さる19日に開かれたトークライブ

「勝手にしやがれ! 天下国家 Vol.4 HEY! SAY NOTHING!!」

おかげさまで大盛況でした。

 

参加者も着実に増加、

主催のカルティベイトの会も喜んでいます。

 

それから特筆されるべきは

毎回、司会を務めてくれる sayaさんの成長ぶり。

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「司会」などとクレジットするのが申し訳ないぐらいに

場を盛り上げてくれます。

 

現実についてゆけず、

認知的不協和に陥る人々だらけと言っても過言ではない

昨今の保守界隈において

例外的にレベルアップしている sayaさん。

 

見れば分かりますが、

昨年のトークライブ1回目とはまるで顔が違います。

毎回、パワーアップしている。

 

こちら1回目。

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2回目。

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3回目。

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2020年代には

保守論壇の一翼を担うようになるかも知れませんよ。

 

じつは開演前、

『平和主義は貧困への道』プロモーション動画の収録も行ったのですが

こちらにも協力してくれました。

 

すでに粗編集が上がってきていますが

素晴らしくパワフルな仕上がりになると予告しておきましょう。

 

「まだ読んでいないアンタも、見たら圧倒されるわよ」(※)お姉さまの発言です。

COVER+OBI

というわけで、今のうちにこちらをクリック!

 

あとは例の曲「アトミック・ガールズ」が収録される予定のアルバム

『MIRACLE COMPLETE』を早く完成させてほしいところ。

期待して待ちましょう。

 

動画収録の際のツーショットです。

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ちなみに15日の記事

「消費税について私の知っている二、三の事柄」

三橋貴明さんが18日、

ご自身のブログで紹介してくれました。

記事はこちら。

 

三橋さんいわく。

 

日本は、過去数十年で、

「消費税を増税し、国民を貧困化させ、

同時に法人税を減税し、グローバル株主の利益を最大化し、

かつデフレを継続する」

という構造が築き上げられてしまっているのです。

その上で、どうすればいいのでしょうか。

まずは、(さまざまな事実を)知ることです。

 

この種の事実を国民が知り、政治を動かさない限り、

我が国のデフレという宿痾は終わらず、衰退途上国路線から抜けられないでしょう。

 

何ら、つけ加えることはありませんね。

 

さて。

 

2008年にノーベル化学賞を受賞した

ボストン大名誉教授・下村脩(おさむ)さん

19日、長崎市内で老衰のため90歳で亡くなりました。

関連記事はこちら。

 

しかしその一方、

こんな記事が10月4日に出たのをご存じでしょうか。

 

A Nobel Prize winner sold his medal for $765,000 to pay medical bills

(ノーベル賞受賞者、医療費のためメダルを76万5000ドルで売却)

 

1988年にノーベル物理学賞を受賞した

レオン・リーダーマンさん

3日、アイダホ州の老人ホームで亡くなっています。

96歳でした。

 

リーダーマンさん、

ミューニュートリノを発見した人物。

ついでにヒッグス粒子も彼の発見です。

彼はこれを「神の粒子」と呼んでいたとか。

 

つまりは宇宙の構造を理解するうえで

重要な貢献をしたのです。

 

ところが2011年あたりから、

記憶喪失に悩まされるようになる。

そして2015年、

認知症の治療費を工面するため

オンラインのオークション会社を通じて

自分のメダルを売らねばならなくなったのです。

もとの記事はこちら。

 

アメリカの高齢者は

しばしばメディケアという健康保険に加入していますが

これは長期の老人ホーム滞在には適用されないことがあるのだとか。

そして老人ホームでの個室の費用は

平均で月7698ドルかかるそうです。

1ドル=112円で86万円ちょっと。

 

みずからの頭脳を駆使して

宇宙の謎に取り組み、

多大な成果をあげた人が

その栄誉を讃えるメダルを処分しなければ

みずからの認知症を治療してもらえなかった。

 

これで科学が進歩しますか?

文明が発展すると思いますか?

