戦後体制の使徒の襲撃から
わが国を救おうとして考案された
日本補完計画®。
そして使徒を撃退すべく開発された
汎用決戦兵器・アヴェンゲリオン。
しかし計画の推進者たちは、重大な点を見落としていました。
戦後体制の使徒たちもまた、
世界補完計画®をめざしていること。
それどころかアヴェンゲリオンも、
捕獲した使徒を研究してつくられたものだったのです。
当たり前ですね。
明治以後の日本におけるナショナリズムは、
欧米の強い影響のもとに成立しているんですから。
とくに戦後は、
アメリカと自国を同一視することで、
敗戦の屈辱を隠蔽しようとする動きまで台頭してしまった。
明治以後の日本のナショナリズムについては、この本をどうぞ。
戦後日本における、自国とアメリカとの同一視については、この本をどうぞ。
こうしてアヴェンゲリオン、
およびパイロットのシンゾウは、
敵であるはずの使徒とシンクロする
という困った状態に陥ります。
日本補完計画®も自滅の危機に!!
まさに「残酷な愛国のテーゼ」です。
追い詰められた補完計画の推進者たちは、
苦肉の策に出ました。
アヴェンゲリオン初号機はもはや制御不能だ!
シンゾウも使徒シンクロ状態になってしまった!
だがわれわれには、シンゾウの遺伝子サンプルがある。
ここから彼のクローン、
アベター®をつくろう!!
それを育成し、アヴェンゲリオン弐号機に乗せるのだ!
(注:「新世紀エヴァンゲリオン」でも、
やはりエヴァンゲリオンに乗り込んでいる「綾波レイ」という少女が
何度死んでもクローンとなって復活します)
かくしてアベター®が誕生したのですが・・・
万事解決とはなりませんでした。
つづきは明日のブログで。
なんか、まったくシャレにならないところがコワいですね(笑)。
ではでは♬(^_^)♬
1 comment
akkatomo says:
7月 30, 2014
そしてアベターが言ったことには
多分、私は三回目だから
いい加減にしろ!でございます
巨大化したり、大量発生したりとか、周りを巻き込んでの自滅自壊とか……
これはもう、キモチワルイて一言で拒否するしかございませんわ