先週金曜(25日)、

「FRONT JAPAN 桜」をやってきました。

共演はおなじみ、佐波優子さん。

 

ロシア・ラブロフ外相の一連の発言や

22日に行われた安倍・プーチン会談を踏まえて、

現状では北方領土返還など無理!!

とぶちあげましたが、

おかげさまで評判は上々。

なにせ、こんなコメントが視聴者から寄せられたくらいです。

 

佐藤氏を日本最強のシンクタンクのチーフコンサルタントに。

動画ともども、ご覧になりたい方はこちら。

 

悪くないね!

 

他方、認知的不協和丸出しのコメントも

あいかわらずハイレベルの笑いを提供してくれています。

追って最優秀賞を選出のうえ、

詳しくサカナに・・・

もとへご紹介しますので、お楽しみに!

 

さて。

 

「物事は悪くなる余地があるかぎり必ず悪くなる」とは、

マーフィの法則として知られるアメリカの格言ですが

昨今の日韓関係はこの格言の正しさを

あますところなく立証しています。

 

26日には韓国の鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防部長官が

例の火器管制レーダー照射事件いらい

はじめて釜山の韓国海軍作戦司令部を訪問。

 

自衛隊機が低空で威嚇飛行をしたという前提のもと、

「重大な挑発行為」と日本側を非難、

今後は軍の規則に応じて強力に対応するよう指示したとか。

おい、それって実際に攻撃するってことか?!

関連記事はこちら。

 

他方、わが国の防衛省では

某幹部がこんなコメントをした模様。

(現状況は)韓国疲れだ。

嫌だと思ってもお隣さん。

日本列島を(米西海岸の)カリフォルニア沖に移したい。

そうすれば北朝鮮ともさよならできる。

関連記事はこちら。

 

かなりウザウザになっているようですが、

じつはこれ、

かつて韓国人がよく言っていたことなんですよね。

 

しかもこの幹部、

自分は反対だと前置きしつつも、

日本と米国が同じ国だったらよいという考えにも言及したとか。

 

上記の発想がいかにバカ丸出しであるかは

『右の売国、左の亡国』で詳述したので

ここでは繰り返しませんが、

国防を担う人間が

よしんば言い訳つきであれ

他国に併合されればよいと口にするとは何事か。

 

ついでにこの幹部、

日本がアメリカに併合されることで生じるメリットとやらを

あれこれ列挙したあげく、

でも、できないからしょうがない。

(朝鮮半島と)好きでも嫌いでも、つき合っていくしかない。

と結んだそうですから、

本当に「自分は反対」かどうかも疑わしい。

 

しかも、結論の愚痴っぽいこと。

まさに疲れた現地妻。

言っちゃ何ですが

軍の規則に応じて強力に対応せよという

鄭長官のほうが、よほど武人らしい。

 

わが国の防衛省って、ずばりレベルが韓国以下なのでは?!

 

「平和主義に毒されているわ! 早くこれをお読み!」(※)お姉さまのお言葉です。

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とはいえ、

そんな宇宙のジョーク的状況のもと、

笑えない話が出てきました。

どうぞ。

 

在韓米軍撤退観測高まる 分担金で米韓折り合えず

(ニュースソクラ、24日配信)

 

米韓は昨年3月いらい

在韓米軍の防衛分担金(Special Measures Agreement, SMA)

の更新をめぐって交渉していたのですが

10回以上の会合を経たにもかかわらず

なお合意にいたっていません。

 

そして2013年に定められた

今までのSMAは

昨年の12月31日をもって失効してしまったのです。

これは在韓米軍の予算が決まらないのと同じですから

アメリカの政府機関同様、

事と次第では閉鎖されてもおかしくないところ。

 

まあ、2013年のSMAが決まる際にも

じつは一ヶ月ほど空白期間があったそうですが

トランプはもともと在韓米軍の削減・撤退を主張している人物。

 

昨年12月にはシリアからの撤兵も決めましたし、

同盟関係の必要性を強調していたマティス国防長官も辞任してしまいました。

 

ならばSMAが失効したのを契機に

在韓米軍の削減・撤退に踏み切ることもありうるのではないか?

