まずは告知から。

経営科学出版より大好評発売中のオンライン講座

『痛快! 戦後ニッポンの真実』

第3巻「戦後日本人のカラクリ」

明日、8/27より予約受付開始となります!!

 

これにあわせて

期間限定の特設ページがオープンします。

ここでしかご覧になれないプロモーション用特別動画つき!

というわけで、こちらをクリック!!

 

「戦後日本人のカラクリ」は

作劇術とモデル分析の方法論を融合させると

社会や国家のあり方について

いわゆる「学問的分析」ではつかむことのできない真実が解明できる

という点の提起から始まります。

 

つまりは私が今まで

ポップカルチャー分析で用いてきたテクニックについて

自覚的に体系化したのですが

私の知るかぎり

この方法論を提起した者は今まで誰もいません。

ずばり世界初。

 

物語を

I=f(a)

という数式(厳密には関係式)で捉え、

筋立てや人物像の持つ意味合いについても

微分や積分の概念を当てはめて考える一方、

古代ギリシャから現代ハリウッドにまで受け継がれる

作劇のテクニックを踏まえて、

その構造を多元的に分析するのですよ。

 

(※)ここで重要なのは数学的な概念であり、

実際の計算ではありません。

数式だらけで頭が痛くなるようなことにはならないのでご安心を。

 

するとお立ち会い。

いわゆる「文芸評論家」や「映画評論家」はむろんのこと、

「政治学者」「経済学者」も得ることのできない洞察が得られるのです。

 

「ひらめきって、異質な要素の組み合わせなのよ」(※)アイザック・アシモフの言葉です。

 

具体的な構成については

あらためてご紹介しますが

今回の講座がどれだけ面白いかを

如実に伝えているのが

特設ページに掲載された内容紹介文。

 

これは私ではなく

経営科学出版の担当者が書いてくれたものですが

いや、熱い。

すばらしく熱いです。

 

明日はたまたま私の誕生日でもありますが(ホント)、

そんなこととは関係なく、

特設ページへGO!

 

そしてもちろん

第1巻「右翼左翼のカラクリ」

第2巻「貧国弱兵のカラクリ」

絶賛発売中です!!

 

お申し込みはこちら!

 

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ついでに23日は

「FRONT JAPAN 桜」をやってきました。

共演は上島嘉郎さん。

 

永遠の快男児という言葉が、これほど似合う男も珍しいのでは。

テーマはこれです。

GSOMIA破棄と日本の安全保障/昭和61年夏の挫折、その真相

ご覧になりたい方はこちら。

 

この動画がまた、再生回数が多い。

おっと、保守派もついに爽快から目覚める気になったか?

 

まあ、ある保守界隈の女性(とくに名を秘す)に言わせれば

佐藤先生への注目が高まっているのは

それくらい日本の危機が深まっているということ

らしいのですが。

 

顔も秘すとは言わなかったからね。

 

それはともかく。

ご存じの通り、韓国は22日に

わが国とのGSOMIA(軍事情報包括保護協定)について

破棄を表明しました。

 

その前日、21日の段階では

大統領府の金尚祖(キム・サンジョ)政策室長が

政府は最後の瞬間まで悩み続けるだろう

とか

さまざまな状況を考慮するだろうが、

韓国を信頼できないという国と

敏感な軍事情報をやり取りすることが適切なのか

という面では最後の瞬間まで悩み、

慎重な決定を下すつもりだ

と発言していましたので、

土壇場での決定だったようです。

関連記事こちら。

 

実際、朝鮮日報など

22日朝の時点でこう報じました。

 

青瓦台は22日に

鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安全保障室長の主宰で

国家安全保障会議(NSC)常任委員会を開き、

韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)

延長を決定するとが分かった。

関連記事こちら。

 

今となっては、パラレルワールドからの報道を見ている感じだな。

 

とはいえ、もっと笑えるのがこちら。

 

菅官房長官、日韓軍事情報協定の延長期待=岩屋防衛相「双方に有益」

(時事ドットコム、22日12時21分配信)

元の記事こちら。

 

朝鮮日報の記事が出た、さらに後の話ですぞ。

 

