ご存じの方も多いと思われるものの

畏友・藤井聡さんが、

いわゆる「大阪都構想」にたいする疑念を

二度にわたり、新日本経済新聞に発表しました。

 

一回目の記事をご覧になりたい方はこちら。

二回目の記事をご覧になりたい方はこちら。

 

都構想を推進したがっている方々は、

藤井さんの主張にいたく憤激した様子。

 

強硬な抗議文書を送りつけたり、

ツイッターなどで罵倒するといった反応を示しているとのこと。

 

一般論ですが、

これは痛いところを突かれた者にありがちな反応ですね。

 

たいして藤井さんは

「権力による言論封殺には屈しません」と、

新たなサイトを立ち上げました。

 

ご覧になりたい方はこちらを。

 

都構想をめぐる住民投票が行われる100日後まで

徹底して戦うとか。

 

ここで注目されるのは、

推進派の市長が2月6日に行ったコメント。

 

京都大学の教授である藤井さんは、

「わが京大は言論封殺には屈しない」とも語ったのですが

この「わが京大」という表現がお気に召さなかったらしい。

 

記者団にたいし

「学長になってから言えってもんですよ。相当勘違いしている」

と述べたそうです。

 

これに関する記事をご覧になりたい方はこちらを。

 

どうもこのお方、

ある主張が正しいか間違っているかは、

その人間の役職によって決まる

という、

独特の価値観をお持ちの様子。

 

しかし、ということは!

 

藤井さんが京都大学の総長だったら

言論封殺への抗議はもとより、

都構想への疑念にも異論はなくなるわけですな。

 

ある主張が正しいか間違っているかは、その人間の役職によって決まるんですから。

 

よって、私は提言します。

 

学問の自由をめぐり、京大は輝かしい伝統を持っている。

その伝統にのっとり、

都構想をめぐる住民投票が行われるまで

藤井聡教授を<臨時総長>に任命すべし!

 

藤井さんは謙虚な方ですから

あるいは辞退されるかも知れませんが、

無理やりにでも臨時総長にすべし、と申し上げておきます。

 

なお最近では、

主張の当否を判断する際

発言者の役職どころか

服装、ないし髪型を基準にしたがる方もいるようです。

 

後の二者については、

アメリカの作家、アイザック・アシモフの言葉を紹介すれば足りるでしょう。

いわく。

 

「私の無知はあなたの知性と同じぐらい価値がある」と構えるのは

民主主義にたいする根本的な誤解の産物にすぎない。

 

ではでは♬(^_^)♬