まずはお知らせから。

明日、6月11日(土)の20:00〜23:00、

日本文化チャンネル桜

「闘論! 倒論! 討論!」特別版に出演します。

 

題して、

世界の現在〜西部邁氏を囲んで。

 

局側の番組紹介はこちら。

 

「闘論! 倒論! 討論!」というと

ふだんは7〜8名のパネリストがいますが

今回は西部先生、

水島社長、

宮崎正弘さん、

そして私の4名のみ。

 

ちなみに1時間目など

西部先生と水島社長の対談ですよ。

 

文明史的な視点から見た日本の現状

に始まって

アメリカでのドナルド・トランプ人気、

はては

舛添知事の金銭疑惑まで

縦横無尽のトークが展開されます。

 

みなさま、ぜひご覧ください。

 

・・・さて。

 

そのドナルド・トランプですが、

なんと北朝鮮の公式メディアサイト

「DPRKトゥデイ」

聡明で思慮深い政治家だと

評価するにいたりました。

 

DPRKとはむろん、

朝鮮民主主義人民共和国の英語名称

DEMOCRATIC PEOPLE’S REPUBLIC OF KOREA

イニシャルです。

 

トランプは日本や韓国からの

米軍撤収の可能性をほのめかしたうえ、

北朝鮮の核開発問題と関連して

金正恩と直接、交渉する用意があると述べているのですが

DPRKトゥデイはこれを評価した模様。

 

いわく、

トランプは長期的な視野を持った大統領候補だ。

ヤンキー・ゴー・ホームのスローガンが、

こんな形で実現すると誰が考えただろうか。

このスローガンが実現する日は

朝鮮半島統一の日になる。

アメリカ国民が大統領に選ぶべきは、

愚鈍なヒラリー・クリントンではなくトランプである。

 

日本語の関連記事(CNN)はこちら。

英語の関連記事(BBC)はこちら。

 

朝鮮労働党の機関紙

「労働新聞」の社説は

トランプのことを「下品」と評したそうなので、

DPRKトゥデイの評価がどこまで公式なものかについては

疑問の余地もありますが、

韓国や日本からの米軍撤収に言及した有力大統領候補は

私の知るかぎり

今までいませんでしたからね。

 

し・か・し。

 

ドナルド・トランプは

日本は凶暴な北朝鮮にたいして自衛したほうがいいとして

在日米軍がいなくなった場合

核武装も容認する趣旨の発言もしているのですよ。

 

たしか韓国の核武装についても

同様の見解を示していたはず。

 

してみると、

これもトランプの聡明さや思慮深さ、

あるいは長期的な視野の表れに違いない。

 

北朝鮮メディア、日本の核武装を容認す!!

 

わが国の安全保障強化について

こんな形でエールが来ると

誰が考えたでしょうか。

国際政治とはじつに面白いものであります。

 

・・・だとしても。

相次ぐ米軍(基地)関係者がらみの事件によって

ヤンキー・ゴー・ホーム一色となっている(らしい)沖縄の人々

どうしてDPRKトゥデイを見習って

トランプ支持を明確に打ち出さないのでしょう。

 

米軍基地のない沖縄が悲願なんじゃないんですか?

 

国内政治もまた、じつに面白いものであります。

ではでは♬(^_^)♬