

それどころか・・・

 

トランプ氏、短距離容認と首相に 北朝鮮ミサイル巡り、非核化優先

(朝日新聞デジタル、4日配信)

 

トランプ米大統領が5月以降の北朝鮮による短距離弾道ミサイル発射について、

停滞する非核化協議に北朝鮮をつなぎ留めるため容認するとの考えを

安倍晋三首相に直接伝達、理解を求めていたことが3日、分かった。

 

日朝首脳会談実現に向けて米政権との協力強化に軸足を置く日本政府は、

トランプ氏の姿勢を黙認している。

元の記事こちら。

 

おいおいおい。

自分のところに(核)ミサイルが飛んでこなければ

それでいいと構える大統領が

本当にいざというとき、日本を守ってくれると思うか?

 

ついでに自国民を拉致して返そうともしない国と

無条件の首脳会談とやらをやりたいばかりに

そういうトランプの態度を黙認する政府とは

一体どういう政府だ?!

 

にもかかわらず、韓国にだけはつらく当たる。

しかも竹島やGSOMIAの件を棚に上げるという

甘ったれた御都合主義を丸出しにしたまま。

 

こんな振る舞いをして恥じない国が

自国の権益や国家戦略を達成できると思いますか?!

 

2019年夏、

爽快な末路への疾走は本格的に開始されたのです。

次に待っているのは、現実否認の大同団結だろうなあ・・・

 

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ではでは♬(^_^)♬