英語には

優れた作家は盗み、ダメな作家は借りる

というフレーズがあります。

 

つまり優れた作家は

影響を受ける際にも、それを消化して自分のものにできる

ダメな作家は

自分のものにできないまま、モロに影響丸出しとなる

ということ。

 

施光恒さん風に言えば

翻訳と土着化ができているのが「盗む」、

原文そのままか

よくて直訳の段階にとどまっているのが「借りる」。

 

その意味で「盗作」とは

本当のところ、

ちゃんと盗めていない作品にのみ

当てはまる概念なのです。

 

・・・さて。

 

2022年冬季五輪

北京での開催が決まりましたが

その招致ソングの1つ(全部で9曲あります)が

ディズニー映画「アナと雪の女王」の主題歌

「レット・イット・ゴー」そっくりだとして論議になっています。

 

記事はこちら。

 

ちなみに問題の歌、タイトルは「氷雪舞動」。

他方、「アナ雪」の中国語タイトルは「氷雪奇縁」。

これがホントの「ひょうせつ(剽窃)疑惑」!

 

BBCなど「氷雪舞動」と「レット・イット・ゴー」の双方について

ユーチューブのURLを貼付、

聴きくらべて判断されたし、と書いています。

 

記事はこちら。

レット・イット・ゴーはこちら。

氷雪舞動はこちら。

 

聴きくらべてみました。

まあ、そっくりと言われても仕方ないでしょうね、これは。

イントロなど、ほぼ同じという感があります。

 

で、BBCいわく。

北京が2022年冬季五輪の開催地に選ばれたことについては

積雪量が足りないとか、

中国は人権を尊重していないのにといった批判が寄せられている。

アナ雪の大人気に便乗すれば

それらの批判をかわせるかも知れないではないか?

 

2020年東京五輪のエンブレムについても

盗作疑惑が持ち上がっているのがイタいところですが・・・

 

ではでは♬(^_^)♬