今日は7月14日。
225年前(1789年)、フランス革命が勃発した日です。
この革命、
自由・平等・博愛
のスローガンを掲げて始まったのは良かったものの、
途中から過激化。
1793年〜1794年あたりは、
恐怖政治(テロル)
と呼ばれる粛清の嵐になります。
ここから「テロリズム」という言葉が生まれるのですから、
その激烈さは推して知るべし。
結局、フランス革命は
1799年にナポレオンが政権を掌握することで終わるのですが、
本当に終わったのは、
ナポレオンが最終的に没落した1815年と言えるでしょう。
つまりは25年に及ぶ大動乱だったのです。
しかもフランスの中だけが荒れていたわけではありません。
革命フランスは、ヨーロッパのあちこちの国と戦争していたのです。
ナポレオンが没落したあと、
ヨーロッパ諸国は物事をどうにかフランス革命前の状態に戻そうと努力します。
しかし、時すでに遅し。
歴史には大きな区切りがついてしまいました。
こうして19世紀の世界がスタートします。
これこそ、われわれが現在生きている世界の原型。
いいかえれば現在の世界は、フランス革命によって大枠が作られたようなものなのです。
この革命とは、私もいろいろご縁があります。
まずは2007年の「本格保守宣言」。
前半で、フランス革命が持った歴史的な意味合いを論じました。
次は2011年の「新訳 フランス革命の省察」。
1790年、革命の最中にイギリスで刊行された本を、現代的なイキのいい文体で編訳したものです。
そして「国家のツジツマ」でも、
第二部でフランス革命について話し合っています。
というわけで、
今週はフランス革命について、
あれこれ書いていきましょう。
ただし14:00配信の記事では、「リアリティのダンス」の話を続けます。
ではでは♬(^_^)♬