それはまあ、期待を表明するだけなら

どんな期待を表明しようと自由かも知れない。

しかし4日の記事

「韓国がそんなに信頼できないからには、GSOMIAも当然ながら破棄するのであろうな?」

で述べたとおり、

半導体材料などの管理が信用できず

安全保障上の懸念があるうえ、

国家間の信頼関係が崩壊したとして

韓国をグループA(ホワイト国)から外した以上、

軍事情報の共有もやめるのが筋というもの。

 

どこの世界に

相手のことが信頼できないと言いつつ

軍事情報の共有については続けたがる

意味不明な国があるのかね?

 

しかも韓国がGSOMIAを破棄したら、

なんと政府は衝撃を受けたりしているんですよ。

防衛省幹部いわく。

さすがにそこまでしないと思っていた。

元の記事こちら。

 

外務省関係者いわく。

米国も関心を寄せており、韓国もまさか破棄はできない。

元の記事こちら。

 

河野外相もよほどショックだったのか、

南官杓(ナム・グァンピョ)駐日大使を

夜の9時過ぎにもかかわらず外務省に呼びつけ

強く抗議したとか。

関連記事こちら。

 

おいおいおい、

何でそろいもそろって、そんなに読みが甘いんだ?!

関係がここまでこじれたら、破棄するほうが当たり前なんだよ!!

 

ちなみに某保守界隈では

あれはすべて芝居で、本当は破棄も織り込み済みだった

などという見方もありますが

これはタコのタワゴト、

ないし爽快な妄想として片付けておきます。

 

理由は簡単。

上記の見方の裏付けとなる報道は皆無である一方、

上記の見方が間違っていることの裏付けとなる報道はいくらでもあるから。

 

(※)記事の内容と直接の関係はありません。

 

・・・まあ、GSOMIAを破棄することは

アメリカの不興を買うことにつながる。

そんなことは夢にも考えられない極東現地妻1号としては

現地妻2号だって同じだと

タカをくくっていたのでしょう。

 

しかしこの場合、

2号のほうが1号より根性があったわけです。

 

「私とあの女じゃ、ご主人様への尽くし方が違うのに・・・」(※)現地妻の言葉です。

 

だから、こういうことになる。

まず24日、北朝鮮がまたまたミサイル発射。

関連記事こちら。

 

25日には韓国海軍が竹島で訓練を実施。

イージス艦を初めて投入するなど

従来の倍の規模にスケールアップしています。

名称も今までの「独島(竹島の韓国名)防衛訓練」から

「東海(日本海の韓国名)領土守護訓練」へと変更。

関連記事こちら。

および、こちら。

 

国家間の信頼関係が崩壊し、

軍事情報の共有も拒否した国が

実効支配不法占拠しているわが国の領土で

これをやっているのですぞ。

 

日本政府はどうしたか。

周辺海域に海上自衛隊を送ったか?

竹島上空に航空自衛隊のスクランブルをかけたか?

 

・・・いえいえ。

外交ルートを通じて、中止を強く要求しただけのようです。

 

その程度のことで向こうがやめるくらいなら

最初から日韓関係はここまでこじれるはずがない。

モロに形ばかりの抗議ですな。

これが「韓国に強く出る」ことの内実であります。

つまりは空威張り。

 

(※)記事の内容と直接の関係はありません。

 

女々しさが取り柄(?)の現地妻国家としては

もはや残る手は一つ。

ご主人様への告げ口です。

どうも、2号の悪口が言えなくなってきましたね。

 

ところがどっこい。

ご主人様、相手にしてくれません。

25日、G7にあわせて行われた日米首脳会談では

韓国のGSOMIA破棄について

具体的なやりとりがなかったというのですよ!!

