このタイトルを見て
捏造だ!
印象操作だ!
と感情的になる方もいらっしゃるかも知れません(※)。
(※)本ブログの読者は、洗練された知性の持ち主ぞろいなので
まさかとは思いますが、念のため。
しかし、
その指摘は当たらない(Ⓒ菅義偉)。
というか、
安倍内閣のもとで、日本は危機から国難に移行した
とする認識が
かりに捏造であり印象操作だとするならば
その責任を問われるべきは
ほかならぬ安倍総理なのです。
なぜか。
9月25日、
総理は記者会見において衆院解散を公式に表明しました。
28日に招集される臨時国会冒頭で解散するようなので
所信表明演説も
北朝鮮への非難決議も
やはりすっぽかす模様です。
国会で所信(=自分の信じるところ)を表明せず
国民に何の信を問うのか?
北朝鮮にたいする圧力の必要性を訴えつつ
なぜ非難決議をしないのか?
自分の政策に確信を持っているのなら
代表質問への返答を通じて、さらなるアピールを計ったほうが得策ではないか?
だいたい生産性革命だ、人づくり革命だと説くヒマがあったら
なぜ憲法改正について語ろうとしないのか?
(↓)「革命派の行動原理は困難を避けて逃げ回ることのようだ」(エドマンド・バーク)
・・・などなど、
ツッコミどころは多々あるものの、
それらは脇に置きましょう。
ポイントは総理が
今回の解散について
「国難突破解散」と位置づけたこと。
ここで総選挙をやると
なぜ国難が突破できることになるのか、
私は正直、理解できません。
最近、支持率が回復傾向にあるとはいえ
今回の選挙で、自民党は議席を減らす可能性が高いのです。
政権交代はないとしても、
国民の信任を十分得られない結果に終わったら、
国難突破の上で、かえってマイナスではないのか?
しかしこれも、脇に置きましょう。
私が注目したいのは
2012年12月に首相の座へとカムバックしたとき
安倍総理が自分の内閣を
「危機突破内閣」と名づけたことなのです。
してみると、
総理の言葉の使い方がよほどいい加減だというのでないかぎり
安倍内閣のもとで
日本は危機から国難に移行したことになる。
むろんこれは
安倍総理が経世済民に失敗したことを意味します。
解散表明の冒頭、
総理はアベノミクスの成果なるものを強調していましたが
そんなものは表向き。
「国難突破解散」と名づけたかぎりは
今までの失政を認めた敗北宣言だと言わねばなりません。
そして、政治は結果がすべて(Ⓒ安倍総理)。
4年半以上かけて結果を出せなかった、とみずから認めた内閣を
どこまで信任すべきかは、
控えめに言っても微妙でしょう。
そうでないとすれば
総理の発言には論理的な整合性や一貫性などなく、
その時々でアピールしそうなフレーズを適当に口走っているだけ
ということになる。
そのような総理を中心とする内閣を
どこまで信任すべきかは、
控えめに言っても微妙でしょう。
(↓)だから、どっちに転んでもダメだと言うのですよ。
ついでに今回の選挙では
あの小池百合子都知事が
「希望の党」をひっさげて参戦。
消費税凍結まで公約で謳うとか。
炎よ、希望と共に歩め! ってか?
(↓)藤井さんが絶望に陥らないことを祈るのみ。
この世はすべて宇宙のジョーク
とは、
イギリスの魔術師アレイスター・クロウリーの名言ですが
日本の選挙も、すべてジョークのようであります。
ではでは♬(^_^)♬
27 comments
マゼラン星人二代目 says:
9月 26, 2017
>北朝鮮にたいする圧力の必要性を訴えつつ
>なぜ非難決議をしないのか?
