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書籍情報
「戦後の歴史を知る」とは、過去と現在の必然的な関連を知ることだ
現在は、過去とどうつながっているのだろうか。
出来事がどのような形でつながり、積み重なっていったのか、その因果関係や必然性を理解する視点を持つのが「歴史を知る」ということである。
過去、日本は同じような出来事を繰り返してきたが、本書ではこれを「歴史のリピート機能」と捉える。
1975年に高度成長の終焉を迎えた日本は、バブル経済の崩壊を1991年に迎えた。
1980年代に中曽根政権下では電電公社、専売公社、国鉄が民営化されたが、2000年代にも道路公団、郵政事業の民営化が行なわれた――。
こうした戦後史観によって、1945年以後の日本のあり方について、首尾一貫した必然性のもとに歴史をとらえる視点を見出していくのが、本書の狙いである。

第1章:「終戦」を疑え(1941年~1947年)
第2章:「負けるが勝ち」のカラクリ(1945年~1948年)
第3章:占領の舞台裏をさぐる (1945年~1949年)
第4章:幻想を捨てずに独立する方法(1949年~1959年)
第5章:高度成長という風景(1960年~1972年)
第6章:戦後は終わっても終わらない(1972年~1980年)
第7章:螺旋階段の30年(1980年~)

玉音放送の流れた日だけが敗北ではない。この国は今なお「敗戦直後」を生きている。「歴史のリピート機能」を鋭く剔出した、かつてない戦後史の視点!

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震災ゴジラ! 戦後は破局へと回帰する
■単行本: 292ページ
■出版社: 祥伝社
■発売日: 2013/12/4
 
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