物議をかもす人間には事欠かぬ昨今ですが、
少なくとも現時点において
そのチャンピオンではないかと思われるのがこの人。
アメリカ大統領の座を狙う
実業家ドナルド・トランプさんです。
トランプさんは以前、
メキシコとの国境にえんえんと壁を築くことも提唱しましたが
(ついでに構築費用については、
「優れた交渉術」によってメキシコに負担させるそうです)、
最近の発言はもっとスゴい。
そうです。
あらゆるイスラム教徒のアメリカ入国禁止を呼びかけたのです。
むろん11月のパリ同時テロや
12月のカリフォルニア銃乱射事件を受けてのことですが、
すべてのイスラム教徒を締め出そうというのは
いくら何でもムチャクチャ。
しかるにイギリスでは
当のトランプさんを対象とした締め出し運動が進行中!
こちらをどうぞ。
「トランプ氏を英国入国禁止に」署名に36万人超 英議会検討へ
来年の米大統領選に共和党から出馬している
実業家ドナルド・トランプ氏について、
英国入国禁止にするよう英議会に求めるオンライン請願に
英国時間(12月)9日深夜の時点で36万人以上が署名したため、下院は審議するかどうか検討することになった。
なんでもオンライン請願では
10万人以上の署名が集まったら、
議会に検討の義務が生じるのだとか。
英議会サイトに提出された請願は
「ドナルド・J・トランプの英国入国を阻止せよ」と題され、
「英国はヘイトスピーチを理由に多くの個人の入国を禁止してきた。
この原理は、英国入国を希望する全員に適用されるべきだ。
もし連合王国が今後も、入国希望者の審査にあたって
『受け入れがたい行動』を基準として適用するならば、
それは裕福な者にも貧しい者にも、弱い者にも力のある者にも、
公平に適用されなくてはならない」と請願理由を説明している。
請願にある通り、
イギリス内務大臣は
「公共の福祉のためにならない、もしくはその者の排除が公共政策上の事由から正当化される」
と判断した場合、
特定の人物の入国を禁ずることができます。
この理由によって昨年、入国を拒否された人物は数百名にのぼるとのこと。
さあ、こちらの締め出しはどうなるか?
ところでトランプさん、
ロンドン市について
「過激思想があまりに蔓延していて、警察も身の危険を感じる地域がある」
とも述べたことがあるそうですが、
同市市長のボリス・ジョンソンさんは、
「ドナルド・トランプの事実誤認にもとづく発言はまったくばかげている」と一蹴。
逆にジョンソン市長の方こそ、
アメリカを訪れてもニューヨークの一部地域は避けて通るのだとか。
なぜか?
「ドナルド・トランプに出くわす本当の危険があるから」だそうです。
ではでは♬(^_^)♬
1 comment
ベッラ」 says:
12月 21, 2015
ご退院おめでとうございます。
しばらくはどうかご無理をされませんように。
トランプ氏の事、興味深く拝読させて頂きました。
それにしてもメルケルはどうなるのでしょう。
欧州は民族大移動のようで、何とも・・・。