梯子をはずされた時の退路を潰さない。
以前、私はこれをジョークのつもりで言いましたが、案外、これが本命かも知れない。
審議封殺云々というのの方が方便で、ファン向けへのエクスキューズなのではないのか。
(ファンとは、たとえば「経路依存性」と聞いただけで「キーッ」となりがち、そうでなければ、「カッ」となって「じゃあ、どうするの」とか噛みつきにかかる人達のことです)
>自分の政策に確信を持っているのなら
>代表質問への返答を通じて、さらなるアピールを計ったほうが得策
確信があろうがなかろうが、例によって例のごとく、喋らせるだけ喋らせて不信任案は数の力で粛々と否決、というやりかたの方が無難であることは間違いない。よくも悪くも、国民はそういうのには慣れている。
なのに、額面通りにうければ、「すごいなあ」「じつに圧倒的」「何というか」とかあるいは「コメントの必要もない」とでも反応するしかないような手法に訴えるというのは、余りにも不自然。
というわけで、野党対策、というのは理由として弱い。北朝鮮問題について、陽表的には強硬路線を言いながら、本音ではこれをエスカレートさせたくない、という方がまだしもリアリティがある。
>野党対策、というのは理由として弱い
>野党
「吹けば飛ぶような」、野党に頑張ってほしいと思う人としても、そう言わざるを得ない存在。そういうものを相手に何を怯えるというのだろう。
マゼラン星人二代目 says:
9月 26, 2017
>国会で所信(=自分の信じるところ)を表明せず
>国民に何の信を問うのか?
所信(=自分の信じるところ)を表明する場として、
国会ではなくて、街頭を選んだということでしょう。
実にいい覚悟です。
気宇壮大というか、喉元過ぎれば何とやら、というか、
二ヶ月余り前、秋葉原の街頭でどんな目にあったか、記憶が飛んでるらしい。(というか、それ以前に、その秋葉原を例外として、終始街頭には出れずじまいという苦い思いは都合よく忘れてる)
Daniel says:
9月 26, 2017
うーん、先生も、ブレませんねぇ。
>安倍内閣のもとで、日本は危機から国難に移行した
成程、、その発想はありませんでした。
一つ良く分らないことがあるんですがね、よく、三党合意と実際の法律とがあるから、安倍総理は消費増税を口にせざるを得ない、ちゃんとしたスタッフもいるし、本当は総理は増税の危険を分っているんだ、とかいう見解があるのですが、集団的自衛権は合憲だという解釈改憲をやってのけた、与野党ともども非難囂々だったし、法律を途中で変えるよりもよっぽど恐ろしいことをしていながら、それはないだろうと思うのです。どうでしょう。
少なくとも、君子は豹変すべしの原則には沿っていない。…彼の目には、生身の国民の姿や心が全然映っていないと、私には思えてならないのです。だからいつも、言葉が軽いのだと思います。
小泉、福田、麻生、鳩山、菅、野田、そして今と。そんなんばっかり。あぁ、この人は庶民と共にあるな、と思えたのは、小渕総理が最後でした。…政策はともかくとして、亀井静香さんが総理やればいいのに。意外と人気出たりして。
Daniel says:
9月 26, 2017
そういえば、どうすればプライマリーバランス黒字化目標を撤廃できるかについては、ごくごく簡単なやり方があります。今や内閣には、各省の課長以上の人事権があるのですから、財務省籍の課長以上の顔を全員すげ替えればいいんですよ。電光石火の早業で。
そうすれば、法律を改正する必要も、閣議決定も、財務省を苦労して説得する努力も、何も要らずに、辞令一枚で、あっという間に消費税の引下げと財政拡大が実現します。
そんでもって、ついでに主計局長は、中野剛志先生を四階級?特進させて、就ければいい。
与党も、総選挙でボロ勝ちすると思いますがねぇ。
財務官僚にとっては、とんだ恐怖政治でしょうが、彼らは今まで十分に全国民に恐怖を与え続け、犠牲者すら厖大に上っていますから、お払い箱にされるくらいの責任は取るべきでしょう。
GUY FAWKES says:
9月 26, 2017
言わずもがな、安倍総理は民進党のゴタゴタや都民ファースト(希望の党)の態勢が整わない内に勝負したいだけでしょうね。
徹頭徹尾、政局であって政策は重要視されません。いやはや…正に「もはや、これまで」
>そのような総理を中心とする内閣をどこまで信任すべきかは、控えめに言っても微妙でしょう。
「そのような総理と『心中』する内閣を〜」と錯覚した私は、きっと絶望が足りない愚者でしょうww
佐藤先生に便乗して申し上げてしまおうかな、安倍政権誕生も民主党政権同様
結局は『炎上』によるものだったと言わざるを得ません。
5年近くも煌々と燃え続け彼方此方を焼き尽くしたのですから、そろそろ潮時でしょう。
(燃やし尽くしたのに「潮時」、これが本当の「火の海」である)
豆腐メンタル says:
9月 26, 2017
危機か国難かですかぁ。。主観なんですよね。
「国民の信任なくして、国論を二分するような大改革を前に進めていくことはできない」
http://logmi.jp/237319
二分したの?あら大変。
事実判断そっちのけで価値判断を前面に押し出すからでしょう。
そっちがそっちなら私だって。おほん!
