「新日本経済新聞」、私の記事が更新されました。

5/6の9:00前後からご覧になれると思います。

 

今回のテーマは「ネズミが通貨の単位になる!」。

 

アメリカ現代文学を代表する作家

ドン・デリーロの小説

「コズモポリス」に出てくるフレーズです。

 

より正確に言うと、

ポーランドの詩人・劇作家

ズビグニェフ・ヘルベルトの言葉なのですが、

デリーロは小説の冒頭でこれを引用したうえ

どんどんイメージをふくらませてゆく。

 

「コズモポリス」の主人公エリック・パッカーは

若くしてウォール街のスーパーリッチとなった投機家ですが、

専用リムジンの中で

部下とこんな会話をするのです。

 

「今日の為替の終値、ネズミは1ユーロ安」

「ロシアのネズミが切り下げられるのではないかという懸念が広がっています」

「ロシアの妊娠したネズミが大量に売られている」

「アメリカがネズミ本位制を制定」

「アメリカドルはネズミに交換可能」

「世界的な健康の脅威と言うべき死んだネズミの蓄積」

 

さらにニューヨークでは

社会的格差の拡大に抗議する人々が

暴動のようなデモを展開しているものの、

生きたネズミを持ってレストランに乱入、

壁にネズミを投げつける男たちが出てくる。

 

これらの人々、

デヴィッド・クローネンバーグ監督による映画版「コズモポリス」では

ずばりラットメン(ネズミ人間)と呼ばれました。

 

のみならず、街頭ではネズミのコスプレをした連中が

全長6メートルの巨大なネズミの張りぼてを担ぎ出す始末。

 

このネズミへのこだわりは、一体何を意味するのか?

記事ではこれを「カネの本質」という点とからめて考察します。

 

「ネズミが通貨の単位になる!」、

ぜひご覧下さい。

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ではでは♬(^_^)♬