前回の話のおさらい。
1)「日本補完計画®」とは、
現在の日本が抱える問題を一気に解決するであろう(想像上の)存在と
論理も自我も超えて一体化することをめざす傾向である。
2)しかるにグローバリズムは、
歴史も文化も伝統も超えて、世界を経済的利害のみで一体化することをめざす点で
「世界補完計画®」とも呼ぶべき特徴を持つ。
3)すなわち「日本補完計画®」を志向する保守派(の一部)と、
「世界補完計画®」を志向するグローバリストは、
対極に見えつつ、似たもの同士である。
さあ、これで第二次安倍政権について、すべて説明がついてしまいます。
題して
新保守アヴェンゲリオン
または、残酷な愛国のテーゼ!
1)日本の現状に危機感をつのらせた保守派(の一部)は、
憂国の念に駆られるあまり、「日本補完計画®」を考案するにいたった。
2)同時に彼らは、中国やアメリカなどといった戦後体制の使徒を撃退すべく、
汎用決戦兵器・アヴェンゲリオン
を開発した。
3)アヴェンゲリオンの搭乗員として選ばれたのが、
イカリ・シンジならぬアベ・シンゾウである。
シンジは「人類補完計画」の責任者の息子だが、
シンゾウも戦前版・日本補完計画ともいうべき
「経済新体制計画」(※)を考案した人物の孫。
(※)1940年、商工省(現在の経産省)次官だった岸信介のまとめたプロジェクト。
「日本の未来は、キシの孫に託そう!」
ということになったのだが・・・
4)じつは戦後体制の使徒たちも、世界補完計画®をめざしていた!!
アヴェンゲリオン初号機に乗って出撃したシンゾウだったが、
使徒たちとぶつかるや、
日本補完計画®と世界補完計画®の本質的共通性ゆえに
敵とシンクロする状態に陥る。
(注:総理が外遊するたびにグローバリズムに染まった発言をすることに注意!)
5)こうしてアヴェンゲリオン初号機は制御不能となり、
シンゾウも「日本の補完のために戦う」と主張しつつ
グローバリストの世界補完のために尽力するという、
味方なのか敵なのかサッパリ分からない存在になる。
ついでに制御不能に陥ったことを反映して
アヴェンゲリオン、およびシンゾウの言葉づかいは矛盾だらけと化す。
さあ、日本補完計画®の推進者たちはどうするか?
つづきは明日のブログをどうぞ。
そう言えば「新世紀エヴァンゲリオン」でも
エヴァンゲリオンは「捕獲した使徒を研究して作られたもの」
という設定になっていた記憶があります。
ではでは♬(^_^)♬
3 comments
くらえもん says:
7月 29, 2014
>日本補完計画®と世界補完計画®の本質的共通性ゆえに
敵とシンクロする状態に陥る。
本当にシンクロしちゃってますからね。
恐ろしいことです。
>さあ、日本補完計画®の推進者たちはどうするか?
「世界補完計画®に尽力するアヴェンゲリオンと一体化することこそが実は日本のためなのだ」なんて言い始めそうですね。
実際、安倍支持者の一部は手のひらを反してグローバリズム支持を始めているようですし。
john doe says:
7月 29, 2014
不要な身体を捨て、全ての魂を今一つに。
この台詞は安倍総理がもはや国境や国籍にこだわる時代は過ぎ去りました。と言い放ったのと
もう丸かぶりなんですよね。恐ろしいもんですよ。
これはもう政治や経済、国家と言う生態系システムの共通化による統一ですからね。
人類統一計画に改めると、とたんに統一教会の影が・・・・
一つでも脆弱性があれば、ホテルや旅館のマスターキー一本でドアを開放する如く
連鎖的に崩壊する危険があるって理解できないのでしょうか?
こんなこと過去に何度も経験してるのに。
akkatomo says:
7月 29, 2014
映画版で譬えますと、今後は戦略自衛隊によるネルフ攻略、
サードインパクトの発生といった所でしょうか?
2.26事件再び?