ツイート
7月25日の記事
「非実在総理®と日本補完計画®」について、
くらえもんさんから興味深いコメントをいただきました。
私は「日本補完計画®」について、
日本の現状に危機感をつのらせるあまり、
すべてを解決してくれる(架空の)存在、つまりアベター®を想定し、
論理も自我も超えて、それと一体化したがる傾向。
および、そのような一体化を周囲に広めたがる傾向。
という意味で用いたのですが、
くらえもんさん、
こう書いているのです。
(「新世紀エヴァンゲリオン」に出てきた)人類補完計画というのは
グローバリズムと非常に構造が似ていますね。
国と国との境界(国境に限らず文化や言葉、伝統なども含む)を取り除こうというのが
グローバリズムである一方、
人類補完計画なるものは人と人との境界を取り除こうというものですからね。
これは素晴らしい指摘です。
なぜなら、くらえもんさんの論理にしたがうとき、
「日本補完計画®」を推進したがるタイプの保守と、
「世界補完計画®」とも呼ぶべきものを推進したがるグローバリストは、
一見、対極にあるかに見えて
じつは非常に重なり合う存在だ
ということになるからです。
おっと!
第二次安倍政権の動向をめぐる疑問は、
これでキレイに説明がついてしまうではありませんか。
どう説明がつくのか、
それは明日のブログをどうぞ。
なおベッラさんに。
私の亡き伯母もオペラをやっていました。
佐藤貴美子と申します。
これも何かのご縁かと。
3 comments
くらえもん says:
7月 28, 2014
コメントを取り上げていただきありがとうございます。
ちょうどグローバリズムと人類補完計画は似ているなぁと思っておりまして、いつか拙ブログのネタにしようかと考えていた矢先に先日のエントリーで日本補完計画なるものが書かれておりましたので、反射的にコメントしてしまいました。
>どう説明がつくのか、
それは明日のブログをどうぞ。
明日のブログが楽しみです♪
taka says:
7月 29, 2014
はじめまして。
興味のある話題でございましたのでコメントを残した次第でございます。
私も以前より人類補完計画とグローバリズムが似ていると思っていました。
佐藤先生がご指摘なされている「境界をなくす」という点はまさにそうだと思います。
それともうひとつ私が似ていると思っている点はそれを推進しようとしている人間の人間性です。
人類補完計画を遂行しようという人間「ゼーレ」、「碇ゲンドウ」どちらとも言えることは世間知らずということではないかと思います。
自分たちは人間、社会の全てを知っていて、ある種の高みにいると思い自分たちの価値観が正しいと思い込みそれを押し付けようとしているわけです。
実際のところ自分の息子が何を望んでいるかもわからず、まともに向き合おうともせず、話し合おうともしない、そういった人間が碇ゲンドウなわけです。
とても子供っぽい人間です。
グローバリズムを遂行しようとしている人間も自分たちの価値観が正しいと、ここの価値観など必要ないとまさにそんな押し付けがましい子供っぽいところがあるのではないかと思います。
机上の理論で物事を語り、自分たちが見ているものが社会の全てだと信じ、自分たちとは違う考え方を受け付けない、グローバリズムを推進しようとしている人間にはそんな子供っぽさを感じます。
そういった点においてもグローバリズムと人類補完計画が似ているのではないかと思います。
またエヴァンゲリオンを制作したアニメ制作会社のガイナックス系統で最近放送した「キルラキル」というアニメもグローバリズムっぽいことをテーマにしておりました。
この点については三橋貴明さんのメルマガに執筆されているアニメーターの平松さんもメルマガで指摘されておりました。
ただこのアニメとエヴァンゲリオンとの違いはエヴァは最後虚無が世界を覆うわけですがキルラキルは人類がその世界(キルラキルの世界)の最大の敵「生命繊維(=グローバリズム)」に打ち勝つところです。
それも特別な人間ではなく(もちろん特別な人間も含まれていますが)いわゆる草莽がひとつになって打ち勝ちます。
そういうところを見ると今の人たちが必ずしもグローバリズムなるふわふわしたわけのわからないものを望んでいるわけではなく、平凡かもしれないけれど自分の人生を生き抜くということを望んでいるのではないかと想像してしまいました。
またこのアニメに登場する「鬼龍院皐月」という少女がバリバリのエリートでありながら泥をかぶり、どんな状況でありながらもあきらめず、おのずから虎穴にいり、ありとあらゆる策を講じ執行するところがなんとなくでありますがレジリエンスの塊である「藤井聡」さんを彷彿としているように感じました。
もしまだ未見でご興味をお持ちいただけましたら、ぜひともご覧頂けたらと思います。
現代のアニメも決して捨てたものではないと思っていただけるのではないかと思います。
長文失礼いたしました。
佐藤先生のブログの更新を楽しみにお待ちしています。
ベッラ says:
7月 29, 2014
ドイツでご活躍だったソプラノ歌手でいらっしゃったのですね。
大先輩でいらっしゃる。
こちらこそよろしくお願い申し上げます。