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アメリカの中間選挙は、
ご存知のとおり共和党の勝利に終わりました。
オバマ政権は現在、二期目。
もともとレーム・ダック化が進みやすいところにもってきて、
選挙で負けたのですから
これはいかんともしがたい。
と、悪友の中国系アメリカ人・黎夢諾が
ちょっとコメントさせろと言ってきました。
どうぞ。
ずいぶん前のことだが、
「もし女性のローマ法王が誕生したら、どうなるか」
という話を、友人がしてきたんだ。
その友人は、バチカンやカトリック教会のあり方が
根底から変わるんじゃないかと興奮して主張したものの、
オレはこう答えたんだよ。
女性法王は、バチカンの歴史に残る因習重視の法王になるだろう、と。
なぜかって?
女性が法王になること自体、すでに大きな変化だ。
そこでさらに改革など進めようとしたら、
周囲の抵抗にあって、早晩、退位に追い込まれること確実。
よって保身のためにも、因習重視にならざるをえない。
友人はえらく不機嫌になっちまったが、それが真実というものだろう。
この例ほど極端ではないだろうが、
アメリカ初の黒人系大統領たるオバマにも、同じ事が言えると思う。
彼が「チェンジ」を遂行すること自体に無理があったのでは。
まあ、自分で「チェンジ」を訴えたのだから、仕方ないのだがね。
・・・とのことでした。
ではでは♬(^_^)♬
2 comments
しきしま says:
11月 7, 2014
そもそも、カトリックの聖職者って男性限定ですよね。仮に「変える」としたらそこからですね。他の宗派には女性の聖職者もいるようですが。
赤星快人 says:
11月 8, 2014
恐らくは変革による現状打破を期待されて出てきたであろう女性やら黒人やらの指導者が、結局マンネリばかりを求められるとしたら、何のために選ばれたのかわからなくなりそうですね。「何かを変えなきゃ事態が好転しないから」なんて理屈で異質な指導者を入れても、支持者自体が変えなければいけない何かが何なのか分かっていないとしたら、最初からこうなるオチが決まってたようにも思えます。まあ、何かを急激に変えるということ自体が問題であって、物事を解決するためにはゆっくり考えて、時間をかけて議論をしていくしかないと思っている人々からしたら、「チェンジ!!」なんてスローガンをぶち上げた時点で終わった人だったのかもしれませんが。