記事いわく。

 

現在、韓国政府は2万8500人の在韓米軍駐留費用の

46%である9、600億ウォン(960億円)を支払っている。

 

今回の交渉で、トランプ大統領は最初2倍の増額を求めたが、

最近では1.3倍の1兆3千億の増額を 提案してきたという。

また、交渉の期限(注:SMAの有効期間の間違い)を

これまでの5年から1年に縮め、毎年交渉する意思も伝えてきた。

 

これに対し、韓国政府は、

「建設費と人件費、各種税制上の恩恵まで含めると

すでに5兆ウォン以上を支払わされている」

「分担金が1兆ウォンを超えれば、世論が反対する」と激しく抵抗している。

 

米国の外交専門誌「ディプロマット」は、

韓国政府がトランプ大統領の防衛費分担金増額要求を拒否する場合、

「トランプ大統領が2回目の米朝首脳会談で、

北朝鮮政権に対する好意の証として

一方的に在韓米軍削減を宣言する恐れもある」と見通した。

元の記事こちら。

 

韓国のハンギョレ新聞も22日、

康京和外交部長官が国会の非公開懇談会で

外国通商委員会(外通委)の議員にたいし

SMAの問題を説明したと報道。

 

康長官は記者団にたいし、

分担金について、韓米間の隔たりが非常に大きい状況

としたうえで

分担金交渉案は国会の批准同意が必要で、

国民の関心が高い事案であるだけに、

議員らの意見に耳を傾け、虚心坦懐に意見を交わした

と語ったそうです。

元の記事こちら。

 

外通委は22日、

年をまたいでも妥結できなかった協定の空白状況が、

朝鮮半島と関連地域の平和と安定に寄与してきた

韓米同盟の根幹にいかなる影響も及ぼしてはならない

という決議文を発表したとのことですが

交渉がまとまるかどうかは正直、まだ不透明。

 

なにせトランプ、

メキシコ国境との壁建設に関する予算を得られないまま

政府機関閉鎖の解除に応じざるをえなかったという

政治的敗北を喫したばかり。

 

しかも三週間以内に

民主党との間にさらなる合意が成立しなければ

政府機関はまた閉鎖されることになります。

その際には国家非常事態を宣言することだってあるかも知れない。

足下が相当に揺らいでいるのです。

 

2月末ごろに行われるという2回目の米朝首脳会談で

みんなが驚くような成果を挙げ、

劣勢を巻き返してやる!

 

そう思ったとしても不思議はないでしょう。

 

しかし国内がこれだけガタガタしている以上、

金正恩から譲歩を引き出すには相応の見返りが必要となる。

『ディプロマット』誌の予想ではありませんが

そのために在韓米軍を差し出したらどうしますか?

 

アメリカ陸軍に30年勤務し、

現在は「民主主義諸国の防衛」財団

(Foundation for Defense of Democracies, FDD)の主任研究員である

デヴィッド・マックスウェルも

政治系サイト「ザ・ヒル」でこう述べています。

 

トランプが自分の要求を貫徹することにこだわった場合、

米軍は近いうちに朝鮮半島から撤退するかもしれない。

そのとき韓米の戦略的同盟関係は、

突然の悲劇的な結末を迎えることになる。

 

だが、もっと憂慮されるのは

そのあと北朝鮮が、

突然の悲劇的な武力行使を始めるのではないかということだ。

抑止力となりうる米軍は、すでにいないのだから。

元の記事はこちら。

 

さあ、そのとき日本はどうするのか。

 

ちなみに今年は

日本統治下にあった朝鮮半島で

「3・1運動」と呼ばれる独立運動が盛り上がってから

ちょうど100年。

 

文在寅政権は大々的な記念行事を準備しています。

しかもこの記念行事、

南北共同のものとなる可能性も少なくない。

昨年9月の「平壌共同宣言」では

ハッキリそう謳ったんですから。

 

現に慰安婦問題や徴用工問題について活動している団体は

これを機に南北が連帯して問題に取り組むことを宣言、

日本政府を糾弾する方針とのこと。

 

のみならず、金正恩が3月1日に

韓国を電撃訪問する可能性まであるとの観測が広がっています。

関連記事はこちら。

 

要約すればこういうこと。

1)朝鮮半島の情勢は、今後、北にとって有利なものとなりうる。

2)しかも南北が、共同で日本に対抗してくる恐れが強い。

3)そして北が、武力行使に踏み切るリスクも無視できない。

 

韓国疲れなんて愚痴を言っている場合ですかね?

2019年、国際情勢はあくまでシビアなのです。

 

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ではでは♬(^_^)♬