「新日本経済新聞」、私の記事が更新されました。

5/13の9:00前後からご覧になれると思います。

 

今回のテーマは「大阪都構想とフランス革命」。

 

昨日の記事「驚異の自民・共産共闘(右か左かの時代は終わった!)」でも書いたとおり、

大阪都構想をめぐっては

まさか! という感じの大同団結が生じています。

 

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(↑)赤旗政治記者さんのツイートより。自民党・民主党・共産党の幟が並んでいます。

 

むろん、この現象をたんなる付和雷同と見なして

全く理解できないと批判する向きもありますが、

こちらも無理からぬ話。

 

理解したくないこと

ないし、理解してしまったら都合が悪いことは

知性のレベルとは無関係に理解できないものであります。

 

さて。

 

大阪都構想の内容をめぐる論点、ないし争点については

藤井聡さんをはじめ、幾多の専門家がすでに所見を表明しています。

 

上述の理由により、これらについても

全く理解できない人々がおられるでしょうが、

今回のメルマガでは

都構想の内容というより、

かくも重大な事柄について、一発勝負の住民投票で決めようとすること

そのものにひそむ問題を取り上げました。

 

つまりですな、

かのフランス革命をはじめとする

近代の<革命>や<抜本的改革>が残した貴重な教訓は

やる必要のない一発勝負をしてはいけない

というもの。

 

考えてみれば当たり前の話。

どこの世界に、好きこのんでロシアン・ルーレットをやるヤツがいるか?!

 

マイケル・チミノ監督のベトナム戦争映画

「ディア・ハンター」にはそういう人物が出てきましたが

あれは戦場での体験によるトラウマで自滅願望にとりつかれたという設定ですからね、念のため。

 

しかるに今回の住民投票は

みごとに後戻りのできない一発勝負。

いかなるメリットが約束されていようと、この点だけですでに問題だと思うのです。

 

のみならず、

はたして大阪市民に

<自分たちが大阪市民でなくなるばかりか、後続の世代が大阪市民になる機会もなくす>決定をする

自由や権限があるのかという点も問われねばなりません。

 

・・・注目すべきことに

どちらの点も、エドマンド・バークが「フランス革命の省察」で論じているんですね。

 

 電子版もご用意しています。

 

4月7日の記事

「甘利発言とフランス革命」で私は

政府の歳出をカットすることでGDPを上げる方法があると信じる

甘利明・経済再生担当大臣

(別名:マイケル・フロマンの前でムーンウォークを披露している人)こそ、

フランス革命の精神の正しい継承者だと主張しましたが

都構想を推進する某市長も

まさにフランス革命の輝ける伝統を受け継いだと申せましょう。

 

だからこそ上の段落も

完全に三色旗ふうの色分けにしてみたのですが

とまれ、都構想とフランス革命には少なからぬつながりがあるのです。

 

「大阪都構想とフランス革命」、

ぜひご覧下さい。

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ではでは♬(^_^)♬