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「西部邁ゼミナール」年末スペシャル
「メディアクラシーの落日」、
いかがでしたか。
マスメディアが高度に発達した時代における
民主主義のあり方というのは、
非常に重要なテーマだと思います。
今後もさまざまな形で取り上げてゆきたいですね。
さて。
番組をご覧になった方は気づかれたでしょうが、
私を紹介するテロップに、
局側が新刊案内を入れてくれました。
「愛国のパラドックス 『右か左か』の時代は終わった」
アスペクト社より、2015年1月27日発売。
あらためて、カバー画像をご紹介しましょう。
素敵な仕上がりだと思うのですが
じつはデザイナーが工夫して下さいまして、
帯を取ると、さらに仕掛けがあるのですよ。
視覚的に面白いだけではなく、
本のテーマとも関連した仕掛け。
どんな仕掛けかは、刊行されてのお楽しみです。
また本の冒頭には
近代日本のイデオロギー的な混乱、
とくに「保守」の概念をめぐる混乱と誤解(パラドックス)
に関する、60ページ近い序論を収録。
12月の総選挙の結果についても、
さっそく取り上げました。
よく 「三度目の正直」と言われますが、
安倍内閣も今や三度目。
はたして日本を再生できるのか?
帯にも記されているように、
それはイデオロギーをめぐるパラドックスを解きほぐし、
従来の意味における「右か左か(=保守か左翼か)」という発想を
捨てられるかどうかにかかっているのです。
amazon ではすでに予約受付中。
ご期待下さい。
ではでは♬(^_^)♬
3 comments
hello says:
12月 30, 2014
あいつは保守なのか?あいつは擬似保守だ!あいつは左翼だ!
こういう論争は幼稚過ぎて正直もう飽きてるんですよね。
私に言わせれば正しいこと言っているのなら別に左翼でもいいんです(「左翼でもいい」にアレルギー反応を起こす保守派が異常に多い・・・)。
右とか左とかというのも結局天秤みたいなもので、安定的に釣り合いが取れてれば良いと思っています。
戦後は左側に傾いていたとは私も思いますが、自由平等博愛を全否定しがちな保守派の人達の論はいただけないですね。この程度の事を常識として国民が政治を語って欲しいです。
カインズ says:
12月 30, 2014
「メディアクラシーの落日」、拝聴いたしました。物事を建前か本音いずれか一方のみで判断することの愚かしさ、欲望だけで政治を行って良い結果を出せるのかといった問題が扱われておりましたね。視聴しているうちに、今の日本では物事を一辺倒にしか考えることが出来なくなっているのではないかと感じられました。様々な性質を持つ物事を一つの方向からしか見ることが出来ないから、正しい解決方法を見いだせない。そして、単純な解釈であるがゆえに幼稚でもある。もう少し物事を深く考える「気風」が国民の間に出てきて欲しいものですね。でなければ、似たような政治家が選ばれ続け、何時までもループし続けるだけでしょうから。
「愛国のパラドックス」、楽しみにしています。「保守」という言葉も「右翼」とか「反中」といったイメージとないまぜになって、大分混乱しているように思います。いわゆる「保守」の政治家である石原氏も引退したことですし、国民が持つ「保守」のイメージを変える政治家が必要なのではないかと思います。
たけまん says:
12月 31, 2014
「メディアクラシーの落日」拝聴させて頂きました。後半の部分で戦後の物語がリメイクされている。のところで、最近WoWOWで放映された映画『劇場版 まどか☆マギカ』3作品(http://www.wowow.co.jp/cp/madoka/?ad_id=gs00000017473&gclid=CJeT88qL7sICFYsrvQodFy4AJw
がすぐに頭に浮かびました。
この世の中、矛盾(難題?)だらけで、何とかツジツマを合わせて乗り越えたと思っても、また新たに矛盾(難題?)が生じる。
そんな事を訴えている作品かな?というのが私の感想です。3作目は私にはちょっと難しかったですが、明らかに作者は哲学的なことを表したいのだと思えます。
こちらのサイトによるとゲーテの作品と関係している言葉が出ているみたいです。
http://dic.pixiv.net/a/%E5%86%86%E7%92%B0%E3%81%AE%E7%90%86
ぜひとも佐藤先生の感想をお聞きしたくなっていまいましたので、いつかお時間ある時にでもご視聴して頂けたらと思います。