2月24日、
「おはよう寺ちゃん 活動中」に出演した際のエピソードです。
この番組、
ゲストが登場するのは6時過ぎ。
とはいえ事前の打ち合わせもありますので、
文化放送に入るのは5時45分くらいになります。
寺島さんのいるスタジオに入るまでは、
ここでスタッフのみなさんと話しているのですよ。
というわけで、
5時前後には迎えの車が来ます。
冬ですし、あたりは当然ながら暗い。
ついでに寒い。
ところがです。
車に乗り込んだら、運転手さんが
「おはようございます。朝早くからご苦労様です」
と言って、
温かい缶コーヒーを渡してくれたのです!
これがそのコーヒー。
いや、感激しました。
このきめ細かいサービス精神は、
まさに日本人ならではのものと言えるでしょう。
「新日本経済新聞」などで
よく論じられることですが、
日本経済を本当に復活させるためには、
生産性の向上によって付加価値を高め、
国民の所得を高めることが不可欠。
とはいえ早朝の迎車にあたり、
温かい缶コーヒーを用意しておくのも
立派な高付加価値サービスです。
この運転手さんの車になら、
またぜひ乗りたいと思いますからね。
外国人労働力の受け入れなどが論議される昨今ですが
こういうちょっとした工夫を自発的にやるのは
世界でも日本人ぐらいかも知れません。
それはもちろん、
「朝6時以前の迎車にあたっては、客に缶コーヒーを渡すこと」とか
事前にマニュアル化しておけば、
外国人の運転手でも、同じ事をしてくれるでしょう。
しかし重要なのは、
マニュアル化された規定がなくても
「どうしたらお客さんを、より快適にすることができるか」を考え、
サービスの付加価値をみずから高めてゆくことなのです。
そういう細かい工夫にこそ、経済再生のカギがある。
日本人のポテンシャルを、あらためて実感した出来事でした。
ちなみに寺島さんも
本番中はこうやって、CMが流れる間も進行に気を配っています。
だからこそ、番組はあれだけ面白くなるのです。
ではでは♬(^_^)♬