今日はサイト開設の記念すべき日なので、ブログも複数アップします。
みなさん。
かの名画(迷画という説もあるが・・・)「プラン9・フロム・アウタースペース」をご存知でしょうか。
そうです。
史上最低の映画監督!! の呼び声も高い、
エドワード・D・ウッド・ジュニア、
通称「エド・ウッド」さまの代表作。
題名は直訳すれば、「地球征服計画・第九」。
そうです、
ベートーベンの交響曲じゃありませんが、地球征服計画にだって第九があるんですよ、第九が。
地球人が野蛮なままテクノロジーばかり発達させているのを警戒した宇宙人が、「このままでは自滅するぞ!」と警告すべく発動するのが、この第九計画。
死人を蘇らせて、生きている人間を襲わせるというものなのですが、
これがどうやって「人類への警告」となるのか、サッパリ分かりません!!
だいたい「地球征服計画」などと大きく張ったわりには、蘇らせる死人って三人だけなんだよね。
ワケワカなこと、たいがいのインテリの議論のごとし。
ただしインテリの議論と違うのは、ワケワカでも面白いこと。
そして。
この映画には私の大好きなやりとりがあるのです。
地球に飛来した宇宙人のUFO、ある旅客機と出くわすのですが、その機長とスチュワーデスの会話。
スチュワーデス「あれは何なのでしょう、この世のものとも思えませんが?!」
機長「当たり前だろう、円盤なんだから!」
いや、名台詞ですな。
台本を書いたエド・ウッドさん、もしかしたらギャグではなく大真面目だったのかも知れませんが、そんなことはどうでもよろしい。
問題は結果です。
ちなみに「プラン9・フロム・アウタースペース」、アマチュア・ミュージカル版もあります。
舞台における「UFO目撃」の場面は、映画に輪をかけて素晴らしい。
だってパイロット役の人、操縦桿の先端を持って椅子に座っているだけなんだもん!
しかも演出家は、円盤をどうやって出したか。
オモチャの円盤を竿の先にくくりつけ、黒子に持たせたのですよ!
で、黒子がパイロットの前あたりに円盤を持ってくるわけ!!
これで「うわーっ、うわーっ!!」と機長が叫んでいる様子を想像してみて下さい。
この世はすべて宇宙のジョーク!
イギリスの魔術師、アレイスター・クロウリーの名言です。
ではでは(^_^)v