昨日の記事

「自分に都合の悪いシナリオから全力で逃げまくる人々(+新刊案内など)」

でもお伝えしたように

北朝鮮の金正恩委員長は

国辱の日4・27Ⓒの南北会談で

拉致問題について

韓国の文在寅大統領にこう発言した模様。

 

韓国やアメリカなど、周りばかりが言ってきているが、なぜ日本は、直接言ってこないのか。

関連記事はこちら。

 

いや、ごもっとも。

まったくの正論です。

しかし、われらが安倍総理も負けてはいない!

 

5月11日、

フジテレビ「プライムニュース・イブニング」に生出演、

司会の反町理キャスターからの

こういうふうに言われるってことは、

日本からは北朝鮮に対してまったくパイプがないということに聞こえますが

という質問にたいし、

次のように堂々と返答されました。

 

えー、「直接言ってこないのか』」ということはおそらく、

金正恩委員長に直接ということであろうと思います。

われわれは北京ルートを通じてあらゆる努力をいままで行ってきておりますし、

いまも、まあ、行っています。

えー、つまり、金正恩、あの、文在寅大統領が、直接会って話をしている、

また、あるいはポンペオ(米国務)長官が直接会って話をする。

まあ、それぞれのときに拉致問題について

働きかけをしていただいていると思いますが、

つまり、なぜ日本が、えー、自分自身に直接言ってこないのか

ということだと私は受け止めています。

これはあの、あの……見方によってはですね、

いわば、えー、それ(拉致問題)には応じるかもしれない、

ということかもしれない、

という分析もできるのだと思います。

関連動画はこちら。

関連記事はこちら。

 

いや、さすがは安倍総理!

もはや日本語の体をなしていない!!

ついでに2点ほど指摘しておきます。

 

1)「なぜ直接言ってこないのか」は、文脈から言って

なぜ安倍が直接言ってこないのかと受け取るのが当然である。

韓国(文在寅)は金正恩と直接会って、拉致問題を持ち出したのだから、

「なぜ自分自身に直接言ってこないのか」という意味に取りたがっている

総理の解釈は意味をなさない。

 

2)北京ルートなど、日本政府の「努力」にたいしては

平壌から(仲介役にたいし)「一切取り合うな」という返答が来ている。

よって、それが何か意味を持つかのごとき総理の発言はナンセンスにすぎない。

関連記事はこちら。

 

爆笑できるのは、すぐれた魂の持ち主である証拠だ。

笑いを避け、その開始を拒否する人々をぼくは信用しない。(ジャン・コクトー)

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あまりのことに(要出典)、目がうるんでしまった浅野さん。

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もはや笑うしかなくなった(要出典)佐波さん。

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「バカ野郎、だから言っただろうが」(※)個人の感想です。

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で、締めはやっぱり鉄板印籠だね。

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あ、でもやっぱり笑っているわ。

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一国の総理がしどろもどろに

みごとにハズした解釈や、

まったくのナンセンスを並べてくれるのですから

日本は今やアジアのジョーク!

と言うしかないわけですが、

北朝鮮はそれを利用して

さらなるディール(取引)を仕掛けています。

どうぞ。

 

 拉致問題提起を非難=北朝鮮「過去の清算回避」

(時事通信、5月12日配信)

 

北朝鮮国営の朝鮮中央通信は12日、

日本人拉致問題について「解決された」と主張、

日本政府の拉致問題提起を「誰かの同情を買い、過去の清算を回避しようとしている」と非難した。

その上で、「過去の清算のみが日本の未来を保証する」と訴えた。

 

朝鮮中央通信いわく。

 

全世界が近く開かれる朝米首脳の対面(米朝首脳会談)について、

朝鮮半島の前向きな発展を主導し、

明るい未来をつくるための第一歩と支持、歓迎する中で、

日本だけがこの流れに逆らっている。

 

日本の反動層が既に解決された『拉致問題』を再び持ち出し、

世論をあおろうとしているのは、

朝鮮半島の平和の気流を阻もうとする愚かな醜態だ。

 

 朝日関係は本質的に、被害者と加害者の関係であり、

加害者が被害者に謝罪と賠償をしなければならないというのは、問題の初歩だ。

 

日本という国全体をささげても到底、賠償できない

もとの記事はこちら。

 

きっと政府は

えー、その、おそらく、いわばですね

といった調子で

金正恩の真意を見極めようとするものと思われますが

ハッキリ言って

見極めようとすればするほど見当外れの結論になること確実。

 

だってさ、

見極めるべきことなんかないんだもん。

 

アメリカがいつでも味方してくれると思って

腰抜けのくせに利いた風な口抜かしやがって。

もう拉致問題について

オレたちがどれだけ強く出ようが

トランプは助けちゃくれないぜ。

 

他国民の人権のために

朝鮮戦争の正式終結や

半島非核化の枠組みづくりといった

ノーベル賞級の手柄をフイにするなんて

誰もするわけないんだから。

 

相手にしてもらいたかったら

まずは土下座して貢げ!

そうすれば、考えてやらないこともないぞ。

 

要はそういうこと。

で、遺憾ながらこの情勢分析は正しい。

 

さあ、わが国の保守派はいよいよ追い詰められます。

拉致問題の解決は

長らく日本の主体性の回復、

つまりは戦後脱却のマイルストーンのごとく見なされてきたわけですが

実際には

1)国辱的土下座外交

2)大規模な経済援助

3)軍事転用を見越した技術供与

なしには実現しない恐れが強い。

つまりは今以上に主体性をぶん投げるということです。

要するに外交総崩れ。

 

となると日本国内でも

そこまでのコストを伴うなら、拉致被害者など取り返さなくてよい

という

薄情だが合理的な手のひら返しが起こるのではないか。

 

言っちゃ何ですが、

下手をすれば保守派がその先陣を切ったりするかも知れませんよ。

 

で、自分たちの憂国・愛国お花畑的世界観と

現実とのあまりのギャップに耐えかねて、

蚊帳の外上等!

置いてきぼり上等!!

落ちこぼれ上等!!!

と負け惜しみを並べる・・・

 

この人が化けて出てきそうですね。

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この話、

例によってあまりにしょうもないので次回もやります。

 

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ついでに歴史に学ぶと良いでしょう。

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しかし何というか、信念を持って自滅の道を邁進している感じですね。 

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ではでは♬(^_^)♬