昨日もご紹介しました
チャンネル桜の番組
「闘論! 倒論! 討論!〜戦後70年・主権回復の正体」
本日放送です。
これについては、
いろいろな意味で楽しみにしている
という
なかなか深いコメントもいただいていますが、
3時間目に触れた宝塚歌劇
「スサノオ」について補足しておきましょう。
正式なタイトルは「スサノオ 創国の魁(さきがけ)」。
2004年、雪組によって上演されました。
(注: 宝塚は花・月・雪・星・宙の5組によって構成されます。
ちなみに5組の並べ方はこれが正式。
なぜか? じつは創立順なのです)
作・演出は木村信司さん。
題名どおり、日本の古代神話がモチーフですが
本当のテーマはなんと拉致問題!
マジですよ。
ここでは大和を憎むアオセトナという精霊が
かの八岐大蛇(やまたのおろち)を使って
大和の娘たちを森にさらう。
で、英雄スサノオが彼女たちを助けようとするのですが・・・
娘たちは洗脳されており、
「自分たちの暮らすところこそが楽園です」と言い張るのですよ!!
ついでにアオセトナ、倒されるときも
「決して大和の罪は消えない」
という捨て台詞を残す。
いちおうファンタジー仕立てになっていますが
一目瞭然ではないでしょうか。
だいたい木村さん、パンフレットでこう書いているのです。
平和のためなら、この国は、どんな、間違いも、見過ごす、のか?
無理やり連れ去られた日本人さえ救われていないのに、
ほかの国の戦争(注:イラク戦争を指す)に反対しているなんて、
それだけでいいのだろうか。
さらに。
横田めぐみさんは昔、お父さまにお願いして
宝塚歌劇を観にきてくださったそうです。
いま客席におられるお客様と変わらない、
観客の一人だったのです。
そう思うと、幾重にも胸が痛みます。
荒木和博さんは、この話にいたく感心されていましたが、
タカラヅカもやるものではないでしょうか。
では、オンエアをお楽しみに!
(↑)今年2月、東京宝塚劇場にて。