4月13日の記事
「【黎夢諾】謎のウイルスEM22とは」に
フルートさんがこんなコメントを寄せてくれました。
4月11日に放送された
チャンネル桜「闘論! 倒論! 討論!」における
あるパネリストの発言について。
コメントから直接、引用しましょう。
1)「日本人は言葉の嘘って事を知っている民族」
2)「だから共産主義にもならなかった」
3)「このならないという所に、ある意味での潜在的な所のいわゆるそれ自体が、やはり一つの大きな見解であって、で、それは日本人が常に未だにそういう事を維持しているのは、ともあれ自民党がずっとですね、一度民主党になりましたけど二度の安倍政権の勝利ではっきりみんな判った」
私などは
「ある意味での潜在的な所のいわゆるそれ自体が、やはり一つの大きな見解」
なる表現に、
じつに哲学的というか、
往年の長嶋茂雄さんをすら越えるものを感じるのですが、それはともかく。
フルートさん、
安倍政権が2回選挙に勝っただけで
ここまでの壮大な結論を引き出すことの
論理的な危うさを指摘しています。
だいたい安倍政権の勝利は
二度ではなく三度。
2012年の衆院選、2013年の参院選、2014年の衆院選、全部勝っていますので。
というわけで、
日本人は言葉の嘘を知っているという主張の中に
すでに言葉の嘘、
ないし事実誤認が入り込んでいたりする。
たぶんこれが
「ある意味での潜在的な所のいわゆるそれ自体」
なのだろうと拝察するわけですが・・・
もっと面白くなるのはここから。
言葉の嘘を知っており、
ゆえに共産主義にもならず
安倍政権を二度(?)勝利させたはずの日本人が、
占領軍によるイデオロギー工作、
いわゆるWGIPについては、
70年経っても、その嘘を見事に見抜けずにいるらしいんですね。
私の記憶が正しければ
かの水島社長すら
ご自分がWGIPの影響を受けている可能性を認めていましたので。
これぞまさしく、
「ある意味での潜在的な所のいわゆるそれ自体」!!
かなり重度のパラドックスです。
とはいえ、絶望することはない!
ちゃんと治療薬が存在しますので。
とはいえ、
「ある意味での潜在的な所のいわゆるそれ自体」
素晴らしいフレーズだと思いませんか?
リズミカルで、意味ありげにして意味不明。
しびれます。
ではでは♬(^_^)♬
4 comments
マゼラン星人二代目 says:
4月 18, 2015
反共の守護者としての自民党、
長きにわたっていわば体制派でありつづけた自民党、
件の論者のいう「ある意味での潜在的な所のいわゆるそれ自体」の体現者としての自民党、
こういったものと連続性があるのは、政権与党としての自民党であって、野党としての自民党ではない、こういう認識が「二度の安倍政権の勝利」という発言の根底にあったのではないでしょうか。
フルート says:
4月 18, 2015
コメントを拾って頂いてありがとうございました!
(実は昨日の夜・・いろいろな記事を読み返していて、それで13日の記事へ私が書き込んで仕舞った自分のコメントも見たんですね・・そこで重大な失敗に気付いて急いで修正《補正?》のコメントを書いている内に12時を回って終って..ですが修正のコメントを投稿する前の段階でも既に意味を汲み取って下さっていて良かったです。。そして13日の記事の方へ一応書き込みました修正コメントなのですけど・・そこに出て来ます(I)の解釈法の後ろにある「を行う主体が、」という箇所・・ここを「と指摘される・或いはこの様な解釈を行う主体が、」と読んで下さると、、今度こそ大丈夫な筈です。ちゃんと意味通ります。。)
表現者も取り寄せて読んで見たいと思います!
カインズ says:
4月 18, 2015
「裸の王様」を思い出さずにはいられない話ですね。「王様は裸だ」と言ってくれる人がいないというのは、本人にとっても不幸だということがよく分かります(一時間目は佐藤さんにツッコミを入れられていましたが)。もっとも、この王様、裸になってもネクタイだけは着けているのでしょうけれど……
SATOKENJI says:
4月 18, 2015
「真の愛国者にしか見えないネクタイ」を売り込む連中が出てきたりして・・・