「お前がそう思うんならそうなんだろう解散」と命名します。
原作知らないけど。
Daniel says:
9月 27, 2017
以前の追伸:(失敬!)
>価値多元主義を調べてもピンとこない
私の言う「価値多元主義」っていうのは、「あれもあって、これもあって、それで(それが)いいよね」っていう(昨今の)価値観のことです。
そりゃ違うでしょ、っていうことです。
私も権威主義的ともいえる一元的な価値観は大嫌いです。それでどれだけ苦しめられてきたことか。その恨み辛みをいちいち話しましょうかってくらい。だから私は自由主義が好きなのです。民主主義より遥かにずっと。だから例えば、外国の好みでいうと、ドイツよりイギリスが好きです。フランスなんて、頽廃的でいいではありませんか。
でも、だからと言って、何らかのその社会に成立する「常識」の根幹まで否定することは、おかしいんだっていうことです。
常識と、保守主義とは、誠に親和的だと思いますよ。
分りやすく例えれば、ざる蕎麦を食べるのに、お箸を使わないで、フォークとナイフで食べたっていいでしょ、だって「あれもあって、これもあって、それで(それが)いいよね」じゃない♪(目がキラキラ)
は、絶対におかしいってことです。
それは、SMAPの『世界に一つだけの花』と親和的な世界です。私は、あれが大っ嫌いでした。所詮はキレイゴトでしたからね。まず、現実世界では不可避の競争社会を否定していること、しかし、それよりも怒ったのは、オンリーワンにもなれないと悲観している、自信を喪失した若者を甘い言葉でおちょくっていると思ったことです。
あんなことを流布するよりも、ナンバーワンはともかくとして、ナンバー〇〇を目指す人生を若者に伝えた方が、よっぽど救いだと思ったのです。
色々あって、SMAPも解散しました。彼らの貢献は貢献として、やっと奴らのおかしな時代が終ったかと、感慨無量です。彼らのどデカいビルポードを見ながら、俺はこんな奴らには絶対に負けない!と、バイクに跨って罵った、うら若き頃を思い出します。
Daniel says:
9月 27, 2017
再追伸:(怒り再燃!豆腐メンタルさん、甘えて済みません!)