 

このすべて、

アメリカの医療費が世界一高いことに起因するもの。

むろんそれは、新自由主義に基づく医療民営化の結果です。

 

ジャーナリストの堤未果さんが

著書『ルポ 貧困大国アメリカ』(岩波新書)で指摘するように

かの国の人々は、一度の病気で中間層から貧困層に転落しかねないのです。

 

2005年など、

204万件の個人破産のうち

じつに半数以上が医療費が払えないためのものだったとか。

 

売却できるメダルを持っていたリーダーマンさんは

まだ良かった(!)のかも知れません。

しかし。

 

医療を金儲けの手段にしたあげく

卓越した知性の持ち主をそこまで追い詰めて

「病気になるのは自己責任」と居直って恥じないような価値観は

いったい、どういう代物か。

 

『2001年宇宙の旅』のように

人類の進化を導く宇宙の超知性がかりに存在するとしたら

こんな種族は存続しなくてもよい、

環境破壊と核戦争で滅びるのがお似合いだ

と慨嘆するんじゃないですかね。

 

70ミリ・フィルム版に続いて、IMAXでも上映されています。

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はたせるかな、

投票の迫った中間選挙でも

高すぎる医療費をめぐる問題が

高齢者を中心に大きな争点となっているとのこと。

 

支持政党とは関係なく

現在の健康保険は費用がかかりすぎ、しかも高くなる一方

とか

既往症があると保険適用外にされてしまう

あるいは

この傾向に歯止めがかからなかったら、次の世代はどうなるのか

という不満や不安が高まっているというのです。

関連記事はこちら。

 

ニュージャージー州では

トランプの(新自由主義的な)医療制度改革案を支持した下院議員が

有権者の男性から罵倒され、

その動画がツイッターで紹介されました。

 

この男性、

奥さんにガンの既往症があり、

子供たちにも既往症があるのだとか。

 

いわく。

この世界のあらゆる人間の中で

俺の家族を一番脅かしているのはアンタだ!

俺が夜、心配で眠れなくなるのはアンタのせいだ!!

 

俺が失職したらどうなる?

失業したら、今の健康保険が負担できなくなるんだ。

 

俺のことならどうでもいい、

だがアンタは俺の妻や子供の命を脅かしているんだぞ!

 

健康保険制度は商品じゃない、

保険に加入するのは

車や家を買ったりするのとは違うんだ。

健康保険を金儲けの道具にするのは道義に反するんだよ!

動画つきツイートはこちら。

 

ペンシルバニア州選出の下院議員

ブライアン・フィッツパトリック

共和党員にもかかわらず、トランプの医療制度改革案に反対、

その理由をこう語りました。

 

既往症を抱えた人々と会って話を聞いてみることだ。

彼らが日々、直面している困難は涙なしには聞けない。

いやしくも人間の心や魂があるのなら

こう考えずにはいられないよ。

この人たちのことを配慮しなければならない、

この人たちを助けなければならない、と。

だから私は、メディケイド制度は拡充されるべきだと

固く信じるようになったんだ。

 

幸いわが国は今のところ

なかなか立派な健康保険制度を誇っており

優れた医療の恩恵を

安い負担額で享受することができます。

 

けれども政府が

TAGとかいうデタラメをでっち上げてでも

進めたがっているUSJTA(日米貿易協定)

サービスの分野にも及ぶもの。

つまり医療も対象になりかねません。

 

TAGをめぐる大ウソについてはこちら(前編)!

ついでに、こちら(後編)!

 

わが国もいずれ

中間層が一度の病気で貧困層に転落するようになるのでしょうか?

ノーベル賞受賞者が

医療費のためにメダルを売り払うようになるのでしょうか?

 

そんな国が繁栄すると思いますか?

止めるなら今のうちですよ。

この男にこう言われる前に・・・

 

「バカ野郎、だから言っただろうが」(※)ただの真実です。

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ではでは♬(^_^)♬
(おまけ)sayaさんの自撮りによるツーショットです。
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