文春新書から出ている

『対論「炎上」日本のメカニズム』の第一章で、

藤井聡さんは炎上の例として

こんなものを挙げています。

 

『対論 「炎上」日本のメカニズム』帯付き書影

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某ピザ屋の店員が

廃棄予定だったピザ生地を自分の顔に貼り付け、

それを撮った画像をネットにアップした。

 

本の11ページには

当該の画像もしっかり掲載されています。

 

藤井さんはこの画像が引き起こす感情として

1)他人の顔に貼り付けられた生地のピザを食べる気持ち悪さ

2)「この店員は客に出す食材に何をしているか分からない」という懐疑

3)店員のモラルの低さにたいする怒り

4)画像をネットにアップした軽率さにたいする怒り

5)今まで自分が食べたピザの生地も、誰かの顔に張り付いていたのではないかという疑念

6)こういう店員を抱えているピザ屋への怒り

を挙げています。

 

このすべて、むろん正論。

し・か・し!!

アメリカからぶっ飛んだ動画がやってまいりました。

 

同国では7月5日が

全国ビキニ・デーとなっています(マジだぜ)。

 

フランスのファッションデザイナー、ルイ・レアールによって

世界初のビキニが発表されたのが

1946年7月5日なのだとか。

 

水着名称の由来は

その数日前、7月1日に

アメリカが原爆実験を行った環礁の名。

 

だ・か・ら

昨年11月29日の記事でも書いたとおり

セックスアピールと大量破壊は結びついているというのですが

なんとなんと!

 

昨年(たぶん)の全国ビキニ・デーの際、

ニュージャージー州はモリスタウンのピザ屋

ヴィラ・イタリアン・キッチン

ピザキニというものを発表しました。

 

これはピザビキニの略。

 

ずばり、本物のピザでできたビキニです。

もちろん食べられる!!

 

フードスタイリストのジェジー・ビアーデン氏が

顧客ひとりひとりの体型に

ぴったり合ったピザキニをデザインするとか。

 

トッピングは

チーズ、ペパローニ、トマトソースが基本ですが

希望により追加もできます。

 

ちなみにお値段は1着1万ドル。

だいたい110万円ですが、

このビキニはカネをかけるに値する

というツイートが寄せられている模様。

 

え、ホットドッグしているんだろうって?

マジだぜ、おい。

動画ツイートはこちら!

 

ピザキニ、

7月5日のみの販売だったようですが

藤井さんが紹介した店員の事件とは

比べものにならないインパクトがある。

 

問題の店員は

廃棄予定の生地を顔に貼り付けただけですが

こちらは

ちゃんと焼いたピザを胸と腰に貼り付けているのですぞ!!

 

しかも

ピザキニを夢見ないとか抜かす男は嘘つきだ

とか

夏の終わりのキャンプにこれを着て現れたら結婚する(本心)(※)

など

動画で紹介されている反応は好意的なものばかり。

(※)カッコも原文。

 

だから本の第7章で言ったでしょうに、

炎上にはポジティブなものもあるって!!

 

ついでに私が2001年に出した本

『未来喪失』に

Amazonで今や100万円の値がついているのを思えば

ピザキニが1万ドルというのも

妥当なお値段かも知れない。

(※)記事作成時点。現在はもう少し安くなっています。

 

未来喪失

これもホットドッグしているわけじゃないぜ!

 

 (↓)というわけで、超プレミア価格がつく前にどうぞ。 

フランス革命の省察

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とはいえ・・・

W(^_^)W\(^O^)/ピザキニを食べるか、食べないか、それが問題だ\(^O^)/W(^_^)W

 

ではでは♬(^_^)♬