当時、不動の横綱たるナンバーワンだって、決り切っていた当の彼らが、「オンリーワン」とか抜かすスーパー偽善についても、怒り狂っていました。心底、おちょくっていると。
全て分り切ったどっかのプロデューサーが悪魔の顔で仕掛けたんでしょうか。良く出来た話です。
それに乗っかって、涙流しながら歌い狂っていた若年層にも、本当に腹が立ちました。お前ら、いい鴨だぞと。
Daniel says:
9月 27, 2017
ごめんなさい。着想が次々と。
あれは、デフレマインド肯定の歌だったのです。
豆腐メンタル says:
9月 27, 2017
それこそ価値相対主義っつーやつですね。
デフレもインフレもどっちも素晴らしい。そんな許容ができる私は当然素晴らしい。…ンなわけあるかーい。
民明書房刊「ノリツッコミの歴史」より
ああ。。先生すいません。。
GUY FAWKES says:
9月 27, 2017
そういえば、私の小学校の卒業式での合唱課題曲が「世界にひとつだけの花」でしたね。
でもね…言わせていただければ当時の小学生でもこの歌の薄ら寒い偽善と「オンリーワン」になることの難しさが
「ナンバーワン」になることとは別次元の至難の技だということぐらい理解している人もいましたよ。
DANIELさんも仰る通り、競争社会を否定することなんてやろうと思ってできる訳がありませんから。
だから当時の同級生となんて替え歌してたと思います…?「世界にひとつだけのバーカ」であります(一人で大爆笑)
額面通りに受け取って舞い上がるほど、ゆとり世代はお利口さんじゃありませんのですよ(苦笑)
今では同窓会の笑い話になってますよ!「彼奴ら(教諭連中)、あれっだけ成績のいい奴、
要領のいい奴を猫可愛がりして、剰えいじめにも加担しておいてなぁーにが『オンリーワン』じゃい!」と。
しかし、そういう恩師の方々にもこれ以上痛罵を浴びせるつもりもありません。
私もそういった方々も「ただの人」でございます、いずれは死ぬのですよ(邪悪な微笑み)
Daniel says:
9月 28, 2017
ふっふっふ、ゆとり世代も、なかなかシタタカですね。
>だから当時の同級生となんて替え歌してたと思います…?「世界にひとつだけのバーカ」であります(一人で大爆笑)
座布団三枚でしょう。凄いな。この発想は全然なかったわ。良い世界を知りました。
>私の小学校の卒業式での合唱課題曲が「世界にひとつだけの花」でしたね。
小学校の卒業式で??ちょっと考えられないですね。私の時は確か『仰げば尊し』だったと記憶しています。(中学卒業式が『蛍の光』(但し3,4番抜きの)だったかな)
当時は歌謡曲が式典の合唱曲に取り上げられることなど、考えられませんでした。
うーん、卒業式にSMAPですか。。率直に言うと、学校の先生は、何を考えてたんだろう。
豆腐メンタル says:
9月 27, 2017
DANIELさんこんにちは。では私も失敬…!
>だからと言って、何らかのその社会に成立する「常識」の根幹まで否定することは、おかしいんだっていうことです。
同意します。ただ私もそうですが平均的日本人は何かを根幹から否定しうる主義など有していないのではないでしょうか。「主義の範疇だけど一元的ではない」とでもいいましょうか。
「主義」とは(少なくともカキコミ上の)DANIELさんのように体現され続けているはずです。例えば、指針という意味でも「主義」には客観性継続性が前提にある。
つまみ食いはダメっぽい。ブレブレの主義者とは何ぞや。。
で、「一元的ではない」の中身ですが、主張に近い自在さ、つまり「つまみ食い的な姿勢が見え隠れしている状態の主義」なのではないかと。「目がキラキラ」の部分でしょうか?とっ散らかっていて感覚的で無責任な姿勢にも映ります。
とっ散らかり具合中程度の日本なんじゃないかと思うのです。そしてこのことが価値多元主義とリベラルがこんがらがる原因なのでは。主軸はGUY FAWKESさんの解説にある価値相対化・多文化主義なのでしょうね。ただねぇ…繰り返しになりますが日本人の思考は主義者っぽくない。
>常識と、保守主義とは、誠に親和的だと思いますよ。
とっ散らかり具合中程度の日本という文脈ではこれも「常識」や「空気」が「主義」と肩を並べているのかもしれません。
佐藤先生の述べておられる保守が前衛化する現象ですが、一元性不足または一貫性不足を原因とするのではないでしょうか。
う〜む、我ながらとっ散らかった主張だわ。
いかがでしょう?!笑
追伸:失敬Disrespect。
今調べて、リスペクトの逆という事実がずしりときました。
「いやぁ失敬失敬」とかもっと軽い気持ちだったけど改めよう!
