「わが軍」と呼ぶべきかどうかで

話題となった自衛隊について、

またまた面白い話題が。

 

毎日新聞に、こんな記事が出ていました。

 

日本を元気にする会のアントニオ猪木参院議員

(4月)1日の参院予算委員会集中審議でUFO(未確認飛行物体)を取り上げ、

「考え方を変えれば何かが領空侵犯をしていることになる。今までに(自衛隊が)スクランブル(緊急発進)をかけたことはあるか」と質問した。

ブラジルに住んでいた少年時代に「光ったものがすうっと地平線に消えた」という体験談も交え、熱弁を振るった。

 

これに対し、中谷元防衛相

「必要に応じて戦闘機を緊急発進させ、鳥など航空機以外の物体を発見することはある」と答弁したが、

肝心のUFOについては

「地球外から飛来したと思われる未確認飛行物体を発見した事例は承知していない」と否定した。

(カッコは引用者)

 

わが国には

宇宙人と呼ばれる元総理もいらっしゃるわけですから

こういうやりとりが国会でなされても

必ずしも悪いとは思いません。

 

ただしアントニオ猪木さんや

毎日新聞の記者は

ある点を失念されている模様。

このすべて、2007年暮れに一度起きているのです!

 

そのときは民主党の某議員

UFOが飛来したときの対応や

他国との情報交換の有無について質問(ホント)。

 

政府が閣議で

「地球外から飛来したUFOの存在を確認していない」

との答弁書を決めたところ、

町村官房長官(当時)が記者会見で

「私は絶対いると思っている」と力説(これもホント)。

 

12月20日には

石破防衛大臣(当時)が記者会見で

UFO存在の可能性を認めたうえ、

自衛隊の出動が法的に可能かどうか

個人的に検討する考えを示しました(しつこいようですが、ホント!)。

 

その際は

「UFOは外国の航空機でもなく、

領空侵犯(への対応)は難しい。

攻撃をしかけてこなければ防衛出動にもならない」

という認識が披露されたとのことです。

(朝日新聞、2007年12月21日付)

 

いやあ、歴史は繰り返す!!

というわけで、こちらをどうぞ。

「僕たちは戦後史を知らない 日本の『敗戦』は4回繰り返された」。

 

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堂々めぐりから抜け出す第一歩は

堂々めぐりを自覚することであります。

ついでにおのれのパラドックスを自覚すると良いでしょう。

 

というわけで、こちらもどうぞ。

「愛国のパラドックス 『右か左か』の時代は終わった」。

 

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電子版もご用意しています。

 

ではでは♬(^_^)♬