NASAが開発中の新型宇宙船
「オリオン号」の試験機が、
12月5日に打ち上げられました。
これは無人ということですが、
オリオン号、
やがては国際宇宙ステーションのみならず、
月や火星に向けた有人飛行に向かうそうです。
夢のある話ではありませんか。
わが国の「宇宙情報センター」によれば、
宇宙船の名の由来は、
むろん星座のオリオン座。
夜空でもっとも明るく見つけやすく、知名度もあるという理由から選ばれました。
とのことです。
しかし、あわせて想起されるのは
かの「2001年宇宙の旅」に同名のスペースシャトルが登場したこと。
「美しき青きドナウ」のメロディにあわせて、
ワルツを踊るような調子で宇宙ステーションにドッキングした
あの宇宙船です。
ついでにNASAは以前より
ポップカルチャーで有名な宇宙船の名前を
自分たちの宇宙船につけることがある。
スペースシャトルの試作機は、
SFテレビドラマ「スター・トレック」の宇宙船にちなんで
「エンタープライズ」と呼ばれました。
(注:この時点では、同作品の映画版はまだつくられていませんでした)
初飛行の際には、メインキャストが招待されたくらいです。
さらに就航したシャトルの中には
これまた「2001年宇宙の旅」に出てきた宇宙船と同じく
「ディスカバリー」と名づけられたものが。
となると今回のオリオン号も、
「2001年宇宙の旅」へのリスペクトかも知れません。
宇宙開発とは、まず「夢」があって、
その夢を現実化しようとすることで進展してゆく分野なのでしょう。
初期の「スター・ウォーズ」をプロデュースしたゲイリー・カーツさんも、
われわれの映画に夢中になった子どもが、やがて本当に宇宙に出ていったら素晴らしい。
と語っていました。
日本もそのうち、
「ヤマト」(戦艦だから無理か?)や「TOKYO-III」、
あるいは「ムーンライト号」といった宇宙船を開発したら面白いですね。
TOKYO-IIIは映画「さよならジュピター」に、
またムーンライト号は映画「怪獣総進撃」に登場した宇宙船です。
ではでは♬(^_^)♬
2 comments
kato says:
12月 7, 2014
TOKYOⅢは第三新東京市かと思ってしまいました。
SATOKENJI says:
12月 7, 2014
オマージュの可能性はあります。
ネルフの司令部モニター・スクリーンには「BLOOD TYPE: BLUE」の文字が出ますが、
これは岡本喜八監督のSF映画「ブルークリスマス」(1978年)の英語題ですので。