Daniel says:
9月 28, 2017
>佐藤先生の述べておられる保守が前衛化する現象ですが、一元性不足または一貫性不足を原因とするのではないでしょうか。
常識の不足かもしれませんね。
>そしてこのことが価値多元主義とリベラルがこんがらがる原因なのでは。主軸はGUY FAWKESさんの解説にある価値相対化・多文化主義なのでしょうね。ただねぇ…繰り返しになりますが日本人の思考は主義者っぽくない。
価値多元主義、リベラル、価値相対化・多文化主義などは、イズムにまで進化すると、LGBT万歳とか、そういう方々への第三のトイレとか、思いっ切りコジレてくるんでしょうね。
同性同士の結婚とか、はあ?、って感じですよ。昔から伝統的に、そういう趣味の方が家族で暮したいときは、養子縁組をするものって相場が決ってたんですがね。それで何か困ることでも?
私が昔、英語の勉強のために海外メディアの記事を読んでいたとき、そういう問題が欧米で起っていたのを知り、うわ、これは、何年かすると、日本に上陸してくるぞ、嫌だなぁ、と暗い気持になっていたのですが、キッチリ四年くらいで、日本に要らんブームがやってまいりました。
常識にまで侵入してくんなよ。これって文化侵略だと思いませんか。
そしてその内、その尻馬に乗ったオメデタイ人達が、ポリコレと称する言葉狩りや新造語の押し付けを始めるのです。やがては教育現場に、法廷に、国会や地方議会に、あらゆる公共空間に侵入。放っとくと更に家庭空間にまで侵攻が始まります。
そして、思想警察(の役割を果す人々や勢力)が取締りを始めるのです。思想の自由も表現の自由もあったもんじゃない。こうなると、もう立派な文化弾圧ですね。リトルゲシュタポやゲーペーウーがウヨウヨ。正にジョージ・オーウェルの『1984年』的世界の完成です。
私、ポリコレ絡みでは色々考えたので、ネタは種々ありますよ(笑)
「あれもあって、これもあって、それで(それが)いいよね」が嵩じると、公認公式の世界にまで貫徹しようとすると、こういうイカレた結果になるのです。
なんと!価値多元主義、リベラル、価値相対化・多文化主義などは、皮肉にも、全体主義へ通じる道なのです。
だから、パブリックにプライベートが過度に侵入してはならないのです。非常識は基本的に公的な場から斥ける必要があるのです。伝統は保全すべきなのです。そして、SMAPの歌で誤魔化しちゃいかんのです。
確かにこれは日本人由来の思考ではない。けど上記の世界に流れが出来ると、それが経路依存性を発揮し、同調圧力の好きな日本人が、統制を隈なく巡らせて、大勢自ら、前衛に立つのです。
さて、閑話休題:
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170927-00050086-yom-spo.view-000
平昌冬季五輪のHPでは、当初韓国側は、日本を地図から除いていたようですが、彼らは実に精確で素晴しいと思います。
除いていた時の画像を見ると、台湾は描かれているのに、北は樺太・千島から、本土四島、沖縄・尖閣、おまけに竹島までがスッポリ抜けている!
いやぁ、韓国は、全樺太、全千島も、尖閣も竹島も含めて、日本領土だと正確に認めていたんですね。これぞ衝撃の国際的承認!うーん、範囲が実に的確だ。素晴しい!
豆腐メンタル says:
9月 28, 2017
>常識の不足かもしれませんね。
>だから、パブリックにプライベートが過度に侵入してはならないのです。非常識は基本的に公的な場から斥ける必要があるのです。伝統は保全すべきなのです。
わかります。常識や伝統、法や制度をメンテナンスすべしの理念。パブリックに核心的な役割があること。
終わってもしょうがないので対立してみますが…リベラルにも役割はありまぁす!