関連記事こちら。

 

のみならず。

北朝鮮のミサイル発射をめぐるやりとりも

こんな感じだったとか。

 

首相「短距離弾道ミサイルも国連決議違反だ。極めて遺憾だ」

大統領「短距離ミサイルは合意違反ではない」

今年4回目となる両氏の会談は、冒頭から温度差が鮮明になった。

北朝鮮が短距離ミサイルの発射を繰り返していることへの見解を

記者団からただされた際、両首脳が真逆の評価を示したためだ。

元の記事こちら

 

トランプはとりあえず、

日本の首相がどう感じるかは理解できる。

シンゾーと私が首脳である限り、日米はいつも同じ考えだ

とフォローしたそうですが

嘘つけ、ってなもんです。

 

だから、ご主人様は「北の恋人」に夢中だって言っているだろうに。

 

とはいえトランプ、

解釈次第では本当のことを言っているのかも知れない。

つまり、こういうこと。

 

もともと日本は現地妻なんだし、

シンゾーはオレに尽くすことをモットーとする男。

ついでに日韓関係の悪化で、

いよいよ、こちらを頼らざるをえない。

 

ならば、こちらの言うことを聞くに決まっているじゃないか。

よってシンゾーとオレが首脳であるかぎり

日米の考えは(日本がアメリカに合わせるので)いつも同じだ!!

 

・・・説得力があるのが困るところです。

 

「爽快だわ、なんて爽快なの! もうイッちゃいそう!」(※)お姉さまのお言葉です。

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うなずいたアナタはこちらをクリック!

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で、やっぱりわが国は

GSOMIA破棄

竹島での大規模軍事訓練

北朝鮮のミサイル発射

のすべてについて肩入れしてもらえなくとも

アメリカ様に尽くしちゃうんですね。

 

まず24日の時点で、こんな記事が出る。

日米貿易交渉終了 茂木氏「大きな進展」、大筋合意を示唆

(産経ニュース、09:14配信)

 

日米両政府は23日、

米ワシントンでの3日間の閣僚級貿易交渉を終えた。

茂木敏充経済再生担当相は、

ライトハイザー米通商代表との協議後に行った記者会見で、

「大きな進展をみることができた」と述べ、

大枠で合意したことを示唆した。

24日にフランスで開幕する

先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)に合わせた日米首脳会談で

協議の進捗(しんちょく)を確認し、

合意に向けた今後の日程などについて発表する。

元の記事こちら。

 

今回のG7サミット、

首脳宣言の発表見送りが事前に報じられるなど

成果が乏しいことは分かっていた。

 

そこで来年の大統領選に向け

何か外交面で得点のほしいトランプが

G7サミットまでに貿易交渉を大筋合意させろ!

と要求したのでしょう。

 

トランプは5月の日米首脳会談の段階から

日本との貿易交渉で、素晴らしい成果が挙がっている。

農業と牛肉が、デカく関わるぞ。

日本で7月の選挙が終わるのを楽しみにしていよう

などとツイートしていましたし、

共同記者会見の席でも

「8月には発表できると思う」と言っていたくらいですから

その意味では予定通りの展開。

トランプのツイートはこちら。

 

ところがその直前、こんなことも起きているんですよ。

中国、対米報復関税を発表 輸入品8兆円分に最大10%

(共同通信、24日00:23配信)

 

中国政府は23日、米国からの輸入品約750億ドル(約8兆円)分に対し、

最大10%の追加関税を課すと発表した。

農産品や化学製品などが対象。

米国が発動する予定の制裁関税「第4弾」への報復措置となる。

9月から順次発動する。

元の記事こちら。

 

対象品目は5078種類、

追加関税率は5%と10%に分けるそうです。

 

これにたいし、数時間後に出た記事がこちら。

米、対中制裁関税を引き上げ=報復に対抗、最大30%へ

(時事通信、06:42配信)

 

トランプ米大統領は23日、

中国からの輸入品2500億ドル(約26兆円)分に昨年発動した

制裁関税を10月1日付で25%から30%へ引き上げると発表した。

 

トランプ氏は中国の対応に激高し、

米国企業に中国事業の撤退を求めるとともに、

米国への生産移転を検討するようツイッターで訴えた。

同氏はこれまでも中国が報復措置を取れば

「究極の対抗手段」で応じる構えを示していた。

元の記事こちら。

 

このドンパチのおかげで

週が明けるや

株が落ちたり、円が上がったりと

市場は荒れていますが・・・

 

