ネットをあれこれ覗いていたら、
興味深い記事に出くわしました。
ある方のブログです。
この方、私が行った残念司会®の擁護を
不快に思われたご様子。
そのこと自体はべつに良いのです。
人間、感じ方は人それぞれ。
しかし、つづけてこう書いてあったんですね。
いわく、
長い髪を束ねたのも、
ダンスを披露するのも、
「反権力」をうたう左派の闘志と似たところがある、
とまで思ってしまう。
「闘志」は明らかに「闘士」の誤記ですが、そんなことはどうでもよろしい。
これはスゴい発想です!
あまりに面白いので、ちょっと分析してみましょう。
1)この人にとって、政治的な立場は
「頭の中で考えていること」で決まるのではなく、
髪型で決まるようである。
かつてヒッピーと呼ばれた人たちが、
反体制のシンボルとして髪を伸ばしたことはありましたよ。
今から半世紀前、1960年代後半のことです。
そのころは「男の長髪=左翼」という図式が、たしかに成立しなくもなかった。
しかし1970年代も後半になると、話はしっかり逆転する。
反体制のシンボルは、スキンヘッド、つまり丸刈りになったのです!
しかもこのすべてが、安易なうわっつらの区分にすぎない。
思想とは頭の中をめぐる事柄であり、髪型をめぐる事柄ではありません。
早い話がレッテル貼りです。
そして、
50年前のレッテルを今なお信じておられるとは(笑)。
70年近く前に制定された日本国憲法、とりわけ九条の価値を、
ひたすら信じ続ける人々(何て言ったっけ?)みたいではありませんか。
ついでにもう一つ。
ヒッピー的な意味で長髪にするのなら、束ねてはダメです。
伸びたままにしておくのです。
1960年代末期のジョン・レノンやジョージ・ハリスンの写真をご覧下さい。
この方のご発言、
まだ取り上げます。
ではでは♬(^_^)♬
1 comment
ベッラ says:
7月 25, 2014
先日の「討論」でお話になったことは支持していたのです。言葉には隙がなくピタッと要点をついていらっしゃったと思います。それで喜んであなたさまのサイトを探したのです。
私はこのブログで水島さんのことが何度も取り上げられているので、もう気の毒で、あなたさまのような
教養のあるかたがと思ったのです。
確かにおっしゃるように私の書いた「髪型」「ダンス」はレッテルといわれても仕方がありません。
あなたさまの本も買って読んでいたし西部先生との対談もUPしていて注目していたのに、そして安倍総理の「悪魔」のことは正しい批判でズバリそうなのですから、それについての異論どころか賛成だったのです。
でも私は水島さんの苦悩もわかるのです。そこまで何度も追及しなくても、と思い、私もつい書きすぎました。申し訳なく思います。記事は消しました。記事についてのコメントは、なしでした。
私の思い込みがありました。深くお詫び申し上げます。