以下は 西部先生のお話の私なりの要約です。
ヨーロッパ系リベラルは選択肢の担保を理念とする。
アメリカ系リベラルは多数者支配からの解放を理念とする。
—西部先生談以上
またリベラルはフリーとは異なり「不自由からの解放」という性格です。常識や伝統、法や制度はともすれば不自由。
また「担保」をググると「起こるかも知れない危険に対する保証」とあります。つまりハザードへの備え。
リベラルとは社会の安全弁。理念的には大人。ほら両輪なんですよ。笑
—対立以上
ちなみに先生によれば日本はアメリカ系リベラルなのだそうです。アメリカにおけるポリコレ、平等に敏感な日本リベラルからもなるほどなるほどという思いです。
DANIELさんのみならずGUY FAWKESさんまで引きずり込むほどに強大な暗黒面のパワーを有する「世界にひとつだけの花」ですが、こんな背景があるのですね。大人の劣化て怖いですね。DANIELさんの言われる本気のコミニュケーション不全はここにも起因するでしょう。
ははは。閑話休題の視点流石です。じゃ私も。
希望の党ですが勝っても負けても”お仕舞い”には変わりない。ただし消費税凍結(減税)の主張は狂ったようにしろ!!!と願ってやみません。
んん…選択肢が担保されているようなそうでないような。希望て悩ましいですね。
Daniel says:
9月 29, 2017
豆腐メンタルさんへ。ちょっと返信欄が上下するかもしれませんが、これは最新の豆腐メンタルさんのコメントへのご返信です。
>終わってもしょうがないので対立してみますが…リベラルにも役割はありまぁす!
>(中略)
>—対立以上
私もご指摘に異存はありません。私も、専制的だった自分の祖父に比べれば、随分とリベラルなものだと思いますよ(笑)やっぱ戦後生れですからねぇ。
また、私が今まで「左翼(左派)」の用語を専ら使い、「リベラル」をほとんど使用してこなかったのは、欧州と米国とでは、その語の指す意味合いが違ってくるからでした。
>ちなみに先生によれば日本はアメリカ系リベラルなのだそうです。アメリカにおけるポリコレ、平等に敏感な日本リベラルからもなるほどなるほどという思いです。
連中は、「差別に敏感な視点」とか言って、『桃太郎』は鬼に対する差別だ!とか、五月の「鯉のぼり」は家父長的で封建制だ!とか、次々と槍玉に挙げるんですねぇ。オイオイ、大丈夫か頭、脳味噌がバフンウニになったのか?
>希望の党ですが勝っても負けても”お仕舞い”には変わりない。
相変らず詰んでますねぇ。持駒は手元に一杯ある筈なのに。飛車(20兆円財政拡大)とか、角(軍備拡張、核シェアリング等)とか、金(防諜法制定)とか、香車(新幹線早期延伸)とか。
もう詰みかかってるのに、「(狂気の目をしながら)将来へのツケになるから、持駒に手を付けてはならない!」。あんた本当に棋士ですか?観客もそんなアホ棋士、応援するんじゃないよ。
コバ says:
9月 26, 2017
希望の党が消費税凍結を訴えると、右翼的で消費税反対の票はそちらに流れる可能性がありますよね…責任とって総理が辞任したら緊縮石破か新自由主義岸田か…辞任しなくても消費税増税…
そして外では、(アメリカが)北朝鮮の核保有を認めるか戦争かの二択(それ以外の選択肢はないでしょう…)
以前に佐藤先生が物語の続編について、本質的に終わってしまっているものについては続編を出してもどうしようもない、といった主旨の事を書かれていたかと思いますが、私も続編についてそう思うのですが、それって「日本の事じゃないよね?」という疑問が…そういえば2020年に消滅する国があるといったことが書かれている本がありましたね(笑)
