7月21日に配信した

「ギロチンが生んだ料理 part1」について、

写楽斎さんからクールなコメントがありました。

 

いわく、

娼婦風というパスタもあったかと。

 

じつは今朝のブログ

「ギロチンが生んだ料理 part2」で紹介した

ピーター・グリーナウェイ監督、

こんなことを語っているのです。

 

私は人生で本当に重要なものは二つしかないと思っています。

つまりセックスと死です。

 

しかるに、

セックスと死には共通点があります。

つまり身体の中から、何かを出し入れすること。

 

自分の身体から、自分自身が出てゆくのが死ですからね。

 

けれども物を食べることも、

自分の身体に中に何かを入れること。

 

セックスと死は、食を媒介につながるのですよ。

 

英語の「オイスター」(牡蠣)に、

ちょっとした裏の意味があるのは、

決して偶然ではありません。

 

娼婦風のパスタに、

ロベスピエール風の牛肉ソテー。

そのものずばりではありませんか。

 

「コックと泥棒、その妻と愛人」にも、

こんな台詞がありました。

 

「人間は死について思いをいたすのが好きです。

黒い食べ物を口にするのは、つまり死を食べることなのです。

そんなとき、人は内心こう叫んでいる。

ざまあみろ、死め! オレはお前を食えるんだぞ!

そう思いませんか?

黒いトリュフ菓子が、菓子の中で最も高価なのは当然です。

それからキャビア。

黒い卵ですからね、死と誕生、終わりと始まりそのものです」

(シナリオより。拙訳)

 

ロベスピエールを食べていたときの私も、

内心こう叫んでいたのかも知れません。

 

ざまあみろ、理性め!

オレはお前を食えるんだぞ!

 

フランス革命は「理性の暴走」とも言うべきものでしたからね。

 

セックスと死を食べて生きる。

それが人間なのでしょう。

 

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ではでは♬(^_^)♬