ここ数日、

安倍首相が「ファイナンシャル・タイムズ」に自分名義で寄稿した文章

「私の『第三の矢』は日本経済の悪魔を倒す」

について、

いろいろ論評してまいりました。

 

けれども人間、文句をつけるばかりが能ではありません。

 

日本経済の悪魔祓いをしようというセンスは、

経済学的には意味不明で、

ホラー映画の文脈でも軽く30年〜40年は時代遅れだと思いますが、

やるならやっていただきましょう。

 

ただし何であれ、

やれば良いというものではありません。

正しいやり方があるのです。

 

映画「エクソシスト」に沿ってご説明しましょう。

同作品における悪魔祓いは、

イエズス会が実際に行ってきたものを手本にしているそうですが、

まず注意すべきはこれ。

 

1)悪魔祓いをしていると、部屋の中は非常に寒くなる。

 

すなわち日本経済の悪魔祓いをするには、少なくともいったん、

経済の厳しい冷え込みを覚悟することが必要です。

支持率がどうなるかは保証いたしませんが、そこはそれ、お国のためですので。

 

つづいてこれです。

 

2)健康状態が万全でない者は、悪魔祓いの最中、心臓麻痺で死ぬこともある。

 

健康問題で一度は政権を投げ出した方にとっては、なかなか厳しいハードルかも知れません。

どうなるかは保証いたしませんが、そこはそれ、お国のためです。

 

そして。

 

3)悪魔祓いを完全に成功させるには、悪魔を自分に取り憑かせ、そのうえで自殺する必要がある。

 

早い話、特攻精神が求められるんですね。

どうなるかは保証いたしませんが・・・(以下略)。

 

しかし、安倍首相は偉大な政治家(のはず)です。

これくらいの覚悟は、むろんおありでしょう。

 

日本を取り戻す(どこから?)ため、

みごと悪魔を倒すことを期待します。

陰ながら、ご健闘を祈念いたします!

 

お守りがわりに、これを添付しておきましょう。

ヒエロニムス・ボッシュの絵から出てきた第二の化け物です。

 

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ただしご注意を。

「エクソシスト」における悪魔祓いは、イエズス会のやり方を手本にしていますが、

ジョージ・A・ロメロ監督の現代的吸血鬼映画「マーティン」によれば、

 

細かいところが間違いだらけ!!!

 

なのだそうです。

 

ではでは♬(^_^)♬