7月25日に発売される私の新刊

『コモン・センス 完全版 アメリカを生んだ「過激な聖書」』

の見本が、

版元のPHP研究所より到着しました。

 

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この本については、

小松春雄という政治学者の訳したバージョンが、

1950年に日本評論社より刊行されました。

 

小松訳はその後、

1953年に岩波文庫に収録され、

アメリカ建国200年となる1976年、

改訳再刊されます。

 

これは今でも入手可能。

 

しかし!!!

 

小松訳には重大な問題があります。

訳文が悪いとか、

そんなありきたりのことではありません。

 

原著の最後の部分が削除された不完全版なのです!!

 

おまけに削除をめぐる断り書きさえ、

まったく盛り込まれていない。

 

誠実なやり方とは言えませんな。

 

そして『コモン・センス』と言えば、

アメリカ独立戦争の起爆剤となった本。

 

アメリカという国の誕生が、

世界に与えた影響の大きさを考えれば、

歴史を変えた本の一冊 と評しても過言ではありません。

 

そんな本が、長らく不完全版でしか出回っていなかった。

 

ちなみに『コモン・センス』の訳本には

もう一つ、

鍋島能弘(なべしま・のりひろ)という人によるバージョンが。

1957年に出ています。

 

これが完全版だったかどうかは不明ですが、

鍋島訳は久しく入手困難。

 

よって、

日本初の全訳、

あるいは少なくとも

現在読むことのできる唯一の全訳

として、

本書を刊行する次第です。

 

そして。

『コモン・センス』を読む意義は、

たんに「アメリカをよく理解する」

というだけにとどまりません。

 

日米関係のあり方、

戦後日本のあり方を理解するうえでも、

じつは必読の書なのです。

 

ブログでもこれから、

今回の訳本についていろいろご紹介してゆきますが、

まずは裏帯のキャッチコピーを抜粋して、

口上といたしましょう。

 

保守も左翼も、

星条旗に踊らされてきただけではないのか?

読むがいい、

これがアメリカだ!

 

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ではでは♬(^_^)♬