今週はいよいよ、

『右の売国、左の亡国 2020年、日本は世界の中心で消滅する』

が発売されます。

 

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畏友・藤井聡さんなど、

このタイトルだけで絶賛してくれましたからね。

 

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いわく。

 

これはまさに今、日本で進んでいる最大の問題を端的に表すタイトル。

ホント、愚かなサヨクとおぞましいホシュによって、

今日本はまさに潰されようとしているのですが。。。。

残念ながら、日本の「息の根」は、あと4年で止められてしまうそうです。

 

全文はこちら。

 

その藤井さんとは今週水曜(22日)、

2回目の対談を行う予定。

 

炎上をモチーフにした本ですので

「ウィン・ウィン」ならぬ「バーン・バーン(BURN-BURN)」

ホットなやりとりが展開されることでしょう。

刊行はしばらく先ですが、乞うご期待であります!

 

・・・それはそうと、

さる16日に発売された雑誌「表現者」(71号)に

評論「戦後日本の『しあはせ』の条件」が掲載されました。

(※)「しあはせ」は「幸せ」の旧かな表記です。

 

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連載「一言一会」の24回目ですが、

今回取り上げたのは『この世界の片隅に』。

ただしアニメ版よりも、こうの史代さんの原作漫画を主に扱っています。

 

昨年12月31日の記事

「どこにでも宿る愛」でも書きましたが、

漫画版『この世界の片隅に』の視点は

暖かみのある画風とは裏腹に、なかなかハードなもの。

 

それを十分に活かさず

ジブリ的キレイゴトでまとめた感があるのが

アニメ版への不満の一つなのですが、

原作の視点をさらに掘り下げると、戦後日本をめぐるヤバい真実が暴かれる

というのがテーマです。

 

当の真実がいかなるものかは

論考を読んでいただくとして、

ここではヒントのみ挙げておきましょう。

 

ヒロインのすずと、

彼女の夫である周作は

物語のラスト(1946年1月)で

広島駅で出会った浮浪児の女の子を引き取り、

自分たちの子供として育てることにします。

 

くだんの女の子、

親を原爆で亡くした戦災孤児なのですが

その半年ほど前に米軍の時限爆弾で死んだ

すずの姪・晴美を彷彿させるところがミソ。

 

つまりは「家族の再生」が描き出されているわけですが・・・

 

じつはこのエピソードが成立するには、

ある条件が満たされていなければならないのです。

 

そして問題の条件について考えるとき、

『この世界の片隅に』は

戦後日本のヤバい真実を暴き出すのですよ。

 

さあ、その条件とは何か?

 

1946年1月の広島駅に、浮浪児がたまたま一人しかいなかったこと

ではありませんよ。

 

そりゃまあ、十人くらいの浮浪児が

すずと周作をワッと取り囲んだりしたら

みんな引き取って育てるわけになど行かないので

この場面は成立しなくなります。

 

だとしても、それくらいのことでは

戦後日本のヤバい真実は暴かれない。

もっと根本的な条件があるじゃないですか。

アレですよ、ほら、アレ・・・

 

「戦後日本の『しあはせ』の条件」、ぜひご覧下さい!

ではでは♬(^_^)♬