コバ says:
9月 26, 2017
でもこうやって解散するのを見ると
1.ミサイルに対し万全に対策する
→選挙に集中しシェルター等の対策をする気はない。
2.北朝鮮問題の解決を上手くやって国民の支持を得てから選挙で過半数を得る。
→上手く解決出来ず、戦争にしても、核保有容認にしてもいずれのパターンでも国民からの評価はされないような形で進む(戦争で日本人が多数死ぬand多数難民受け入れ or 核保有容認で北朝鮮から厳しい要求を受けるようになる)から、今選挙した方がマシ。
ってことになってしまうような…
マゼラン星人二代目 says:
9月 26, 2017
>希望の党が消費税凍結を訴えると、右翼的で消費税反対の票はそちらに流れる可能性があ
>りますよね…
そこをどうにか引きとめるべく、ネット上の安倍院外団がどんな屁理屈をこねるか、擁護論としてどんなグロテスクな代物が出てくるか、そこが今回の見所の一つでしょう。
マゼラン星人二代目 says:
10月 1, 2017
>屁理屈
今、考えつくのは次の三通り。
1) 小池さんの「増税しない」は「増税する」を意味する。
2) 安倍さんの「増税する」は「増税しない」を意味する。
3) 増税の大義を問うために、増税を断行する。
1)一番シンプル。こんなのは選挙向け公約でしかない、という批判。私もその通りだと思う。が、そうやって小池さんを貶めるのは簡単だが、それだけでは安倍擁護にはならない。
2)「来年の何月かに参議院選挙があるから、その時、増税延期が争点なりますから安心してください」。←破棄することを前提に公約を掲げる、そんな事するくらいなら、そもそも今公約に掲げる必要がどこにありますか。
3)増税を既定路線として前提視、これを不問に付すことで、かえって、使い道に論点を絞って争点化できます。←意味不明。「使途」と「増税自体の是非」は別個の事柄。それはそれ、これはこれ、で争点化すればよいはず。(それとも有権者には二項目以上数えあげる知的能力がないとでも言うのだろうか)
you says:
9月 27, 2017
選挙はどこに票入れるか悩みます。ですが、支持者が頭に血が上った人ばかりの所は要注意ですね。
1、政策や行動を少しでも批判すると「じゃ、お前は誰(どこ)に入れるんだ」と執拗に聞いてくる
2、代わりの人(党)をあげると「マジかよwありえねえww」と頭ごなしに否定する
(1と2はセット。別の候補を否定したいが為に1の質問をする)
3、「あいつはウヨクだサヨクだ~の回し者だ」のレッテル張りをしてくる
こういう人たちが支持し当選した人って、大体おかしなことになってます。あの人とかあの人とか…
それと単純に、宗教じみてて気味が悪いので嫌です(笑)
安倍さんはやはり言葉が軽い気がします。TVか何かで「なぜデフレがダメなのか」の理由を「ワクワクしないから」と言ってました。あれにはガッカリしました。
後、政治は結果と言った以上、いつまでもその場に居続けるのは、ダメですね。子供の教育にも良くないです(笑)
すると残りは、都政混乱の責任を取らない小池 or 民進イジメに一生懸命の維新 or グダグダの左翼政党
・・・う~ん。
レギーム作 says:
9月 27, 2017
この五年間、安倍総理は喜々として鋭いドリルを振り回し、更なる危機を招いたって感じがします。
だから、あの「危機突破内閣」の危機って、きっと総理自身や他の閣僚の危機管理のブレーキを
“キキーッ!”なんてやらずに、アクセル全開で己の危機の限界を突き破るって意味だったのでは?
