今年の春、「VOICE」誌(2014年4月号)で対談させていただいた
達増拓也・岩手県知事が、
興味深いツイートをされていました。
いわく。
さっき県の人口問題対策本部会議で発言したのだが、
『アナ雪』Let it Goの
「Here I stand. And here I’ll stay.」という歌詞が、
地方の人口減少対策に合う。
「LET IT GO」はもちろん、
「アナと雪の女王」の主題歌。
日本語訳は「ありのままに」となっていますが
わが国でも原題「レット・イット・ゴー」、
ないし「レリゴー」で定着した感があります。
それはともかく。
「Here I stand. And here I’ll stay.」は、
直訳すれば「ここに私は立っている。そして私はここに留まる」。
しかし、こう意訳したほうが的確だと思います。
今、私はここにいる。だから未来もここにある。
「ヒア・アイ・スタンド」に「ヒア・アイル・ステイ」と
語呂を重ねて畳みかける歌詞には、
過去を背負ってここに立っているからこそ
今後もここに留まる
というニュアンスが読み取れるのです。
つまりは歴史的な連続性の自覚。
保守の精神の本質です。
ですから、このフレーズが人口減少対策に合うという
知事のツイートは
まさにその通りなのですが・・・
これは日本全体に当てはまることではないでしょうか?
今の日本には、ご存知のように問題も多々あります。
だからといって国を捨ててしまっては、
それらの問題は放っておかれたまま。
HERE I STAND AND HERE I’LL STAY!
この決意があってこそ
解決の道も見えてくるし、
未来は明るくなると思うのです。
健全なナショナリズムこそ、明日への鍵。
達増知事の発言は、非常に意義深いものと言えるでしょう。
日本再生と地方創生は、じつはイコールなのです!
・・・最後に予告を。
藤井聡さんとご一緒した「西部邁ゼミナール」年末スペシャル
メディアクラシーの落日は
明日、29日(17:00〜18:00)オンエアです。
ぜひどうぞ!
ではでは♬(^_^)♬
3 comments
akkatomo says:
12月 29, 2014
我は何ぞや。この問いに答えられなければ保守ではない、という事なのかもしれませんね。
KATO says:
12月 29, 2014
その健全なナショナリズムとは何か!?そこが問題なのですよね。
先日終了したフジテレビのノイタミナ(深夜のアニメ枠)で放送されていた
PSYCHO-PASS2で鹿矛囲という人物が登場しますが→http://psycho-pass.com/
彼は飛行機事故で死亡した人間のパ-ツを繋ぎ合わせる手術で蘇生した人間です。
それがために、その作品世界を統合運営してるシビュラ(人間の感情をデ-タ数値化してるシステム)から認知されない人間になってしまいます。かつてのこの記事→https://kenjisato1966.com/%e3%83%95%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%82%b1%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a5%e3%82%bf%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%81%af%e8%aa%b0%e3%81%ae%e5%90%8d%e3%81%8b/
のフランケンシュタインの怪物や近代日本と重なるな~と感じました。
日本人は、健全なるナショナリズムを取り戻せるのか?イヤ、そもそも持つことが出来るのでしょうか?それが問題だ。
追伸・忘年会で披露のダンスは即興にしてはレベルが高いな~と思いましたよ。
SATOKENJI says:
12月 29, 2014
指先でも8の字(=消費税率)を描くべきだったと反省しています。
そのうえで両手を合わせて、頭から腰までジグザグに落とす(=景気の冷え込み)とか。
最後は片足を上げたまま、腕を頭上にかざす(=衆院解散)のが良かったかも知れません。