時間順に整理しましょう。

中国の追加関税発表   24日00:23

アメリカの制裁関税発表   同06:42

日米貿易交渉終了      同09:14

(※)すべて報道のあった時間。

 

となれば習近平旦那とのケンカのとばっちりが

何をされても逆らえない極東現地妻に向かうのは自然のなりゆき。

 

ついでにトランプ、

中国にたいして強く出すぎたことが

かえって政治的な失点になるのではと

心配しているふしがある。

 

G7サミットの席上、

「中国との貿易戦争をエスカレートさせたことを後悔していないか?」

と聞かれて、

「ああ、もちろん・・・オレは何にでも後悔するんだ」

と答えましたからね。

 

今になってそれを言うか?!

 

これについてはホワイトハウスの

ステファニー・グリシャム報道官が

あの発言は誤解されている。

大統領は、制裁関税をもっと高くしなかったことを後悔しているんだ

というフォローを入れたものの

元の質問は「貿易戦争をエスカレートさせたことを後悔していないか?」

だったのですから、

これは後付けの言い訳と見るべきでしょう。

関連記事こちら。

 

とはいえこうなれば

現地妻が食い物にされないはずがない。

どうぞ。

 

日米貿易協定、9月署名へ 両首脳、大筋合意を確認

(共同通信、25日21:19配信)

 

安倍晋三首相は25日、フランス南西部のビアリッツで

トランプ米大統領と異例の2度にわたる会談を行った。

両首脳は日米貿易交渉が大枠で合意し、

貿易協定の9月の署名を目指す意向を示した。

首相は米国産トウモロコシを購入する方針も表明。

農家は対中貿易摩擦で中国への輸出が伸び悩んでおり、

トランプ氏が要請した

元の記事こちら。

 

この大筋合意がいかなる性格のものかは

次の記事をご覧になれば明らかでしょう。

 

日米首脳の共同記者会見、異例の「日本記者団抜き

(読売新聞オンライン、26日配信)

 

25日午後(日本時間25日深夜)の

安倍首相とトランプ米大統領による共同記者会見は、

首相の同行記者団抜きで行われる異例の事態となった。

 

外務省によると、日米首脳会談後、

米側から「良い話なので両首脳で記者発表したい」と提案があった。

米側の意向で急きょ開かれたため、

会場から離れたホテルで待機を求められていた同行記者団に連絡がなかった。

その結果、トランプ氏の同行記者団や

会場近くにいた日本メディアのカメラマンなどしか会場に入れなかった。

元の記事こちら。

 

トランプにとって都合のいい内容でなければ

こんな展開になるはずがない。

 

はたせるかな、

牛肉や農産物などで70億ドルを超える規模の市場開放がなされることに。

他方、アメリカが日本の自動車に課している関税は変更なしです。

関連記事こちら。

 

さらに日本は、

アメリカの余剰トウモロコシを大量に輸入するとのこと。

これについて安倍総理は・・・

 

害虫によって国内の一部農産品が影響を受けており、

特定の農産品を購入する必要性が生じていると指摘。

民間セクターによる米国産トウモロコシの早期購入を支援する

緊急措置を講じる必要があるとの認識を示した。

 

ほう、そうですか。

ところがホワイトハウスはこうツイートしていたりするんだなあ。

 

“We have excess corn in various parts of our country with our farmers

because China did not do what they said they were going to do.

And Prime Minister @AbeShinzo,

on behalf of Japan, they’re going to be buying all of that corn.”

— President @realDonaldTrump

 

「アメリカのあちこちで、農家がトウモロコシを持て余している。

中国が買うと言ったくせに買わないからだ。

そして安倍総理が日本を代表して

それらのトウモロコシを全部買ってくれることになった」

──ドナルド・トランプ大統領

もとのツイートこちら(トランプもリツイートしています)。

 

「あなたも昔は、もっとずっと嘘がうまかったのにね、サム」

──イングリッド・バーグマン、『カサブランカ』

 

極東の一角に

韓国には空威張りしつつ

アメリカにはひたすら尽くす、

世にも卑屈な国がありましたとさ。

これが本日の結論であります。

 

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ではでは♬(^_^)♬