消費税10%引き上げの予定期日まで
あと1年ちょっとになりましたが
安倍総理が今になって
そもそも8%に上げたことを悔やんでいるという記事が出ています。
どうぞ。
安倍首相が、
2017年4月の消費税率10%への引き上げを先送りする場合の状況について、
「世界経済の収縮」を条件に掲げ始めた。
これまでは
「リーマン・ショックや大震災のような重大な事態」
が起きない限り、予定通り実施する考えを強調してきた。
与党内では
「首相は軌道修正を図っている。
再増税を見送る可能性が高まっているのではないか」(自民党中堅)との見方も出ている。
年初から急激な円高、株安が進み、
世界経済が不安定になる中、
再増税を既定路線にしたくないとの思いが強まっているようだ。
周辺には「消費税を8%に引き上げたら景気が冷え込んだ。
上げなければ、税収は今頃もっと増えていただろう」と、
半ば悔やむように語っている。
これについては
おなじみ平松禎史さんが
ご自身のブログ「Tempo rubato」で
みごとに一刀両断にしています。
いわく、
・・・なんというか、
夏休みの日記は毎日つけないと後で大変なことになるぞ!、
と言ってたのに
サボって遊んでばかりいたもんだから
お小遣い抜きにされて
ふくれてる子供みたいな言い草ですね。
素晴らしいタトエです。
これにハンナ・アーレントの名言
「政治とは子供の遊び場ではない」
を付け加えれば
いっそう完璧になるでしょう。
要するに、
政府のトップであるあなたが
今さら何を言っているんだ?
ですね。
とはいえ、
子供レベルの言い草であろうと
消費税8%引き上げの間違いを認めたこと自体は評価できます。
とすれば、今後取るべき道は次のどちらでしょう?
1)消費税10%への引き上げ延期。
2)消費税5%への引き下げ。
いいですか、
総理はこう語ったのですぞ。
消費税を8%に引き上げたら景気が冷え込んだ。
上げなければ、税収は今頃もっと増えていただろう。
答えは明らかではないかと思うのですが
今の日本では、どうもそうではないらしい。
なにせ冒頭の記事に出てきた「自民党中堅」は、
再増税を見送る可能性が高まっているのではないか
と述べているのです。
この「自民党中堅」なる人物が具体的に誰なのか、
いや、そもそも実在するのかという点はさておいて
ハッキリしているのは
くだんの自民党中堅氏、
ないしそのような政治家が実在すると思い込んだ人物が
先の設問について、正しい答えを出せずにいること。
そうです。
わが国の保守派は
今や現実が見えなくなっているのです。
これがいかなる結果をもたらすかは
の帯に書かれているとおり。
ちなみに平松さん、
さらに興味深い指摘をされているのですが
これについては、明日取り上げます。
ではでは♬(^_^)♬
2 comments
妄想を崛起 says:
2月 29, 2016
安倍政権の経済政策は、妥当に評価して「こどもレベル」と言って良いと思うのですが、さる2012年の秋から冬にかけて安倍政権発足を超絶支持する「救国内閣などと燃え上がっていた層」も自動的に「こどもレベル」に堕ちた。別にそれはいいんですが、「こどもレベル」に堕ちたことを認められない大人が多すぎるんですよね。「私は(少なくとも一部は)間違っていた。」となぜ言えないのでしょうか?私は間違いを認めることが出来る人が「大人」だと思いますが、それもまた「こどもレベル」の保身が発動するんですよね。
「間違った事を言った大人は1年ほど言論活動を休止して出直す」みたいな慣習が日本にあれば良いのにとか思ったりします。
たかゆき says:
2月 29, 2016
日暮れて 道遠し♪
夏休みの宿題を お願いしていた
東ちゃんは 8月31日になっても
全然 問題を解けていないし、、
新学期になれば なったで
また 試験があるし、、、
夏休み最後の 夕暮れに見上げる
鰯雲は せつないものが ありますね。。。
吾日莫途遠 吾故倒行而逆施之
消費税8%に いまから 鞭打ちしますか ♪