なーんて今振り返るとそう思っちゃいます。
安倍総理は、何年前かにやったテレビ番組で、「お国の為にしねるとは軽々しく言えない」みたいな
ことを言っていたそうですが、それとは他の番組で彼が「政治家は選挙に命を懸けている!」的な
ことを軽々しく言っているのを私は見ました。こういった所で彼の言葉の重さが量れてしまいます。
変な話、私は彼のそんな所に少し親近感がわいてしまいます(あくまで人間性の話です)。
多分、彼は私と一緒でいろんなことがよくわからないし、あまり物事を深く考えていないのですよ。
そんな彼に「国難突破解散と名づけたかぎりは今までの失政を認めた敗北宣言だ!」と
突き付けるのは、ちょいとコクなんじゃないのかなぁって思いました。
たまつまもる says:
9月 27, 2017
小池氏曰く今の日本には希望が足りない、だそうです。
某社長は絶望が足りないと仰っていましたが
果たして本当に足りないのは希望か、絶望か…
それはともかく小池氏は新党立ち上げの演説でこうも仰っています。
「日本をリセットするためにこの党を立ち上げました。寛容・改革の精神に燃えた保守、新しい政党です。」
すごいですね、これは…
読んでて眩暈がしましたが、改革の精神を持った保守が小池氏の言う日本の希望だそうですよ。
保守ってなんなんですかね…
しろくま says:
9月 28, 2017
たまつまもるさん
小池氏の言ってることや発言は何か保守には聞こえないし、日本をリセットして改革精神に燃えた保守というのは保守思想に凄い矛盾してますね。小池氏の保守観って何なんでしょうか?ちょっと分かりかねますし
彼女は保守というよりグローバリストの人だと思います。
だからといって今回の安倍総理の解散も国難突破といってるわりに何が国難突破なのか分かりかねます
個人的に今回の選挙は白けた物がありますし投票したい政党がないので棄権すると思います
メイ says:
9月 28, 2017
昔、「俺があいつであいつが俺で」というSF小説がありましたが、それになぞらえると「右が左で左が右で」という状況のように感じます。
日本人の頭の中も、「保守」と聞くと革新的な「本来の」左翼的なイメージを思い浮かべ、「リベラル」と聞くと穏健な、「本来の」保守的なイメージを思い浮かべている。
逆転、といえるかもしれませんが、修正をするのは難しいかもしれないし、風雲急を告げる状況ではその時間も無いのでしょうから、当面そのままの概念を使う方がいいのかな?
現状、もっとも保守的なのは共産党のようですが、ネット上では左翼は反日、という根強いイメージが出来上がってしまっていますし、ネット民以外からも偏見を持たれやすいので、選挙となったらどこまで票が伸びるか判りませんが、私は今回の選挙は共産党を応援しようかな・・と考えています。
共産党には懐疑的だった自分が、このように考えるようになるのは自分でも意外ですが、「希望の党」は応援できないし・・。
下手をすると、小池百合子さんと比べると安倍首相の方がマシという事にもなるかもしれない。
ご自分で「私はAIだ」と仰るように、情、というものが全く感じられない。何かを踏み台にして、不要になったらパッと切り捨ててきたご様子を観ていると、冷たくて無責任な印象が拭えません。そういう方が「日本をリセットする」と仰っているのを聞くと、なんだかゾッとしてしまう・・。
安倍さんは酷いけれど、自分のお友達「だけ」には情があったようにと思います。日本の政治では、国家の資産を自己利益のため流用する事は決して許されない事ですし、情に振り回されないように堪えなければならないのが、政治家の大変さでもあるでしょうが、小池さんにはそんな一片の情すら感じない。
情があってそれを抑えるのと、全く無いのとは、似て非なるものだと思うんです。
安倍政治を止めたいけれど、それより酷い状況にならないように選びたい。
玉田泰 says:
10月 1, 2017
一昔前、作家、橋本治氏が人生相談の回答で
あなたの言葉(ここでは「親友」)が薄っぺらだから、更に薄っぺらな言葉(新興宗教の語る「真心」)に祟られるのだ。
と答えていました。
今回の記事に当てはめるなら、「国難」という薄っぺらな言葉が、更に薄っぺらな「希望」に祟られたのだと思います。
小池氏はまるで、シャーマンを体現しているかのように見えます。小池氏の語る言葉が壮大かつ空虚であればある程、洗脳装置としてより有効に機能するのではないでしょうか。
そして僕は、洗脳から逃れ得るのはただ知性あるのみと思い至り、そこに漸く微かな希望を見出した気がしました。今のところ、選挙は敢えて棄権かな?
と悩んでいます。
なぜ危機→国難にまで陥ったのか - 高橋聡オフィシャルブログBacchus-反グローバリズム・政経・料理・筋トレ says:
12月 16, 2018
[…] 安倍内閣のもとで、日本は危機から国難に移行した(Ⓒ安倍総理)(佐藤健志さんブログ) […]