北朝鮮の指導者

金正恩第一書記の暗殺計画を描いて

物議をかもした映画

「ジ・インタビュー」をご記憶でしょうか。

 

このブログでも

「『金正恩』映画の顛末」

「おバカ映画と国家対立」として

取り上げたことがあります。

 

しかるにですな。

この映画がまたまた

騒ぎを引き起こしている模様。

 

韓国の脱北者団体

自由北朝鮮運動連合

「ジ・インタビュー」のDVDを10万枚、

風船に結びつけて散布すると宣言したのです。

 

実施予定日は今月26日とか。

 

これにたいし北朝鮮は、

事前警告なしの風船掃滅作戦を実施すると宣言。

要するに自国の領土に入ってくる前の段階で

バシバシ撃ち落とすつもりのようです。

 

韓国軍が応戦した場合、

第二、第三の攻撃を行う用意もあるらしい。

 

風船が通過する地域の住民には

安全な場所に避難するよう勧告したそうです。

 

関連記事をご覧になりたい方はこちら。

 

ついでに韓国政府(統一部)の担当者は

「表現の自由のための行動が他の人の安全を脅かしてはならない」と

散布に反対の立場を表明。

地域住民の安全が明らかに脅かされる場合には

必要な措置を取るとも述べました。

 

ふたたび、関連記事をご覧になりたい方はこちら。

 

・・・とはいえ「ジ・インタビュー」、

相当なおバカ映画なんですよ。

 

なにせ「スーパーバッド 童貞ウォーズ」とか

「恋するポルノ・グラフィティ」などで知られる

セス・ローゲンさんの作品なんですから。

 

しかるに目下、朝鮮半島では

そういう映画を風船につけて飛ばすことで、隣国の政治体制を真剣にくつがえそうとする連中

そういう映画のつけられた風船を、死傷者が出ても真剣に撃ち落とそうとする連中

そういう映画を風船につけて飛ばすことを、真剣に憂慮する連中とが

三つどもえの対立を展開中。

 

笑うしかないようなシチュエーションのもとで

登場人物がみんな大真面目に振る舞うことこそ

喜劇を面白くするための鉄則ながら、

そのものずばりではありませんか。

 

というわけで、

イギリスの魔術師アレイスター・クロウリーの言葉をあらためて記しておきましょう。

この世は全て宇宙のジョーク!!

 

あとは某氏事務所の資金横領疑惑

同様の展開を見せないことを祈るばかりです。

 

ではでは♬(^_^)♬